ベルの娘もシステムに目覚めるのは間違っているだろうか?   作:寝心地

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ラキアの王子様

翌朝

 

 

 

スズ「さて、城を調べるにはどうすれば良いかな」

 

 

 

スズはラキアの国を周りながら考えていた

 

 

 

ジークフリード「ラキアは武力国家です、小君主様のお力を示せばこの国の王が謁見を求めて来るでしょう」

 

 

 

スズ「となると力を示せば良いのか、………………どうやって?」

 

 

 

ジークフリード「まずはこの国の兵に志願してはいかがでしょう?、或いはこの国にもオラリオには及びませんが闘技場(コロシアム)があるようですのでそこで勝ち上がるのも良いかも知れません」

 

 

 

スズ「それってどっちも時間かかるでしょ?、出来れば短期間で行きたいんだけど」

 

 

 

ジークフリード「う~む、それならやはり殴り込みか潜入が良いかと」

 

 

 

スズ「…………………………そうだね、でも取り敢えず一般の人にも話を聞いておこうかな」

 

 

 

スズは買い食いしながらラキアの情勢を聞いて周る

 

 

 

ジークフリード「やはり主神と王(トップ)が無能だと情報は簡単に集まりますな」

 

 

 

スズ「まぁ、神アレスは神々の間では脳筋って言われてるらしいし王もその神アレスに傾倒してるらしいからね、取り敢えず市民の情報を纏めると【城の付近は青い靄がかかってる】【それが出てから【星の粉】と言う薬が出回り始めた】【最近、行方不明者が多くなっている】ねぇ、ジーク、これってさ」

 

 

 

ジークフリード「黒も黒、真っ黒ですな、【モロク・ファミリア】と同じで人間を使い何かをしているに違いありません、それも【ゲート】で」

 

 

 

スズ「……………………問題は【ゲート】が何処にあるのかって事だよね、城の近くにあるって事は分かってるんだけど………………」

 

 

 

???「【ゲート】に入りたいのか?」

 

 

 

スズが声に反応し振り替えると仕立ての良い外套を纏った人物が背後に立っていた

 

 

 

スズ「貴方は?」

 

 

 

???「失礼、今ここで顔を出すと騒動になるのでね、名前だけで勘弁して欲しい、俺はマリウス・ウィクトリクス・ラキア、ラキア王マルティヌスの息子にして【アレス・ファミリア】の副団長だ」

 

 

 

スズ「ラキアの王子様って事?」

 

 

 

マリウス「その認識で構わないよ」

 

 

 

スズ「【ゲート】にいれてくれるんですか?」

 

 

 

マリウス「それには条件がある、この国を終わらせて欲しい」

 

 

 

スズ「はい?」

 

 

 

マリウス「あの門が開いてから、この国は滅茶苦茶になった、主神は今まで以上に勝利に執着する様になり、王もより一層主神に傾倒するようになった、人々から活気は消え、軈て人そのものが消え始めた」

 

 

 

スズ「………………………………」

 

 

 

スズが改めて周りを見回せば確かに店自体は開いているがそこに立ち寄る者は殆ど居らず街を歩く人々は俯き歩いている

 

 

 

ジークフリード「まるで嘗てのオラリオの暗黒期をそのまま持ってきた様な状態ですな」

 

 

 

マリウス「もし君が彼らを憐れに思ってくれるなら、明日僕の所へ来て欲しい、城の門番にこの手紙を渡せばその後は直ぐに通してくれる」

 

 

 

マリウスと名乗る外套の男はそう言うと大して多くもない人混みに紛れ何処かへ向かった

 

 

 

ジークフリード「いかがなさいますか?」

 

 

 

スズ「そりゃあ折角の手掛かりなんだから行くでしょ、取り敢えず今日はもう戻ろう、その前にデイリークエストやらないとね」

 

 

 

スズはそう言うと人通りの無い路地に行き影のダンジョンへ向かった

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