俺の作るジュースが美味しい   作:とうもろこしヘッド

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 ジョセフは天才と言うにはあまりにも馬鹿すぎた。馬鹿で神経が図太く稚拙で、そして大雑把すぎた。


タイトル✖️カンガエルノ✖️メンドイ

 現在俺はハンター試験を受けるべく試験会場の

リスボン市と言うところへと向かっていた。毎年、試験会場は変わるらしく会場の場所も大雑把でしか教えてくれない。やさしくねーな!

 

 ビスケから少し話は聞いているが試験会場まで辿り着くのも一つの試験らしい。案内人を見つけなければ会場に着くのは難しく、まずはリスボン市に着いたら案内人を探すことから始めなければならない。

 

 えぇー現在時刻はだいたい10時くらい、リスボン市に着きましたが絶賛迷子です。リスボン市に着いて最初の方は観光も兼ねて名物の海鮮料理やお菓子のエッグタルトなんかも食べて楽しかったです。

 

 あ、そういえばエッグタルトを食べるときに無性に苦いものが飲みたくなり水からコーヒーを作る事が出来たのでここで報告します。ジョセフコーヒー(もちろん微糖)、ブラックは苦くて飲めません。

 

 エッグタルトの外がサクっと中はとろっとしていて卵の濃厚さに控えめな甘さがあり、そこにジョセフコーヒーを飲むことにより甘さ、少しの苦みが混ざり合い、デュエットを奏でているような味わいだった。

 

 この美味しさを誰かに伝えたい、ビスケ、聞こえますか?俺から貴方へのデュエットです。…もちろん聞こえない

 

 そんな茶番をやっているとカラフルな街並みから簡素な風景に変わり始め、流石に焦りだした俺は取り敢えず元いた場所に引き返そうと踵を返したところ変な仮面を被った集団に囲まれた。先頭には仮面を被っていない婆さんが立っていた。

 

 「ハラハラ…ハラハラ2択クイ〜〜〜ズ!」

 

「あ、そう言うの間に合ってるんで、失礼します。」

 

 ジョセフは分かっていた、観光地で観光客から無理やり金を搾り取ろうと色々な物を押し売りされる状況を、現にジョセフの腕にはミサンガが付いており、

このミサンガも道端で急に男がはめてきて、その後にお金を請求され払ってしまったものである。

 

 今回のこの状況も無理やり問題に答えさせ、楽しませた後に、お金を請求してくるに違いないと判断したジョセフは先程の教訓を生かし、相手にしないという決断をとった。

 

 「待ちな!!」

 

 婆さんの話を聞くと、押し売りとかでは無くハンターの試験官のような者だと説明された。先に言ってよー騙されてるのかと思った。

 

 「あんた、ベレンの塔を目指してるんだろ。あそこに行くにはこの町を通らなきゃ行けないよ。うん?聞いてるのかい?」

 

 「あーyeah!」

 

 迷子のところにたまたま試験官が来てくれて目的地を教えてくれたのは秘密にして婆さんのクイズに答えることにした。

 

 クイズには5秒間で答えること、選択式で①か②で答えること、間違えたら即失格とのこと。

 

 「では問題です。… 「じゃじゃん!!!」 あんた、ちょっと黙りな。」

 

「あんたの父親と母親が殺されそうになっていて1人しか助けられない、①父親②母親、どっちを助ける。」

 

 「どっちもだ、どっちも助ける。最大限やってみて無理なら仕方ない。でも出来るだけの事はやるよ、俺が死んでも。」

 

 「…通りな。」 (即答か、青臭い考えだね。でも私は好きだよ。それでもハンターの思考でないね、抱え込みすぎだ。)

 

 婆さんの許可が降りて道を開けて貰えたのでそちらの方へ進んだ。少し歩いていると道脇から柄の悪い男達が出てきて危害を加えてきた。

 

 治安が悪いと思いつつ、男たちをのして進み続けていると後ろから聞き覚えのある声が聞こえた。

 

 「待ちな坊主、これ以上そいつらを倒しちまうと後から来る奴らの対処ができなくなるからやめな。」

 

 振り向くと先程クイズを出してきた婆さんがいた。話を聞くとこの先は行き止まりらしく進み続けても意味がないらしい。じゃあなんでこっちに案内したんだ。婆さんに質問すると全ての事を教えてくれた。

 

 結論から言うと俺は今年のハンター試験は失格扱いだと聞かされた。何故失格なのかは教えてくれなかったが、通された道はハズレのルートで盗賊の縄張りになっていて、生半可な実力で挑むと痛い目を見ていた。

 

 俺が盗賊を倒しまくるので次の失格の者がきた時に、対処する要員がいなくなるので見かねて声をかけたらしい。

 

 「口だけかと思ったが実力もあるんだね。来年頑張りな、私の姉も試験官をやってるから何処かで会えるかもしれないね。」

 

 悲しきかな今年のハンター試験は失格になりトボトボと帰りの港へと帰っていると、

 

 「おや、随分と早く再開できたねジョセフ♦︎もしかして君もハンター試験を受けにきたのかい❤︎?」

 

 船から変態ピエロが降りてきたが、試験に落ちた悲しみで逃げる元気がなかった。

 

 「あれだな、ゴキブリみたいだな。」

 

 よく分かっていない表情をしていたので「どこにでもいるな」と言う事を説明すると

 

「蜚蠊か、僕は蜚蠊じゃなくて蜘蛛なんだけどね❤︎」

 

 何言ってんだこいつ?自分のこと蜘蛛とか言って、あーあれか蜘蛛がカッコいいと思っちゃってる系か、…確かに少しカッコいいが駄目だ。

 

 「一緒に(試験)受けに行こうよ♠︎君がいると退屈しなさそうだ♦︎。」

 

もう落ちたよ!

  




ゴン「最近口が臭いからフリスクを食べて対策してるんだ!」

???「これ、ゴン・フリスクですね。」
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