午前10:30 東区東部 時空管理局機動六課基地 ヘリポート
そこには港湾パトロール飛行隊が運用しているCH-46が2機到着していた
ここでそれぞれ行く場所に分かれてヘリに乗り込んだ
中央パトロール本部捜査部で預けられることになるメインメンバーとサポートメンバーの2つが引き裂かれる
こればかりは仕方がない。今回の捜査部への受け入れはメインメンバーだけとなっている
確かにサポートメンバーも重要だがすべてを受け入れるようなキャパはないのが現状だ
時空管理局で新しい配属地に行ってもらうしかない
「とにかくヘリに乗り込んでくれ。時間がないからな」
ジャスティは乗り込むことを急がせていた
このヘリが離陸すると基地は閉鎖される。すぐに時空管理局の基地管理担当部が対応する
基地は閉鎖されて建物がすべて破壊された後は民間企業に売却されることになる
『港湾本部から機動六課基地待機中のヘリへ。基地閉鎖作業は120秒後に開始される』
「忙しいな、こっちに時間的余裕はなしか」
『中央本部からSA32。こちらに到着は大至急行え。時間的余裕はない』
「了解した。急がせる」
どこも機動六課基地の閉鎖に忙しいようだ。
そのしわ寄せを食らうのは実行部隊であるジャスティ達現場だ
面倒なことになる前にさっさと撤収したい。
それに安全確保がされたわけではないのだから
いつこちらに攻撃があるかわからない以上、警戒するのは当然である
「戦場にいる気分だな」
ジャスティの言葉は的中しているし彼が持っている装備から見てもそう言える
拳銃ではなくアサルトライフルであるH&KG36を装備して防弾チョッキを着用している
おまけにヘルメットまで着用しているのだ。戦場にいるときの兵士の姿と変わりがない
「これで最後か?」
全員が乗り込んだのを確認するとヘリの後部ハッチを閉じた
そしてヘリは離陸した。ジャスティたちが乗り込んだヘリは中央本部に向かった
「本当に悲惨な状況にあることは間違いないな」
『時空管理局は機動六課基地の閉鎖と主要メンバーを一時的にクラナガン捜査局で保護してもらうことを発表』
『一連の動きについて関係者からは不満の声が上がっていることは事実です』
何度も言うがお荷物を背負わされるこちらの立場はかなりやばい
おまけに重すぎる責任である
「本当に忙しいのですね」
なのはの質問に俺たちはいつものことだと回答した
捜査部捜査官をしていたら素早く冷静な状況判断能力が求められる
それができなければ捜査官としては失格になってしまう
銃を撃つときも冷静沈着に標的だけに狙って銃弾を放つ
こちらもミスはできない。銃弾は魔法とは違ってミスをすれば人が死ぬ
非殺傷兵器ではないのだから。直撃した位置によっては死ぬことも確立としては高い
「できることなら穏便に事を進めたいがそうはいかないか」
ジャスティは独り言をつぶやいていたがなのはには聞こえていたようで、どういうことですかと質問してきた
今のうちにわかるというとジャスティはヘリに搭載されているバレットM82対物ライフルを手にした
いつでも発砲できるように弾を込めると発砲できるようにした
「お前たちはベルトを締めろ!」
はやてたちに側面にあるベルトイスに座らせるとジャスティは後部ハッチを開けさせた
ジャスティはバレットM82を構えて後部ハッチからいつでも発砲できる状態で待機した
万が一に備えての保険として構えている。攻撃があればすぐに対応できるように
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中央区南部 クラナガンハイウェイ10号線(南北線) 南行き
カリーは今もサウスサーストン地区に急行している。今も銃撃戦に激しい展開している。
このままでは到着が遅れてすべてが終わってからの現着になるかもしれない
「今日は忙しいわね。少しは休みが欲しいわ」
『連邦準備銀行はワンワールドグループ企業が発行していた株式や債券などの金融商品はすべてデフォルトと認定』
『この情報が流れると同時にワンワールドグループと関係があった企業の株価が下落』
『一方で関係のなかった企業の株価は大きく上昇しています』
『特に資源開発企業などのエネルギー企業関連銘柄の株価は大きく上昇しています』
