「いいかジョセフ、これは持論だが念の発が本人の相性と良いとしてもそれを上手く使いこなせるかはまた別だぞ。お前の能力はどう見てもサポート特化型だ、しかもその能力が一線級ときてる。一応聞くがお前、他に一緒に行動してる奴とかはいるのか?」
俺はナックルに単独行動が基本だと伝えた。
「お前が普段から単独行動で、その能力が不特定多数の奴らにバレた時、お前の能力を悪用しようとする奴がわんさか出てくるのは馬鹿でも分かる。」
なんか聞いたとこがある話だな。でも俺はジュース屋としてタピオカを売っていくからこれは仕方がないんだ。
「さっきは念能力について聞いちまったが言わなくて良い、すまなかった。だがその発は個人で使うより自分が信頼できる仲間に使った方がお前の能力は光ると思うぞ。」
この問題は薄々感じていた。俺の能力はどう考えてもサポートの方に寄っていて自分で戦うには不利になってしまう。
しかし、俺にだって切札ってのはあるんだぞ。まぁこれに関しては本当にヤバい時にしか使わないけど。
「だけどな!天才の俺様がお前の弱点を無くす良い方法を教えてやる。簡単な話だ、集団で囲まれても制圧出来るほどの強さをお前が手に入れれば良い。なぁ簡単だろ。」
え!?ナックルさんが俺に稽古をつけてくれるんですか?しかも無料で!え!?今ならセットでシュートも付いてくる?
「何言ってんだ、俺は教えれる程まだ出来ちゃいねーよ。お前とヤッてて気づいたがアレは我流じゃねーだろ、師匠とかいねーのか?」
「いるません。」
「どっちだよ。」
ーーーーー
ナックルと修行をしながら俺はある天才的な事を思い付きそれをナックルに見せびらかしていた。
纏をわざと荒くしオーラを身体から漏れるようにして一般人を装う術〜〜〜
「おいジョセフ?それになんの意味があるんだ?」
かー分かってないのかよ。念を使えないように見せれば誰も俺が念能力者だとは思わないだろう。
「逆転の発想だな。念能力を使える奴は纏をしている事がデフォルトだからそんな意味わかんねーことするのも逆に有りだな。」
俺は相手が念能力者だと分かるが、相手は俺が念能力者だと分からない。これは俺だけ後出しジャンケン出来るような感じで絶対強い。
そんな事を考えていると
「それはそーとお前の念能力も強化出来るならやっといた方が良いぞ、この数ヶ月殴り合いはしてきたが発の方はやってなかったからな。」
ナックルにそう言われはしたが、普段から水を飲む時はオーラを込めてから飲んでるからオマケの人形が出てくるよう毎日やってはいるんだよな。
「ジョセフは俺と同じ具現化系だからひたすら発を出して精度を上げてくしかねーと思うんだよな。」
具現化系?あーそう言う事か。俺のタピオカと人形で勘違いをさせてしまったな。ナックルに俺は変化系だと言うとこを教える。
「変化系?あーそうか。ジョセフお前変化系だったのか、それにしてはよくそんな複雑な念能力でメモリがパンクしねーな。」
「俺は天才だからな。」
「おーそうか…?」
ナックルはあまり納得をしていなかったが、俺が天才だと言うことに嫉妬し現実が受け入れられてないのだろう。
「そーいや言ってなかったけどな、9月の初めから動物の保護の関係でこの町を出るんだわ。特訓を一旦ここで終いだな。」
何!?ハンターの仕事なら仕方がない。この数ヶ月で自分の腕も無事回復して心身ともに元気になったのでまたやりたい事をやりに旅に出るのも有りだな。
「やる事がねーんなら観光がてらヨークシンにでも行ってみたらどうだ、こっから近いしちょうどオークションもやってるからなんか掘り出し物が見つかるかもしれねーぞ。」
ナックルの後押しもあり俺はヨークシンへと行くことに決めた。
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sideゴン 9月3日
ハンター試験を無事合格し色々あったゴン達は現在、幻影旅団の捜索とお金を稼ぐ為にヨークシンに来ていた。
「なんだろ、品物全部に変な紙がついてる?」
「ここは値札競売市だよ。白紙の値札に買い手が金額を記入していくんだ。」
レオリオの説明を聞いていると一際列が出来ている場所に目がいきそちらの方に行ってみた。
そこでゴン達が見たものは。
「今しかない!期間限定!ジョセフドリンク屋出張所!安いよ美味いよ。タピオカが飲めるのはここしか無い!つまり今こそ買うっきゃない!」
全力の営業をしているジョセフだった。
ハンター試験以来の再会にゴン、キルア、レオリオは嬉しがるより先にジョセフの全力の営業スマイルに笑いが止まらなかった。
俺以外の黒髪ドリンク大好き少年見んな!
お前しかいねーよ。