ベルの娘もシステムに目覚めるのは間違っているだろうか?   作:寝心地

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ブロキーの所業

スズは【ゲート】の中に入ると小さな生命体を見付ける

 

 

 

スズ「酷い………………」

 

 

 

そこにいたのは血塗れの狼の子、血を失い過ぎたのかぐったりと項垂れ威嚇どころか此方を見る様子も無い

 

 

 

灰色の毛並みに適当に巻かれた包帯、その体は手のひらに収まる程小さくその周りには血を抜くのに使ったのか無数の注射器が落ちている

 

 

 

ラカンの牙「ブロキー!!、あの痴れ者がぁああああああ!!!!」

 

 

 

その姿に怒りを露にしたのはラカンの牙

 

 

 

ラカンの牙「一族の子を縛り付けて、無理矢理血を抜いていたのか!!!!」

 

 

 

その時、狼の子の体がピクリと動きその体をゆっくりと上げる

 

 

 

狼「クゥン………………」

 

 

 

その姿に更にラカンの牙の怒りがこみ上げる

 

 

 

ラカンの牙「ブロキー!!、クズにも劣る腐った雑種め!!!!」

 

 

 

ラカンの牙の怒りを補足するようにジークフリードがブロキーから抜き取った記憶を語り始めた

 

 

 

ジークフリード「影の軍団との戦いに敗れた直後、ブロキーは誰よりも早く戦場を離脱しました、敗残兵と言うより脱走兵に違いでしょう、彼は最も安全な場所とされた牙一族の聖域に身を潜め、そこで一族の血を引く狼の子を見付けたのです、それを見たブロキーはあることを思い付きました」

 

 

 

【そうだ!!、この牙一族の血を使えば、ガーディアンをいくらでも作り出せるぞ!!】

 

 

 

【そいつらに俺を守らせてやる!!】

 

 

 

【俺だけの軍隊だ!!、俺に使える部隊をここから新たに作るのだ!!】

 

 

 

ジークフリード「その後、聖域はバラバラに引き裂かれある日この世界に繋がる穴が開いたのです、その瞬間、ブロキーは躊躇う事無く狼の子の血を抜き彼らに与えました、しかしその力も永遠に続く物ではなく10日に1度血を抜き彼らに与え続けたのです、それが1年続きました」

 

 

 

ラカンの牙「おのれえええええ!!、ブロキー!!!!」

 

 

 

スズ「………………………………」

 

 

 

スズはぐったりと倒れる狼の子にソッと手を伸ばす

 

 

 

フワッ

 

 

 

と抱き抱えるとまるで羽毛の様に柔らかい毛並みと殆ど重さの無い体が手に乗っかった

 

 

 

ジークフリード「連れていくのですか⁉、生かしておけばいずれ第二の牙の君主となり再び世界を脅かすやも知れませんぞ?」

 

 

 

スズ「……………………良く言うでしょ【敵の敵は味方】って、まぁ、私達の敵でもあるんだろうけど」

 

 

 

ジークフリード「………………確かに、外宇宙の者達が攻めてくる中で、彼らと敵対していても始まりませんね」

 

 

 

スズ「取り敢えず、連れて帰ってご飯でも食べさせて上げよう、でもその前に」

 

 

 

スズはそう言い【ゲート】から出るとそこには捕まっていた市民からの要請で来たであろう【ロキ・ファミリア】が集まっていた

 

 

 

???「ここで何があったのか教えてもらえるかな?」

 

 

 

現れたのは小人族の男Lv.8【勇者】フィン・ディムナ

 

 

 

スズ「神モロクが眷族を使って何か企てていたので止めに来ました、ギルドに先に報告しても良かったんですが市民が囚われているのを見たので急いで割って入ったんです」

 

 

 

フィン「…………………………そうか、さて、その話が本当だとしたら貴方はロキとの約束に反したと言うことになる、そしてその場合の貴方の処罰は天界送還だ」

 

 

 

モロク「待て!!、これは罠だ!!、全てその者の嘘だ!!」

 

 

 

フィン「ならばロキの前で同じ事を語って貰おう、ついでにギルドに駆け込んできた市民達にもね」

 

 

 

モロク「グゥ~~~~~~~~~!!!!」

 

 

 

その後、モロクの罪が明るみになりモロクはロキとの契約通り天界送還となった、そしてスズは

 

 

 

フィン「さて、久しぶりと言っておこう、スズ・クラネル君」

 

 

 

スズ「お久しぶりです、フィン叔父さん」

 

 

 

何故か【ロキ・ファミリア】の本拠地に招かれていた

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