『魔力精製炉発電の依存率が高い州では分散電源に急いで動いていることがわかっています』
魔力精製炉発電の発電量が多い州ではAMF装置で簡単にブラックアウトになってしまうかもしれない
今までは魔力精製炉発電に大きく依存していたが、AMF技術が開発されて電力の安定供給に懸念が出た
そのため、今は火力発電や水力発電などの電源分散化が図られている
JS事件前に比べると火力発電所の建設はかなりの数になっている
水力発電所の建設にはダムなどが必要になる。ダムの建設にはかなりの時間が必要になる
火力発電は比較的短期間で可能ではあるが水力発電所はダム建設で水没する地域が生じるので、
それらの交渉にはかなりの時間が必要になるし、ダム建設には大きなコストが必要になる
だからこそ火力発電所のほうが短期間で可能でなっている
ちなみに今の技術を使えば火力発電で使用した燃料などから出る排ガス浄化技術は最先端なので、
惑星環境などに汚染する心配はない。だからこそ今は火力発電所の建設が進んでいる
そうなると燃料になる石油や天然ガスや石炭などのエネルギー資源開発が大きく増加する
つまりそれだけ企業が大きく利益を上げることができるのだ。株価が上昇するのは当然の流れである
「今は景気が良いとは言っても以前に時空管理局員やその関係者だったというだけで差別はいけないわよね」
機密事項を扱う部署の場合は問題だが、一般職であれば差別をすることは連邦法で違反とされている
それでも企業の多くは時空管理局関係者と聞くだけで神経質になっていることも事実である
どの企業も企業秘密というものが存在している
その秘密を洩らされるリスクを考慮した結果は適当な理由をつけて不採用にするのだ
次元世界連合はそういった差別はしてはならないと声明を出しているが民間企業の反応はあまりよくない
それが現実である
『連邦準備銀行は政策金利をさらに引き上げることについては慎重に判断するとしています』
いくら景気が過熱しているからと言って政策金利をただ上げればいいという話ではない
その他にもいろいろと中央銀行である連邦準備銀行には手法は様々にあるのは事実である
それにしても時空管理局関係者とワンワールドグループ企業の関係者の立場はかなり危険である
「本当に苦労人になったわね。少しは同情するけど、中には自業自得のような連中もいるから」
自ら作り出した暗闇の影響を受けるものなら自業自得だが巻き込まれた方には同情を感じる
仲間の不祥事で自らの再就職が難しいのだから当然である
カリーはとにかく現場に急行することにした
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西区中央部ウエストセントラルサウス地区1番街 ウエストクラナガン病院 ER
エディは司法取引をしたいと申し出た今回の犯罪者に面会に来ていた
それにしても自分の身が大事だからと言って仲間を売るとは悪党にも仁義はないようだ
時空管理局の暗部であるHRの幹部のグレス・パエラストの情報は貴重になる
今はあらゆる法執行機関や賞金稼ぎが追いかけている。
大金がもらえるなら手段を択ばない連中もいる
「自分の立場がやばいから仲間を売るとは良い度胸しているな」
エディは司法取引をしたいと言っている人物に会いに来ていた
「良いだろう。俺は今は刑務所に長期間行きたくない。入ったら殺される」
「まぁ時空管理局の関係者だけでも普通の犯罪者からは白い目で見られることは間違いない」
犯罪者から見れば今まで威張り散らしていた時空管理局の関係者はいじめの対象になる
子供のいじめとはわけが違う。犯罪者同士のいじめとなると命にかかわることになる
刑務所に長期間どころか入りたくないと考えるのは当然である
できれば短時間で済むならそうしたいと考えてしまうだろう
「奴はどこにいる?」
「住所は北区西部ワシントン地区1番街3丁目12番地にあるモーテル。偽名で借りている」
「その情報が確かなら執行猶予付きの判決にしてやる。それで満足か?」
完全無罪というわけにはいかないが執行猶予付きの判決にすることは可能である
情報が正確で確実に確保されたら捜査協力も行ったと十分加味される
