CSI:クラナガン   作:アイバユウ

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新暦76年4月1日午前11:05

 

午前11:05 中央パトロール本部庁舎 10階捜査長官執務室

 

「現在のところは機動六課組の捜査部への受け入れは順調に進行中です」

 

「シエルには面倒な話だけど、これは必要な事だから従ってもらうしかない事も理解しているはず」

 

執務室にはユウ・ミズノ捜査長官と捜査長官首席補佐官のエテルナ・ジンガーがいた

エテルナは捜査部に預けられた機動六課組の状況報告を行っていた

さらに執務室にはもう1人の男性がいた

安全保障問題補佐官をしているイーサ・フィヨルもいて情報共有を行っていた

機動六課組の割り当てに伴う捜査部と他部署との組織関係の影響について議論していた

 

「長官。問題は捜査部と他の部署との連携がスムーズにいくかどうかです」

 

「イーサ。そんなことは時間が解決するかもしれないし難しいかもしれない」

 

長期的な視点で確認するしかないよとユウ・ミズノ捜査長官は発言した

確かに彼の言うとおりだ。信頼関係を構築するには膨大な時間と連携プレーが必要になる

数をこなせばいやでも連携することは増えるのだから信頼関係も構築できるはずだ

今すぐに結論が出ることではないので時間がかかることは仕方がない

 

「本当に彼らへの対応は大変だね」

 

「問題は機動六課組を狙った攻撃です。捜査部がすべてカバーするのは難しいかと」

 

エテルナの言葉はこの場にいた誰もが理解していた

だがどうすることもできないことはわかっている。護衛を出すことをできない

そもそも教導官役の捜査官が護衛を担当しているためである

下手に護衛を査察部から出すと捜査部捜査官による捜査活動に影響がでるかもしれない

それはそれで大問題である

 

「結局のところは現場に任せるしかないようだね」

 

『ピーピーピー』

 

港湾パトロール本部長であるリヴィナ・トラヴィックから通信が入ってきた

 

「リヴィナ。なにか問題が起きたのかな?」

 

『クラナガン市内に対する深刻な脅威になりえる事案を確認しました』

 

具体的な情報は暗号回線を使ってそちらの情報端末に送信しますと言うと彼の情報端末に送られてきた

内容は沖合500km地点で潜水艦を確認したとのことだ。

それもこちらが把握していない潜水艦であると。

それも魔力精製炉搭載型潜水艦ではないとのことだ。

魔力精製炉を搭載しているとある程度識別が可能だ。

そうでないなら敵対勢力の潜水艦である

 

「これは大きな脅威だね。港湾パトロールはどう動くつもりかな?」

 

『現場海域付近にいるラーズグリーズ級航空母艦1番艦がいるのでそれで対応をお勧めします』

 

ラーズグリーズ級航空母艦は [ 艦船形式:ジェラルド・R・フォード級航空母艦 ]と同型艦である

空母の周りには駆逐艦や潜水艦などがいて、空母打撃群で構成されている

 

「大統領にその情報は伝わっているのかな?」

 

『同時通信で送っています』

 

そこにアンナ・ランシング連邦大統領から通信が入ってきた。

 

『ユウ・ミズノ捜査長官。こちらでも状況を把握している。至急調査のために動くように命令を出します』

 

「自衛権の行使は容認すると?」

 

『ぎりぎりまで守ってくれると助かるわ』

 

つまりぎりぎりのところまでは先制攻撃はしてはならないとのことだ

それはそれで面倒なことになっているのだが、専守防衛が基本原則なので仕方がない

分かりましたというと大統領との通信は終了した

 

「リヴィナ。あらゆる手段を使って船籍の確認を。連邦軍のものでないならどこの潜水艦なのか」

 

了解ですというとリヴィナは通信を終えた

これで大きな脅威が現れた。それも首都クラナガンからわずか沖合500km地点だ

潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)や巡航ミサイルを装備していたらとんでもないことになる

