うまい!溢れる肉汁、スパイスが効いている。そしてなによりこの量!唐揚げが約20センチくらいまで積み上げられている。まるで1人では食い切れないでしょ?と煽られてるかのようなボリューム今まで食べてきたどの肉よりも手強い。
付属であるマヨネーズを使うことにより唐揚げとマヨの最強タッグの完成である。みんなやってみてね…はいここの文章テストに出ますよ、覚えておきましょう。(もちろん出ない)
肉の脂をコーラの爽快感で洗い流し何度でもこのコンボを繰り返すことにより俺の満腹中枢は限界まで登りきった。…いかん眠くなってきたな。
横にいる知らないメガネのお兄さんには申し訳無いが話が全く入ってこない。頑張って首を横に降ったりして我慢しているが厳しい。
最初の方は会話していたが途中から話を聞かず適当に相槌を打っているとメガネのお兄さんは「分かりました。ではよろしくお願いします。」と言って帰っていってしまった。
なんの話してたっけ?
うーん………ジョセフは寝てしまった。
「すみませーん!起きてください!」
俺が寝てたところ天空闘技場の職員の人が起こしてくれた。どうやら今日の営業は終了したらしく、職員が清掃していた際に俺が寝ているのを発見し声をかけてくれたらしい。
なんでここにいるか覚えていなく、横を見ると空の食べ物と飲み物のゴミが置いてあり、寝る前まで食事をしていたことを思い出した。
やばい!コーラがどんな味だったか覚えていない。唐揚げの味しか思い出せない。恐るべし唐揚げ丼…まぁまた飲み物は買えばいいや、帰ろ。
ウイングとの会話をまったく覚えていないジョセフ。
翌日、50階層でのバトルに難なく勝利し60階への切符を掴んだ俺は次の60階の挑戦も今日やろうと思い、エレベーターへ向かった。
エレベーターに向かっている途中、俺の前に(見たことある気がする)メガネをかけた服装がだらしない男と道着を着た俺と同い年くらいの男の子がこちらを指差し歩いてきた。
「ジョセフ君、昨日話をした弟子のズシです。よろしくお願いします。」
「自分ズシといいます!ジョセフさん、同じ心源琉として対戦お願いするっす!」
………え?何ごと?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
訳も分からないままズシと言う同い年くらいの子と勝負する事になった俺は2人の圧に負けてやらざるを得なくなった。
話しの流れ的に向こうは俺の事を知っていて、
あんたはどこの誰?と言えない状況である。
お互いに向かい合い構えをとるが同じ心源流として構えは似ている。隙がなく攻め込み辛い。
ズシが動かないので俺の方から近づくと正拳突きをしてきたので両腕でガードをした。初撃を受け止めその後何度かの攻防を繰り返す中、ズシが俺の足を払い転ばせ、そこに全力の踵落としをしてきた。
足払いには少し動揺したものの手をクロスさせ攻撃に備える。(またガードだな、…ッ!?コイツ!)
念を使わない攻防の中でジョセフが相手から感じとった僅かな念(オーラ)を纏った攻撃を見逃さなかった。
(あぶね!オーラ込めてなきゃ腕いってたぞ!)腕にオーラを込め相手の攻撃を防御し、体勢が悪い中すぐさまオーラを込めた足で相手の腹を蹴ろうとした、
「そこまで!!!」
ウイングの静止の声に2人の動きが止まる。
「ジョセフ君、こちらに来なさい。」
指示に従い話を聞きに行こうと近くに寄る。
「分かってると思いますが念による攻撃の防御は念での纏のみ。ズシはまだ念が使えないので念を使った攻撃は危険なので辞めなさい。」
なんか怒られたんですけど。ズシ一瞬念使ってたでしょ。最初は気付かなかったけど最後の攻撃だけ足にオーラ纏ってたじゃん。そもそもそんな話し聞いてないし。そんな事を思っていると「昨日話したじゃないですか。」と言うのが聞こえた。
昨日話した?………あ、何かそんな話した気がする。念のことや俺が天空闘技場にいる理由など後半は寝ぼけててあんまり思い出せないけど、確かに話をしたのは思い出した。完全に俺のせいじゃん。
多分その時にズシとの対戦を俺が了承したんだと思う。何やってんだ過去の俺、
「ジョセフ君の動きは良いですがまだ硬いです。心源流を習ってまだ一年も経っていないでしょう。もし弱点が見つかればその弱点を活かす柔らかい思考を持ちましょう。」
今日の稽古は終了し良い修行相手と師範に巡り会えたなと思い、泊まっているホテルに歩きながら最後にウイングさんが言っていた事を思いだし…ッ!!!
この時ジョセフの脳内に戦慄が走った!
ホテルに帰りジョセフが1番最初に行った事は靴を脱ぐでもなく、帰ってきて手洗いうがいをすることでもない。コップに水を入れてオーラを込める。この何十回、何百回と繰り返してきた行為に少しの緊張が混じる。
オーラを込めて味を確かめるため口に運ぶ。それに舌が触れた際、ジョセフは微かに笑った。この微笑は味が良かったから笑ったわけではなく自分が記憶の端っこに追いやった物を再現出来た故の笑みだった。
味を例えるならば少し味が薄い塩の入った水、とてもこのままでは飲めた物ではない。ここに更にオーラを込め自分が考える味を想像しオーラを注ぎ終わり味見をする。
出来た…
この飲み物はジョセフが頭の片隅で封印していた味の水を思い出したことにより再現可能となった。甘い水の他にも、まずい水や塩辛い水などジュース屋を営むには似つかわしくない水はもう作らないとジョセフは考えていたところ、ウイングから聞かされた「弱点を活かす」この発言により普段使わない味の水から想像された新たな水(ジュース)
塩っけがある中で確かにある甘み、
塩気と甘味のハイブリッド、俺がもしスポーツをやってたらスポドリや水じゃなくてこっちを飲んでいた
敬意を込めて名前を頂戴しよう。
世界のkitchenから
〜ソルティライチ〜
約1ヶ月振りの新商品の出来上がりである!
レオリオ「ふざけんな!俺は今までゴールド免許だったんだ!事故っただけで青になっちまった!ホントにゴールドだったんだぞ!マジだぞ、マジ!」
ジョセフ「リアルゴールドだったんだね」
新商品「「リアルゴールドみんな買ってな!」」