ベルの娘もシステムに目覚めるのは間違っているだろうか?   作:寝心地

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破片の器

【ロキ・ファミリア】本拠地 黄昏の館

 

 

 

スズの前にはフィン・ディムナと【ロキ・ファミリア】の幹部陣、そして彼らの主神ロキがいた

 

 

 

スズ「………………………………」

 

 

 

フィン「そう警戒しないでくれ、ラウル、彼女にお茶を」

 

 

 

ラウル「は、はいっす!!」

 

 

 

ラウルはそう言うと部屋を出ていく

 

 

 

フィン「さて、今回の件、早期発見と対処、本当に感謝する」

 

 

 

スズ「いえ、当然の事をしただけですから」

 

 

 

ジークフリード「全くだ、主君に監視を命じられておきながら一年も事態に気付かずあまつさえ小君主様に尻拭いをしていただくとは、それでも【最強派閥の一角】と言われるファミリアか!!」

 

 

 

スズは謙遜を口にするがジークフリードがスズの影から飛び出しぶちまける

 

 

 

その姿にロキも含め【ロキ・ファミリア】の面々は驚愕する

 

 

 

ロキ「な、何やこいつ⁉」

 

 

 

リヴェリア「召喚魔法の類か?」

 

 

 

ティオネ「召喚魔法ですって?」

 

 

 

ベート「雑魚しか出ねぇクソ魔法じゃねぇか」

 

 

 

ティオナ「ベート………………、でも確かに召喚魔法ってそんなに強い魔法じゃ無かったよね、この子も何か小さいし」

 

 

 

ティオナはフワフワと飛ぶジークフリードを見てそう訪ねる

 

 

 

リヴェリア「基本的にはそう言われている、だが、何事にも例外が存在する、それが我々も知る彼女の父、ベル・クラネルだ」

 

 

 

ガレス「ああ、【ヘスティア・ファミリア】の団長殿か、その力は死者を操りモンスターも冒険者も無く皆が恐れた、付けられた2つ名が【血塗れの影の軍(ブラッティ・シャドウレギオン)】、だが本人の強さも相まって滅多にその力を使わないのでは無かったか?」

 

 

 

リヴェリア「そうだ、私も噂話程度で彼が召喚魔法を使っているのを見たこと事が無い、暗黒期に現れた我々に味方してくれた黒いモンスターはベル・クラネルの召喚物だと噂されているが本人は肯定も否定もしていない」

 

 

 

フィン「皆その辺で、話が逸れてしまったね、今回の件で我々は君達に決して小さくない借りが出来た、何か望みがあれば叶えたいと思う」

 

 

 

スズ「パ…………父達に繋がりそうな情報を何か頂ければと思います」

 

 

 

フィン「やはりか…………………………皆、少し外してくれるかい?、彼女と2人………………3人かな?、で話がしたい」

 

 

 

フィンの言葉に皆素直に従いフィン意外のメンバーが退出する

 

 

 

フィン「さて、久しぶりと言っておこうか?、ジークフリード」

 

 

 

ジークフリード「ふん、随分年を取ったものだな」

 

 

 

スズ「え?、ジークもフィンさんの事知ってるの?」

 

 

 

フィン「僕が重傷を負った時、君の父は彼に僕を治す様に命令したんだ、前の世界でね」

 

 

 

スズ「前の世界?」

 

 

 

ジークフリード「現在主君は我々の他に光の破片達と戦っておられます、奴らは闇から生まれた君主と対にとなる光から生まれた存在です、そんな奴らはこの地の人間の肉体を使い君主達に抵抗しました、そして、こやつもその内の1人なのです、その影響からか光の破片の器となった人間達は消えた時間軸を覚えているのです」

 

 

 

フィン「そう言うこと、それで早速何だけど、君の父の情報に繋がるかは分からないんだけど、少し気になる物を手に入れた」

 

 

 

フィンは机の引き出しに手を入れると小瓶を取り出す

 

 

 

スズ「これは?」

 

 

 

フィン「ラキアを中心に出回っている【星の粉】と呼ばれる物だ、これを服用するとLvが1つ上の段階に上がる位階昇華(レベルブースト)の効果があるらしい」

 

 

 

スズ「位階昇華(レベルブースト)⁉」

 

 

 

フィン「ああ、信じられないだろうが僕達も効果を確認している、効果は1週間程らしいが、【万能者(ペルセウス)】に調べて貰ったのだが未知の素材で出来ていてその作成過程すら分からなかった」

 

 

 

スズ(春姫姉さんですら1日を超えて昇華させておくのは難しい、それが単なる薬で1週間?、しかも原材料も作成方法も分からないなんて………………怪しすぎる)

 

 

 

フィン「行くなら止めはしないよ、でも、気を付けて」

 

 

 

スズ「…………………………はい」

 

 

 

スズはそう言うと黄昏の館を後にした

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