「ああ。俺は刑務所に入りたくない。執行猶予付きの判決が出るなら大満足だ」
よほど刑務所生活は嫌なようだ。
何か裏があるのかもしれないが今はそんなことよりもグレス・パエラストの身柄確保だ
最重要指名手配犯のリストに名前が登録されているなら優先するしかない
「早速手配をかけるか」
無線で報告して北区西部ワシントン地区1番街3丁目12番地にあるモーテルに北分署の署員を向かわせた
早くしないと逃げられることになってしまう。
ただでさえ面倒になってしまうのに、これ以上こちらに負担をかけられるのは迷惑な話である
それを避けるには早く捕まえることに限るのだ
そうしなければいつまでたっても追跡し続けなければいけない
情報は鮮度と早さが求められる。早期化に対応する。特に時空管理局や聖王教会関係の事案は。
その他にワンワールドグループ企業関係の事柄についても早期対応が必要になる
「さっさと見つかってくれると助かるんだが。利口な人間だとかなり苦労するかもしれないな」
自らの居場所がすでに漏れていると少しでも感づかれていたらもう逃げている可能性は極めて高い
それでもモーテル内を調べれば次の逃亡先について何か情報が得ることができるかもしれない
逃げた後だったとしても鑑識作業は行うことが求められる。
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南区北部ハーディー地区6番街2丁目1番地 ハーディーバンク本店
銀行本店での爆発の影響で多くの人々がけがを負っていた
フィリーは少し気絶していたが今は目を覚ましていた。
しかし服の一部が爆風などの影響で破れていた
周辺の建物にも爆風の影響で窓ガラスが粉々になっていた
『中央本部から各員へ。南区北部ハーディー地区で建物爆発事案が発生。負傷者が多数出ているので至急応援に迎え』
「本当に刺激的な仕事ね。SA13から中央本部。至急、救急隊を多く派遣して。負傷者の数はかなりの人数になる」
『了解』
フィリーは爆風の影響で耳鳴りを起こしていた。
彼女だけではない。この現場にいた人間の多くが同じ症状を起こしているだろう
今は緊急事態である。現場の安全確保が最優先事項であることは間違いない
「SA13から中央本部。救急隊を最低でも10チーム派遣して」
増援も要請していた。現場はかなり悲惨な状況になっている
不幸中の幸いなのは民間人がほとんどいなかったことである
もし規制線を張っていなければ大きな人的被害が出ていたはず
まさにラッキーだったと言える
もし規制線が張られていなくて民間人の避難命令が出されていなかったからとんでもないことになっていたはずだ
まさに幸運としか言いようがない。だが問題はこれからのことになる
最悪の大惨事を避けるためには今回の立てこもりが銀行に対する爆弾攻撃だったのか
それを調べなければいけないがまずは爆発物処理チームに来てもらって安全宣言が出るまではここで待機になる
「処理班の対応を待つしかないわね」
フィリーはそんなことをつぶやきながらも被害がかなりひどいことに少し頭を痛めた
問題の規模が多すぎる。事件捜査で最も苦労する。銀行内にあった証拠がだめになった可能性がある
それはそれでかなりまずい事であることは間違いない
「状況は最悪ね。このままならまだ続きがあるかもしれないってことを考えると」
爆弾が1つ見つかったらまだまだある可能性が高いと考えるのは当然である
爆弾が1つだけで片付くことはない。1つ見つかるとさらに見つかる可能性が極めて高いのだ
「とりあえず処理班に任せるしかないわね」
今は彼らが安全宣言を出さない限りは現場に接近することは極めて危険
安全確保のためには安全圏までの退避が必要になる
プロの仕事はプロに任せる必要になってくる
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東区東部サウスクラナガン港 6番桟橋
シエナは拿捕された船舶の鑑識作業を手伝いに来ていた
今のところは密漁以外に容疑はないが、もしかしたらと少し期待をしていた
船の様々なところをくまなく調べてもらっていた
そうすることで別の犯罪を残すことなく拾いつくす
「麻薬か銃が出てくるかもしれないわね」