敵が攻撃する前に撃沈しなければならない。その前に船籍を確認しなければならない

連邦海軍の潜水艦出ないなら国内の敵対勢力が運用している潜水艦かもしれない

 

「早く割り出さないと危険だね」

 

 

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クラナガン市中央区中央部セントラル地区2番街 ホワイトハウス(ミッドチルダ連邦大統領府)

 

大統領執務室では聖王教会に関係する問題と船籍不明潜水艦への対応方法を協議していた

 

「大統領。港湾パトロールに攻撃準備命令を出すべきです」

 

国家安全保障問題担当大統領補佐官のマディソン・ビュローが攻撃準備をするべきだと進言していた。

 

「それは危険すぎる。次元世界連合の大原則に反するはず」

 

大統領首席補佐官であるクレイ・ファイエットは国際問題に発展すると

次元世界連合の大原則として自衛権の行使は明らかに攻撃を受けた時の自衛のみと限定されている

つまり簡単にこちらからいきなり攻撃することは極めて危険であることを示している

 

「相手が何をするために現れたのかわかれば、こちらも簡単に対応できるのに」

 

ランシング大統領は対応方法を考えていた。

今後のことを考えると大統領して国際政治という名の細い橋を慎重に通ることになる

それが一番難しいのだ

 

「今はクラナガン捜査局に期待をしましょう。管轄区域は彼らの領域だから」

 

大統領の発言に補佐官の2人も同意した

ミッドチルダ連邦の首都であるクラナガン市の防衛を担っているのはクラナガン捜査局だ

さらに近隣州の防衛も担当している。首都圏防衛の最前線で戦っている

 

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南区北部 クラナガンハイウェイ10号線(南北線) 南行き

 

ラジェット達は交通事故の対応に追われていた。今のところは順調に片付け作業が進んでいる

しかし問題なのは、路上に大量の事故車両の破片があることだ

それらをすべて証拠として採取して掃除をしなければ第2第3の事故が発生するかもしれない

それだけは避けなければいけないのだから仕方がない

ラジェットははやてとリィンにはハイウェイ上に落ちている破片をすべて回収するように指示を出していた

箒で掃除をしながら現場写真の撮影を行っていた

 

「本当に多いな」

 

ラジェットが途中経過の状況を見に来ていた

 

「はやて。現場写真は大量に撮影しておけ」

 

「無駄になるだけやないんか?」

 

「資料になりそうなものは多い方がよい。証拠が多く存在すれば事件捜査は早く進むからな」

 

数多くの事件捜査は証拠が大量にあればあるほど、犯人を突き止めるための重要な証拠になる

その他にも現場を再現するときにどこにどんな部品が落ちていたかなどの位置情報を記録することで、

より詳細な現場再現を行うことができるのだから

 

「それにしても死人が出るとはな」

 

大型車でサンドイッチにされたセダン車両の車はほとんど原形をとどめていない

まさに両方から押しつぶされているという状況にあることは間違いない

 

『中央本部からSA11。交通事故現場の全止めはできるだけ短時間で対応してください』

 

予定ではまだ30分近くあるはずだが、ハイウェイの混雑が激しいのだろう

だからこそ早急に通行止めを解除して、通行を再開させることを望んでいることは間違いない

 

「できるだけ急ぐがまだ現場の清掃作業が終わっていない。もう少し待ってくれ」

 

『了解。ですができるだけ早急に通行止め解除を求めます』

 

そんなことは言われなくてもわかっている。

交通渋滞が伸びていることは交通情報で把握しているからだ

もしこのまま渋滞が伸び続けるとハイウェイだけでなく、一般道路にも影響がでてくる

その前に通行止め解除をしなければならない

 

「できるだけ早く解除の方向で動けるように対応する」

 

そういうとラジェットは無線通信を終えた。そこに現場鑑識チームの隊員が来た

 

「5車線のうち2車線の作業は完了です」

 

つまりある程度は通行止め解除ができるという事だ

 

「SA11から中央本部全止めを解除して2車線での通行を開始させる」

 

『迅速の対応に感謝する。速やかにその作業に入るように』

 

