Lupln the third × Lycoris Recoil 〜泥棒と彼岸花と謎の壺〜 作:VOSE
新作投稿出来るくらいの量を書き終えたので投稿させていただきました
読む前に、あらすじの方でも書いてあると思いますが、活動報告を一読してもらえると助かります
また、本作のタイトルに関しましては仮状態で、今後変更する可能性がありますのでご了承ください
それでは、新作ぜひご覧ください
…某国のとあるアパートにて…
「ふぅ…ようやく帰ってきたぜ」
一仕事を終えた男1人、声をあげて部屋に入ってきた。
彼の名はルパン三世…全世界に轟く『大泥棒』である。
「ったく…今日もとっつぁんに追いかけ回されたぜ…」
ルパン三世の後に続く、黒のソフト帽を被った男も疲弊し切った様子で部屋に入る。
彼の名は次元大介…早撃ち0.3秒を誇るルパン三世の相棒の『ガンマン』だ。
そんな彼らは盗みの仕事を終え、ひと段落することになった。
「そういや、今日は五ェ門と不二子ちゃんは?」
ルパンは徐に2人の名前をあげた。
2人はルパンの味方であるが、アパートにはいなかった。
「おいおい、聞いてないのかルパン…五ェ門は修行で日本に戻ってて、不二子も日本で予定があって日本に戻ってるはずだぜ?」
「悪い悪い…今回のやつはかなり考えてたからさ…」
ルパンはソファに座って一息つき、タバコに火をつけてふぅとふかした。
次元もルパンに続くようにタバコに火をつけた。
「さてと…今回の戦果を広げようじゃねぇか」
ルパンは持ってきた鞄を開けようと起き上がったその時である。
「あら、お疲れの様子ね、ルパン」
部屋に突如、1人の女性が入ってきた。
彼女は先程ルパンの口から出てきた峰不二子…誰もが憧れる美貌を持ち、時にはルパン三世の味方になり、時にはルパン三世の敵として立ちはだかる『謎多き女』である。
ちなみにルパン三世はこの峰不二子にぞっこんであり、ずっとアタックしているが毎回躱されている。
「あらぁ、不二子ちゃん。日本にいるんじゃなかったの?」
「ちょっと調べたいことがあってね…興味あるかしら?」
不二子は不敵な笑みをルパンに対して浮かべた。
それを見た次元は
「おいルパン…また乗せられんじゃないぞ…」
次元がそう言う理由は、ルパンが毎回不二子の無茶振りに付き合わされているからである。
その度にルパンは毎回痛い目に遭わされているが、ルパンはそれでも不二子に対してメロメロであった。
「もぉちろん!不二子ちゃんのためならなんだってしちゃうからね!」
「ったく…」
いつものように不二子に乗せられているルパンの様子を見て、次元はやれやれと思いながら帽子をさらに目深に被る。
「それで、不二子ちゃんの欲しいお宝は?」
「これよ」
不二子が出したのは日本の新聞。
その新聞に書かれていたのは、とある骨董品が展示されるという話であった。
「なになに?『徳川幕府の珍宝!?工事現場より現れた伝説の壺『
ルパンが新聞の記事を読み、新聞に載っていたその壺の写真をよくよく見てみた。
白黒ではあるが、西洋風の壺であった。
「なんだこれ…まるでヨーロッパみたいな壺だな…」
「そうよ。実はこれには裏話があってね…」
不二子はそう言うと、持っていたバッグからとある本を出した。
古い歴史書である。
「その昔、江戸幕府は鎖国をしていたけど、長崎だけは出島でオランダと貿易をしていたでしょう?その長崎に来たオランダの商人が、とある壺を徳川幕府に売りたいと言ってきたらしいのよ。なんでも、その壺には『不老不死になれる薬』のありかが描かれているという逸話があるものらしいの」
「ということは?不二子ちゃんが欲しいものって…」
「そう、その『不老不死』の薬。もし本当に不老不死になれるのであれば、是非とも使いたいわ。お願いルパン、取ってきてくれるかしら?」
そう言う不二子の目はキラキラとしていた。
ルパンはそんな不二子の様子を見て…
「もぉちろんだとも!不二子ちゃんの為ならなんだってするからね!」
と、上機嫌に快諾した。
「本当!?それじゃお願いね?ルパン」
不二子はルパンが快諾するところを見るなり、そそくさと出ていった。
次元は不二子が出たところでルパンに近寄った。
「…おいルパン、本当にいいのかよ…」
「もちろん!このルパン、不二子ちゃんの願いを聞かなかったら男が廃れる!」
ルパンの相変わらずの不二子への愛に、次元はもうダメだと言わんばかりに手のひらを上にあげた。
「それが決まったなら、早速準備と行こうじゃねぇか、次元!」
「もう、勝手にしやがれ…」
ルパンのウキウキな様子とは裏腹に、次元は心配なため息をつきながらタバコを捨てたのであった…
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…東京、国立博物館…
「ほうほう…これが『石蒜壺』か…」
ルパンと次元は盗みの下見に、見学客に紛れながら来ていた。
変装をして…
お互いお年寄りの格好をしている。
「これはこれは…なかなかの代物だな…」
「あぁ、そうだな」
2人はまじまじとその壺を見ていたが、ルパンはふと、引っかかる視線を感じた。
「…なぁ、次元」
「…お前もか、ルパン」
どうやら次元も同じ感覚を覚えたようだった。
「…この部屋の入り口にいる女の子2人…」
ルパンが横目でチラリと見た先には、紺色の制服を来た女の子2人である。
「たしか、俺らが着いたタイミングでついてきた女の子だよな…」
「あぁ…一体何者だろうか…」
ルパンと次元が横目でその女の子2人を見ると、すぐに気づかれたのか女の子2人はゆっくりと見学客に紛れながら姿を消した。
「…こりゃ大変な仕事になりそうだな、ルパン」
「なぁに、すぐに片付く簡単な仕事さ」
ルパンはそう言いながら、次の作品を見ようとその場を後にしたのだった…
いかがでしたでしょうか?
もしよろしければ評価等していただけると嬉しいです。
この後すぐにリコリコ側のプロローグも出ますので、こちらもよろしくお願いします