入念に調べていくとあることに気が付いた
何か固いものが収められていることがあることに
見つけた場所は船底付近だ。シエナは念のため防毒マスクを着用すると電動ノコギリで床に穴をあけた
結果は大当たりだ。大量の白い粉が積み込まれていた
試薬キッドを手にすると白い粉のパックを取り出してバックから少し粉を抜き取り試薬検査をした
コカインであることに間違いなかった。これで麻薬密輸の容疑でも逮捕できる
「麻薬の密輸でもやっていたとなると組織犯罪課に話をしないといけないわね」
それと密輸行為となると港湾パトロール部密輸密行捜査課にも連絡しないといけない
密輸や密航は裏では犯罪組織が絡んでいることがほとんどである
捜査をするには管轄を超えて協力して行うことが求められる
「縄張り意識で捜査をしている状況じゃないわね」
船底部分の空間には少なくても100kg近い量の白い粉がある
これがすべてコカインなら末端価格はかなりの物になるだろう
沖合で回収してこれから市内に流通させるつもりだったのだろう
それを阻止できただけでもまだ幸運と言える。
裏社会で流通したら犯罪組織が強くなるだけになってくる
それを止めることができたのは良い話だ。ここで次の問題はどこの組織に流す予定だったかだ
順番に謎を解けば犯罪組織の弱体化につながる。少しずつ切り取っていくしかないのだ
市内の治安維持のためには犯罪組織が力を持つことは止める
そのために様々な法執行機関が編成されているのだから
「それにしてもコカインをこれだけ持ち込むなんて無茶をしたわね」
船の大きさから考えてかなりの量になる。
穏やかな海ならいいが波が大きい時は船体のバランスに苦労するだろう
そこまでの覚悟があったのかはぜひとも知りたいところだ
リスクが高すぎるのにその行為を行った。かなり危険な海に飛び込んでいるのと同じだ
目の前にはサメが待っているのに飛び込むぐらいの覚悟というよりも自殺行為。
何か裏があるのかもしれない
「裏社会の散歩をしないと」
犯罪組織がバックにあるならかなり捜査は難しい
彼らは証拠隠滅のために徹底的に動くことが予測されてくる
組織にとって関係者を抹殺することですべてを隠滅することが最優先事項になってくる
そうしなければ大きな問題になってくる
「犯罪組織の情報にアクセスするのはこれからは苦労するわね」
シエナには幸運なことに機動六課組の教導官は任されていない
だからと言って機密情報の取り扱いについては今後は厳しくしていくことが求められる
「港湾パトロール安全保障局に連絡するしかないわね」
港湾パトロール安全保障局の友人に連絡して市内の犯罪組織について情報収集することが最も求められる
時空管理局の規模が縮小してからというもの、多くの犯罪組織はかなり大きな闇を抱えている
JS事件までは犯罪組織は時空管理局の幹部に金を渡していろいろと時空管理局の情報を流してもらっていた
それによって犯罪組織の規模を維持するとともに規模も拡大してきた
しかし時空管理局の規模縮小と法執行機関が多く設置されてから組織力は大きく下がった
犯罪組織と金のつながりがあった人物は時空管理局犯罪捜査局によって身柄が確保されている
確保された者はどこの犯罪組織とつながっていたかについて詳細に証言を求められている
証言しなければ厳しい罰則が待っている。罪状によっては刑務所で長い期間過ごすことになる
穏やかに暮らせるとは思えない。刑務所内で殺される可能性もある
犯罪組織は暗殺などの方法を使って殺しにかかるのだ
「証拠を消される前に何とかしないと」
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西区中央部サウスミーミル地区9番街2丁目と3丁目の間の通り
レックスは交通事故の現場に来ていた
交通事故はセダンタイプの普通車と人間の人身事故だ
運転手はすでにパトカーの後部座席に乗せられている
「被害者は間違いなくホレイス・カーズレスなのか?」
レックスの質問に免許証と指紋で確認したとパトロール捜査官が報告した
問題はこれからである。事故が筋弛緩剤を使用したことによる原因なら話は大きく変わってくる
そういった場合は車の運転手にはほとんど責任はない