ラジェットは交通事故現場にいる多くのパトロール捜査官と刑事たちに一部車線の通行止め解除を通告

2車線の車線開放を命令した。これで少しは渋滞が緩和されるだろう。

ただし全車線開放のために動く作業は継続して行わなければならないが

 

「これで少しは渋滞が緩和されると良いんだがな」

 

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南区北部ハーディー地区5番街5丁目10番地 地区パトロール事務所

 

「それにしても面倒なことになったわね。時空管理局関係となると連携しないといけないし」

 

フィリーは今後の捜査方針を検証していた。

地区パトロール事務所ではこの周辺にある監視カメラの映像で犯人の足取りがつかめないか

慎重に捜査方針を検証していた。些細なミスでも大きな冤罪につながる

あらゆる角度から証拠を検証することが求められてくる

 

「今ごろ貸金庫に入っていた物は破壊されているわね」

 

仮に時空管理局内の汚職関係の情報が記録された記録媒体であれば確実に破壊されている

証拠が明らかになったら困る人物や企業は山ほど存在する

そこにある経済ニュースが飛び込んできた

 

『クラナガン証券取引所でワンワールドグループ企業が証券化した様々な債券に売りが先行しています』

 

『大量の売りが出された債券の多くはワンワールドグループ企業が販売していた債券です』

 

「リストラされた時空管理局員は最悪ね。地獄の一丁目まで転落しているのだから」

 

退役時空管理局員の多くは年金をワンワールドグループ企業に運用を依頼しているケースが多かった

しかしグループ企業が破綻して受け取れる年金は大幅に減額される結末を迎えた

今さらどうにもなるようなことではないが。まさに悲劇である。

今回盗まれたものも、運用上での不正行為が保存されたデータが詰まっていたら、

何が何でも、どんな手段を使ってでも破壊するために動くだろう。

 

『一部の投資家では空売りを仕掛けて大金を稼いでいた投資家もいれば多額の損失を出した投資家もいました』

 

投資というのはいつも戦いである。大金を手にする者もいれば大損する人間も存在する

弱肉強食。生存競争は極めて厳しい場所なのだ。これは犯罪も同じである

 

「それにしても時空管理局関係の内部犯罪の証拠なら見ておきたかったわね」

 

時空管理局内の不正に関する情報は知っておきたい

多くの人間がかかわっていることがあるからだ。

ネタ次第では大掛かりの事案に拡大することになるかもしれない

そうなれば派手な捜査体制になることは間違いない

 

「フィリーさん。どうして捜査官になろうと思ったのですか?」

 

なのはからの質問にフィリーは私は捜査部の中でも少し変わった経歴だから特殊な立場なのよと答えた

フィリーはもともとは港湾パトロール海兵隊に入隊して、軍人として訓練を受けていた

中央パトロールとはほとんど接点はなかった。

港湾パトロール海兵隊にいたころは様々な作戦に関与して勲章も数多く受勲していた

しかし新暦72年に港湾パトロール海兵隊を予備役になり中央パトロール本部事務部に異動

事務部の中でも犯罪被害者救済担当課に在籍してこちらでも数多くの犯罪被害者の救済を担当

74年に捜査部に異動した。もともと軍人として鍛えられていたので捜査官での仕事は最初は不慣れだったが

慣れてくると数多くの実績を積み上げてきて優秀な捜査官として表彰もされている

 

「私は軍人として海兵隊にいたけど、ちょっと思うところがあって中央本部に異動したのよ」

 

「思うところですか?」

 

なのははどういうことがあったのですかと質問したがフィリーは答えることはなかった

 

「生きているといろいろと悩み事ができるってことよ。それだけの話だから」

 

楽しい話ではないからこの話はここまでよというと次の話をし始めた

問題はこれからだ。ワンワールドグループ企業の破綻で影響を受けている人物や企業は膨大な数だ

それらについても連邦捜査組織はもちろんだが、クラナガン捜査局も捜査に関与しなければいけない

 

