ベルの娘もシステムに目覚めるのは間違っているだろうか?   作:寝心地

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過酷な指揮官ブロキー

名前が赤く表示される、その意味はたった1つ、スズよりも圧倒的な格上と言うことだ

 

 

 

スズはブロキーの放つ威圧感に身を振るわせた

 

 

 

ブロキー「クク、どうも見覚えがあると思ったらラカンの牙ではないか」

 

 

 

ラカンの牙「………………ブロキー」

 

 

 

ブロキー「その無様な姿は何だ?、偉大なる牙の君主の遺物がたかだか人間ごときに利用されるとは」

 

 

 

ブロキーの言葉にラカンの牙が屈辱に震える

 

 

 

ラカンの牙「貴様の方こそどうした?、随分と力を失った様だが?」

 

 

 

せめてもの意趣返しにそう返すがブロキーは笑う

 

 

 

ブロキー「キヒヒ、君主を失った敗残兵などこんなものだろう?、お前も俺もな」

 

 

 

彼らが話し込んでいる間にスズは最後の1人を倒す、ブロキーは倒れていく彼らに見向きもしなかった

 

 

 

ブロキー「ハッ、雑魚どもが、人間1人にも勝てないとはな」

 

 

 

転がる死体の1つを蹴りそう吐き捨てるとラカンの牙に提案を持ちかける

 

 

 

ブロキー「ところでラカンの牙よ、その人間を殺してやるから俺の所に来い、丁度使えそうな道具を探していてな、俺がお前の新しい主人になってやろう」

 

 

 

ラカンの牙「ふざけるな、お前ごとき雑種が主人だと?、我が主人はラカン様お一人だけだ」

 

 

 

ブロキー「だが奴は死んだ」

 

 

 

ラカンの牙「な、何だその口の利き方は⁉」

 

 

 

ブロキー「ククク、そう怒るなよ、もともと弱い奴は死ぬ、何があろうと生き残った奴が強者だ、この俺の様にな」

 

 

 

卑劣な笑みを浮かべるブロキーにラカンの牙の憤怒が限界に達した

 

 

 

ラカンの牙「人間!!、今すぐアイツを殺せ!!、ラカン様を侮辱した雑種の首を我が刃で貫くのだ!!」

 

 

 

ブロキー「ガハハハハ!!、面白い事を言うな!!、やるならやってみろ!!、そんな虫けらごときに何が………………」

 

 

 

ドスッ!!

 

 

 

ブロキーが言い終わる前にラカンの牙の刃が煌めきブロキーの喉を貫いた

 

 

 

ブロキー「カッ…………ハッ?」

 

 

 

ブロキーの口から掠れた声が響く

 

 

 

スズを見ると槍を投擲した姿で最後の1人を倒しブロキーを睨んでいた

 

 

 

スズ「どう?」

 

 

 

ブロキーの口が三日月の様に歪む

 

 

 

ブロキー「面白い奴だ」

 

 

 

普通の人間なら致命傷の傷を受けて尚その表情には余裕が滲む

 

 

 

ブロキー「だが、そんな攻撃では俺を殺せんぞ」

 

 

 

スズ「分かってるよ」

 

 

 

スズは手を翳すとラカンの牙が震え始めた

 

 

 

スキル:支配者の権能を使用します

 

 

 

ギシッ

 

 

 

とラカンの牙が悲鳴を上げるとブロキーを縦に引き裂きスズの手に戻った

 

 

 

ブロキー「グハッ!!」

 

 

 

スキル:火炎突きを使用します

 

 

 

ゴォッ!!

 

 

 

とブロキーの体を焼く

 

 

 

ブロキー「グオオオオオオオ!!、このザコが!!!!」

 

 

 

ラカンの牙「お前、気に入ったぞ」

 

 

 

手に戻ってきたラカンの牙は何処か嬉しそうに呟いた

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