クラナガン市法では自殺や示談金を目的とした事故を引き起こした場合、車の運転手には罰則がかなり軽くなる
執行猶予付きの判決になることが多い。
ただし適切な対応をしなければ殺人罪などの重罪の判決になってしまう
ひき逃げは絶対にやってはならないのだ。今の最大の問題は筋弛緩剤を持っているかだ
使っているかどうかも調べなければいけない
「所持品に筋弛緩剤のアンプルがあるか確認できたか?」
レックスがそう聞くとアンプルが割れないようにしっかりと衝撃対策ができているケース、
そこに筋弛緩剤のアンプルがあったと報告してきた。確かにアンプルが入っているのを確認した
しかしそれが本物であるかどうかを確認するには分析するしかない
「これを分析させるしかないな」
西分署のラボで分析する必要がある
アンプルが本当に筋弛緩剤であればいいのだが、もし違っていたら大問題になる
誰かが何かに使う目的で手にしていたらかなり危険なことになるのだから
「とにかく西分署のラボで分析させてくれ」
今は分析させることが何よりも重要である
本物であればこれで事件解決なのだが問題はここまで追いつめられていたのか。
そのあたりを念入りに調べなければいけないということだ。容疑者死亡の捜査はかなり難しい。
死んだ人間について余計なことを話そうとする人間は少ない
死んだならしゃべる必要がないと考えるからでもある
証言をすれば関係者から恨みを買うことになるかもしれない
そのリスクを考慮に入れると知らないふりをしている方が安全である
「捜査は厳しそうだな」
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南分署ラボ棟 2階マルチメディアラボ
エバックがマルチメディアラボである映像を分析していた
川の流れを監視するために設置されている監視カメラの映像を徹底的に確認していたのだ
映像はかなりの量になるので調べるのはかなり苦労する
AIの自動検索にかけた方が効率的である。今は時間との戦いだ
今回は殺人の可能性が高い。問題はどこから流されてきたかを割り出すことができるかである。
簡単にわかることではないので早急に調べて犯人が市外に逃げるまでに見つけないと事件は未解決。
つまりコールドケース扱いになりかねない。殺人などの重罪行為に関しては時効がない
軽犯罪については時効は存在するが。
「本当に時間が必要な仕事だな」
AIによる自動分析に賭けた結果、少し手間取ったがある映像に記録が残っていた
サウスクラナガン川のある場所に野球帽をかぶった人物が大きなものを落とす映像を見つけた
場所は南区南部サウスウエストガルフ地区にある橋である
時間は夜遅くの午前1時頃。落とした人物はすぐにその場から立ち去った
不運なことに顔認証システムで照合できるほどの画像を得ることはできなかった
その人物は近くの場所から車に乗り込み、その場を去っていった
「車のナンバープレートで照合できないか」
照合しようとしたが監視カメラ映像には映らないように特殊加工されているフィルター、
それが監視カメラの映像からも光の反射して邪魔して見ることはできなかった
そこから先はわからない。特定するのはかなり難航するだろう
車両ナンバーがわかれば追跡するのも楽ではあるがここまで徹底的にやっているのなら尻尾は出さないはず
追跡するのはかなり困難になるだろうことは間違いない
「いよいよ、こっちは追いつめられてきたな。早く見つけ出したいときに限って面倒が増える」
『ベルカ州での魔力爆弾の爆発を受けてベルカ州証券取引所の多くの銘柄の株価は急落』
『今後の動向次第で値動きがどうなるかは予測が困難です』
「ベルカ州は苦労しているな。まぁこっちも同じだが。問題はどこに行ったかを調べるかだが」
口で言うのは簡単ではあるが、実際に照合するとなるとかなりの困難が付きまとう
犯人が乗っている車のナンバーもわからなければ姿も見えない
捜査がかなり難しいのは誰が見ても明らかだ。それでも前に進むしかないのだから仕方がない
「頑張ってみるか。車の車種で何かわかればいいが」
広大な森から貴重な薬草を見つけるくらいに難しいものである
「やるしかないか。これも捜査だからな」