「時空管理局関係とワンワールドグループ企業関係のトラブルが多すぎるわね」

 

そんなことは多くの法執行機関に属する者ならわかっている

あまりの件数の多さに対応が後手に回っている

できれば素早い対応をしたいが現実は難しいのだ

 

「嫌な予感がするわね。かなり収まりが悪い話になりそう」

 

「どういうことですか?」

 

「ワンワールドグループ企業関係でトラブルを抱えている人物はかなりのものよ」

 

そんな彼らは必死に金を集めようとする。そのためには犯罪組織から資金を借りたりするだろう

例えばマフィアや闇金融から。当然利息は高い。それでも金を集めて何とかしようとするはず

もっとも、どうにもならないことになることは間違いないが

マフィアや闇金融業者は貸した金を取り戻すためにどこまでも追いかけ続けるだろう

最後には命を代償にしてでも金を用意させるつもりでいるはず

 

「これから死体が大量に発見されるかもしれないわね」

 

事件を担当する捜査官にとっては嫌な話だ。

マフィアたちは関係するであろう証拠品を徹底的に処理するはず

そうなれば捜査をしても裁判まで立件することができるかどうかはかなり難しい

組織犯罪というのは難しいことだらけなのだから

 

「組織犯罪を担当するのは嫌な事案よね。まだ殺しのほうが良いわ」

 

組織犯罪関係の捜査は証拠が次々と消されていくから、ゴールにたどり着くことができればいいが

現実はそれほど甘いことはないのが現実である

 

「珍しい人物がくるわね」

 

地区パトロール事務所にある男性が訪ねてきた

その男性は本来なら法執行機関とは敵対関係にあるマフィアの関係者だ

 

「ずいぶんと珍しいわね。あなたが護衛と一緒にくるとは」

 

訪ねてきたのは南区を縄張りとしているグレモリーというマフィアのボスのユン・ブラウンだ

 

「こっちも来たくはなかったが。そっちがしぶとくいるからさっさと退散してほしくてな」

 

つまり何か良いものをくれるかもしれないという事である。

彼らにとってはずっと刑事が張り付いていると行動がとりにくくて迷惑だと思っているのだ

犯罪組織にも組織活動をするには金が要る。

そのお金を稼ぐためには邪魔な人間が多いのは好ましいとは言えないと言ったところだろう

 

「手土産があるという事かしら。言っておくけど嘘の情報を流しらどうなるかはわかっているわよね」

 

「もちろんだ。こちらもそっちのボスを怒らせるととんでもないことになることはよく知っている」

 

シエル首席は国内に拠点を持つあらゆる犯罪組織にとって極めて危険な存在であると認識されているのだ

彼女を怒らせたら組織がつぶれることになる。それは過去に何度も起きているからこそである

 

「こいつが最近機動六課組を暗殺したい奴を雇おうとしていた。名前はデクス・マークレ」

 

ユン・ブラウンは写真を渡すとあとはそっちで調べてくれと言って事務所を出て行った

 

「犯罪者からの情報は役に立つのですか?」

 

なのはの質問にフィリーは

 

「普通はだめだけど。市内に拠点を持つマフィアやギャングはシエル首席の恐ろしさをよく知っているのよ」

 

ある程度の信用はあるはず。手がかりとしてはもしかしたら良い方向に進むとっかかりになるはずよと

 

「まずはこの人物について徹底的に調べましょう」

 

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クラナガン自然保護区 中央部 クラナガン自然保護分署ラボ棟 2階マルチメディアラボ

 

エルガは通信傍受の令状を請求していた

その他にこの自然保護区に出入りした人間についても調べていた

ヴィータにも出入りした人間の中に犯罪組織の関係者がいないかリストをチェックさせていた

 

「ヴィータ。どんな感じだ?」

 

「今のところは該当者はいない。本当にいるのか?」

 

自殺以外なら必ず怪しい人物がいるはず。その怪しい人物は犯罪組織と関係があるかもしれない

それらを検索条件として照合作業を進めていた

 

「可能性が0ではない限りは調べる。どれほど低い可能性であってもだ」

 

