俺の作るジュースが美味しい   作:とうもろこしヘッド

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 歯が軋む飲み物


ネント✖️セントウ✖️ショクヨクト

 俺が念能力を開発してから1ヶ月程経ち念と心源流拳法の訓練が慣れ始めたとき、ビスケからある事を言われた。

 

 「ジョセフには圧倒的に足りないものが一つある。何か分かる?」

 

 「分かるません。」

 

 「そんな言葉存在しないわよ。」

 

 分かっている!俺がジュース屋さんをやるのに重要な事がメニューの多さ!今俺はメニューの開発に悩んでいる。そのことについてビスケもそろそろ憤りを感じてきたんだろ。でも聞いて欲しい、そもそも俺はぁ…

 

 「そう、実践経験が足りないんだわさ。」

 

 あ、そっちね、もちろん分かってたよ。実践経験が足りないんだね。今言おうと思ってた。本当だよ。

(本当は違う)ほんとだよ!

 

 「実践経験が詰めてお金も稼げる場所をアタシは一つ知っている。ジョセフにはそこにいって貰うよ。 場所は…

 

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

  でっけーなーこれが天空闘技場か

 

 ビスケから修行の名目で天空闘技場で鍛えてこいと言われたので、天空闘技場での受付を済ませ現在は施設の中に入り、自分の番号が呼ばれるの待っていた。

 

 ビスケから言われた事は念での戦闘の禁止、戦う相手が念を使用してきたらこちらも念を使っても良いとのこと。

 

 さっそく自分の番号が呼ばれリングに上がると相手は俺が子どもと分かると明らかに舐め切った態度を取り始め、周りの観客も「ラッキーだな!」、「これで一勝は貰ったようなもんじゃねえか!」、と相手の勝ちか決定しているかのような口振りだった。

 

 「坊主、戦闘ごっこがしたいなら帰ってママのおっぱいでも吸ってな。俺に挑むのは後10年くらい足りねーよ。」

 

 「よろしくお願いします。」

 

 「なんだよ、つまんねーな。まぁ大人の厳しさってのを教えてやるか。おい坊主一発撃たせてやるこいよ。」

 

 「では、お言葉に甘えて、パンチで。」

 

 審判からの開始の合図が始まると俺は相手に向かって歩いて行き腹にパンチを打ち込みすぐに距離を取るため後退した。

 

 「軽いねーやっぱり年相応のパンチじゃねえか、いい夢見れたかーじゃあ今度はこっちから。」

 

 男は何も考えず突っ込んできて右の大振りで殴りかかってきたのでそれを避けガラ空きの顔面にパンチを打ち込むと地面に倒れて気絶をした。

 

 俺の勝利に周囲は大いに歓声を上げ審判から50階へ行ける紙を貰った。

 

 リングを出た俺は初めて人と殴りあった緊張で頭がポカポカしていた。…ふぅー相手の動きもちゃんと見えた。自分でも初めてにしては良く出来たと思う。しかし相手の男は多分素人だ、上に上がっていくほど強い奴がいっぱい出てくるので油断せず行こう。

 

 一安心したから今度は飯だーーー!。 天空闘技場はサービス用の各種施設が多く、天空闘技場でしか食べれない「闘技場メシ」が密かに楽しみであった俺は売店が並んでいる階層に向かった。

 

 天空闘技場に来てパンフレットを見た時に最初から食べたいと思っていた唐揚げ丼(天空闘技場盛)と言う「天高く空までの高さ!」がキャッチコピーの唐揚げ丼を購入した。

 

 唐揚げ丼の袋を待ちどこで食べようか迷っていると俺はある一店舗の店に足を止めた。

 

 「ドリンク屋」

 

 ほぉー俺の先輩か、将来ジュース屋を始めるのに良い判断材料だ、お手並み拝見と行こう。

 

 お店の店員は20歳かそこらの若者、接客態度は◯、声のボリュームも大きすぎず、小さすぎない◯、メニューの多さは10種類、くそ!俺より多い◯!俺はベーシックにコーラを頼み店員が渡してきた飲み物を「凝」で観察する。

 

 オーラが込められていない、!?「隠」か!?俺が視認出来ないレベルの「隠」、この隠された念にどんな味がつくのか想像が出来ない…負けた、何もかも、やはりジュース屋の先駆者は凄い!俺はドリンク界隈のパイオニアに感動だけでなく恐れを感じ自分はまだまだだと反省した。…ちなみに結果は、「合格」(思考がどこぞのピエロに似てしまったのは言わないお約束)

 

 

 ビスケから念と心源流拳法を教わっているジョセフはこの1ヶ月程で念の四大行だけでなく、荒削りではあるが応用技まで使用できるまでに上り詰めた。しかしビスケとジョセフとの念の理解の齟齬により念を使える者と使えない者の判断が分からず、指導者側のビスケも念を使用できる者の差について教えていなかった。

 

 オーラとは視認できるもの。もちろんジョセフにも相手のオーラが垂れ流しになっているのと体の周りにオーラをとどめている者がいるのは見えている。しかしそれが念を使用できるかの区別できる点であることが分かっていない。

 

 念を使ってくる事が分からないことから戦闘をする際、警戒するのは相手を攻撃した時に発生するカウンター型の「発」、その事が頭にあったことから、先程天空闘技場で相手に攻撃権を貰った際に無駄に勘繰ってしまい軽い手拳で攻撃した点に繋がる。

 

 しかし念の使用が「分かる」と「分からない」の差は非常に大事なことだが、ジョセフに関してはその事がデメリットに繋がるかは定かではない。理由はバカだから…

 

 

 さっそく俺は唐揚げ丼とコーラを持ちどこで食べるか探していたところメガネをかけた服装がだらしない男に声をかけられた。

 

 「ちょっと君、少し良いですか?先程の念を使っていたのは何故なのかな?」

 

 「唐揚げが冷めちゃうでしょうが!」

 

「いきなりすみません、私はウイングと言います。食べながらでも良いので話を聞いてくれるかな?」

 

 「コーラが温くなるでしょうが!」

 

 お腹がすいたら人の話をあまり聞かないジョセフ、ジョセフの運命はいかに。

 




 まだジョセフが食べてないでしょうがー!
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