とある一室
エリス「ふーん、こんな感じか。」
試着室のある部屋にてエリス達はデザイナーが用意した衣装をそれぞれ着ている。エリスの服はヘソ出しのクロスネックの上に袖口がブカブカな灰色のコートを羽織っており、下は右に水色の線が左に薄紫の線が入った黒いニットパンツを履いていて、白いキャスケットを被っている。コートにはゴーストタイプのマークが描かれており、キャスケットにもゴーストのマークのバッジが付いている。
エルノ「似合ってるよ、エルナ。」
エルナ「エルノも似合ってるわよ。」
エルノとエルナは落ち着いた感じの深緑と黒のゴスロリ服と小さなシルクハットを身に纏っている。全く同じな為、エルノもスカートである。スカートには草タイプのマークが描かれている
リリアン「コクバさんは...あまり変わりませんね...。」
コクバ「まぁ、元々和服だったからな。」
リリアンの服は露出の少ない踊り子の様な青黒い服で右胸辺りにドラゴンタイプのマークが付いている。彼女の特徴の包帯はついたままだ。
コクバは先程とはあまり服装は変わっておらず、強いて言うなら黒い和服に虫タイプのマークが付いたぐらいだ。笠は被ったまま。
「皆さんよく似合ってます!」
エリス「これが私達のポケモンリーグでの正装になるんだよね?」
「はい、そうなります。」
コクバ「成程、それでリーグの開催はいつになるんだ?」
「この後は選抜された8人のジムリーダーのジムの設立場所の会議もありますので、大体2〜3ヶ月くらいですね。」
リリアン「意外と早いんですね...。」
「はい、それまで皆さんは自由に行動していただいて構いません。」
エルナ「分かったわ。」
エルノ「分かりました。」
「それでは私はこの辺で。」
スタッフは部屋を出る。
バトルフィールド
エリス「それでこの子が私のパートナーの「エスカティア」だよ。」
「ティア。」
エリスの横には白い肌に淡い桃色の鎧ドレスを纏い、桃色のロングヘアで、左右に大きな盾が浮遊しているポケモンがいる。
エルナ「これが伝承に残っていたポケモンの1体なのね。」
エルノ「興味深いね。」
何故パートナーを紹介しているのかと言うと、同じ四天王同士、パートナーを紹介してみようというエルナの思いつきである。エルノはポケモン図鑑を開く。
『「エスカティア」。戦乙女ポケモン。ゴースト・フェアリータイプ。ワルキュリーの進化系。神秘に満ちた盾の守護はどんな力も寄せ付けない。盾による一撃は敵に大きな神罰を与えると言われている。』
コクバ「神話に描かれている様に神々しい力を感じるな。」
リリアン「綺麗ですね...!」
エルノ「なら次は私達!」
エルナ「出てきて。」
エルナとエルノはボールからポケモンを出す。
「レレディ。」
「ラー...。」
エルナのボールから出てきたのはドレディアだ。しかし普通のドレディアとは明らかに違う。肌と緑の葉の部分が淡い水色で、黄緑の葉の部分は浅葱色。葉のドレスには夜空を増した様な鎧の様な植物が付いている。そしてドレディアの特徴的な花はオレンジではなく水色を中心に徐々に青色で冠部分は紺色。瞳はオレンジ色だ。*1
エルノのボールから出てきたのはオーロットに似たポケモンだ。オーロットとは違い、樹木の色が青み掛かった黒い樹木で、葉は鮮血の様に赤い。更に注目すべきは目と腕だった。腕は背中からも2本生えて4本腕となっており指の部分が鋭い。そして目は赤く、オーロットの口と思わしき所にも目が1つある。そして通常のオーロットと比べ身体が少し大きい。
コクバ「ほぅ、ドレディアに「テライチャー」か。」
エルナ「そうよ!」
エリスは図鑑を開く。
『ドレディア。ファーナムの姿。はなかざりポケモン。草・フェアリータイプ。頭の花は月光を浴びる事で美しく輝く。その美しさは見る者を幻想へと誘う。』
『テライチャー。ろうぼくポケモン。草・ゴーストタイプ。オーロットの進化系。無数の怨嗟が大樹に宿り変化した存在と言われている。森の木に紛れて人を攫う。』
リリアン「テライチャー...ちょっと怖いです...。」
エリス「まぁ、図鑑の説明だとそう思っても仕方ないけど、実際はそうじゃないよ?」
エルナ「どういう事?」
エリス「只の子供好きだよ。攫うって言われてるけど実際は家出とかした子供と遊んでは遊び疲れて眠ったタイミングで家に帰したりしてるんだよ。」
エルノ「そこまでは知らなかったです。成程、だから僕とエルナを持ち上げて遊んでくれたりしたんですね。」
テライチャー「ラ〜イ...。」
テライチャーは小恥ずかしそうに頭を掻く。
コクバ「では次は儂だ。」
コクバはボールからポケモンを出す。
「ヴァリリリ...!」
出てきたのは鎧の様な黒い身体に灰色の模様が付いていて、両腕の先にはそれぞれ2本の牙の口、そして胴体の左右に触覚の様な物が背中に向けて伸びていて、頭は3本の牙がついた大きな口の中心に水色に光る眼光が見える。
リリアン「か、「カミヴァリエ」ですか...?」
コクバ「うむ。」
エルナ「カミヴァリエ?」
エルナは図鑑を開く。
『カミヴァリエ。カミキリポケモン。虫・悪タイプ。木々に張り付き獲物が来るのをじっと待つ。強靭な牙で獲物に噛み付き、仕留める。』
エリス「これまた癖の強そうなポケモンを...。」
リリアン「さ、最後は私ですね...?で、出てきて...!」
リリアンはボールからポケモンを出す。
「「「ドラァ...。」」」
出てきたのは凶暴ポケモンのサザンドラだ。しかしドレディア同様、通常のサザンドラではなく、黒い体毛は白くなり青い身体も少し薄くなっていて、腕にあたる部分の頭は1番上の頭の左右に並び、通常のサザンドラと比べ3頭の首が長い。そして足は2本ではなく4本で、前足の方はヒレ状となっている。3つ首の頭の毛は逆立っておらず、目元を隠す様に垂れ下がっており、時々隙間から眼光がチラつき、尚且つ大人しかった。
エリス「リージョンサザンドラか...。」
エリスは図鑑を開く。
『サザンドラ。ファーナムの姿。凶暴ポケモン。水・ドラゴンタイプ。ジヘッドの進化系。気性の荒いドラゴンの中では比較的大人しい。攻撃されない限りは暴れない。』
エルノ「ファーナムのサザンドラは基本的に大人しいですが...。」
エリス「あくまで
エルナ「にしても皆、意外なポケモンをゲットしてるのね。」
コクバ「じゃな。」
リリアン「はい...。」
エリス「開催は大体2〜3ヶ月...それまで別の地方でゲットしてみようかな?」
エルナ「あ、賛成!」
エルノ「いいですね。」
リリアン「き、興味あり、ます...!」
コクバ「ファーナム以外の地方のポケモンを見物するのも悪くは無い。」
エリス「決まりだね。」