それが捜査というものだとエルガはヴィータに伝えた

確かにその通りである。可能性が少しでもあるなら調べるのは当然のことである

今は1つ1つ確認していく必要がある

 

「地道な作業なんだな」

 

「こういうのは機械に任せるわけにはいかない。自分の目でしっかりと確認する必要があるからな」

 

何でも機械任せにしているとミスをすることもあるのだから

だからこそ自分の目でしっかりと確認することが求められてくる

 

「こういう作業も捜査の一環だ。見逃しはするなよ」

 

「わかっている」

 

地道に一つずつ確認していく。口で言うのは簡単だが膨大な件数があるので楽な作業ではない

1件ずつ自らの目で判断するしかないのだから

 

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東区中央部イーストセントラルサウスウエスト地区7番街3丁目4番地201号室

 

アルシオーネはキャリス・ゴールドの自宅に到着していた

自宅近くのゴミ箱から彼女の遺体が発見されたこともあり検死官が来ていた

家の中は現場鑑識チームが鑑識作業を行っていた

 

「酷いわね」

 

アルシオーネは被害者の自宅に機動六課組に攻撃する際の手掛かりがないか確認をしていた

しかし室内はかなり荒らされていた。鑑識チームも苦労していた

 

「ここまで荒らすなんて何かを探していたのかもしれないわね」

 

「同感だな。問題はこれが偽装なのかそれとも我々への挑戦なのかだな。そうだろ?」

 

アルシオーネがそういったときに後ろから声をかけられた

 

「チャンプ。元気そうね。今は暇なの?」

 

声をかけてきたのは査察部外事調査課のチャンプ・ハンリ―査察官。彼は潜入捜査官である。

敵の勢力に潜入しているはずの彼がここにいる時点で危険な予感だ

 

「ちょっと情報を持ってきた。キャリス・ゴールドを殺したのは魔法至上主義組織の連中だ」

 

「彼らも追い詰められているから当然ね。機動六課の連中に秘密が暴露されたら自殺行為だから」

 

「警戒はしておくことだな。俺も少し潜ってみる」

 

そういうと彼はこの場を去っていった

潜入捜査官がこんなに人が多くいるところに長時間いるわけにはいかないのは当然である

だが彼からの手掛かりは極めて重要である。退役時空管理局員たちで構成されている魔法至上主義組織

今は反政府活動に力を入れている。何が何でも不正をしてでもかつての権力を取り戻そうとしているのだ

権力という名の甘い汁を一度でも舐めると忘れられないのだ。

麻薬と同じで。一度使うともうだめだ。甘い汁を吸えなくなると何が何でも取り戻そうとするだろう

 

「楽しそうになりそうね」

 

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中央パトロール本部庁舎 8階捜査部2係オフィススペース

 

ダイナは冤罪事件に関与したとされる関係者の金融情報を確認していた

その結果、1人の時空管理局員についての情報を確認するとある銀行口座に不審な入金が確認された

裁判が終わった後に500万ミッドの入金があった。入金者は不明になっていた

ワンワールドバンクから送金されていたが送金者がだれかについてはわからない

当時はワンワールドバンクが不正なお金の流れの仲介をしていることはよくあることだった

もちろん手数料は取られるが。それでも金の入金はできた

 

「不正な金の流れか。追いかけるのは難しいが何とかチャレンジしてみるか」

 

もう何年も前の金の流れ。

それもワンワールドグループ企業関係となると、追いかけるのはかなり難しい

それでもチャレンジすることをしなければ冤罪事案は解決することはない

 

「誰が振り込んだのか絞り込めるか?」

 

銀行の記録を調べていくとある人物が関与していることが分かった

名前はホレイスト・ギーラン。2年前に交通事故で死亡していた。

捜査を担当したのは時空管理局だ。その記録を確認するが機密扱いになっていた

開示させるのは簡単な事ではないが、それをするしか事件解決につながる道はない

 

「時空管理局犯罪捜査局に問い合わせて開示させるか」

 

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