ベルの娘もシステムに目覚めるのは間違っているだろうか?   作:寝心地

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悪魔

ジークフリード「グオ?」

 

 

 

トカゲの一部を炭に変えるジークフリードが不意に顔を上げ進む先を見つめる

 

 

 

ジークフリード「小君主様」

 

 

 

スズ「うん、何か居るね、トカゲじゃないのが」

 

 

 

レベルが上がり感覚の数値が上がったからか闇の向こうからやってくる鳥肌が立つ様な何かを強く感じる

 

 

 

その不気味さはオラリオのダンジョンでも感じた事の無い物

 

 

 

スズ(来る!!)

 

 

 

???「向こうから燃料がやってくるとはな」

 

 

 

声に反応し後ろに飛び退けば1秒前までスズの立っていた場所に黒いローブとカラスの面を被った何者かがいた、ローブで隠れていない手には人の物とは思えない程膨らんだ人の腕があった

 

 

 

スズ「人型モンスター………………」

 

 

 

???「ほぉ、これを避けるとはやるな」

 

 

 

カラス面の怪物は腕を引き抜き再び仕掛けてくる

 

 

 

ブシャッ!!

 

 

 

と腕から血が流れる、最も怪我を負ったのはスズではなく怪物の方だった

 

 

 

???「ほぉ、これはこれは」

 

 

 

仮面の奥でニヤリと笑う怪物の目にはヴァルカンの怨念を構えるスズの姿があった

 

 

 

スズ「凄い力」

 

 

 

槍越しにビリビリと衝撃が残る

 

 

 

???「考え事とは余裕だな」

 

 

 

スズ「ッ!!」

 

 

 

モンスターの腕が更に膨張し振り下ろしてくる、連続バク転で1度距離を取る、振り下ろしの一撃が外れ無防備になったモンスターに突撃をかますが振り下ろした腕を起点に体を捻りスズの突きを避ける

 

 

 

スズ「Lv.2はあるかな?」

 

 

 

今度はモンスターがスズから距離を取る

 

 

 

???「ふむ、それは侮られたものだ」

 

 

 

モンスターはそう言いながらローブの袖に手を入れると小さな小瓶を取り出す、中には青い粉が少量入っていた

 

 

 

スズ「ッ!!」

 

 

 

スズはその中身を見ると慌ててそれを奪い取ろうとするがモンスターが中身を飲む方が早かった

 

 

 

???「グオオオオオオオオオオオオ!!!!」

 

 

 

雄叫びと共にモンスターから魔力が溢れ出る

 

 

 

ジークフリード「今の薬は…………」

 

 

 

スズ「【星の粉】だろうね、厄介な事になったこれで奴はLv.3相当になった」

 

 

 

ジークフリード「流石にお一人では難しいでしょう」

 

 

 

スズ「そうだね、………………………………起きろ」

 

 

 

スズの影からゴブリン十人隊長5匹と百人隊長2匹が現れる

 

 

 

スズ「スキルを使って」

 

 

 

影ゴブリンがスキル:アイスアローを使用します

 

 

 

氷の矢がモンスターの足に突き刺さり動きを封じる、しかしそれも一瞬でとてつもないパワーで拘束から抜け出すとモンスターに血が降り注ぐ

 

 

 

影ゴブリンがスキル:血の呪いを使用します

 

 

 

対象が受ける物理ダメージが15%増加します

 

 

 

???「ッ!!」

 

 

 

速度低下とダメージ増加の呪いを受けてモンスターは驚くが影ゴブリン達は鉈を手にモンスターに襲いかかる

 

 

 

???「ハッ!!、小癪な真似を!!」

 

 

 

モンスターは呪いを受けても尚強く影のゴブリンをあっという間に引き裂く

 

 

 

スズ「隙あり!!!!」

 

 

 

引き裂かれた影のゴブリンの背後からスズが槍を穿ちモンスターを貫き倒した、かに思われた

 

 

 

???「漸く捕まえたぞ、小娘!!」

 

 

 

スズ「ウッ」

 

 

 

モンスターはスズに頭突きを食らわせスズは槍を手放してしまう

 

 

 

???「ふん!!、小娘が調子に乗るからだ、この槍は貰ってやろう」

 

 

 

そのモンスターは槍を手に取る、本来ならそこでそのモンスターは気付くべきだった、最初にスズが持っていた槍とは違う槍である事に

 

 

 

???「???、何だ?」

 

 

 

ラカンの牙「誰だ!!、牙の君主の槍を狙う者は!!」

 

 

 

モンスターの体にラカンの牙の魔力が流れる

 

 

 

???「こ、これは⁉」

 

 

 

モンスターはラカンの牙を直ぐに破壊しようとしたがラカンの牙の侵食が進み体が上手く動かなくなっていた

 

 

 

ラカンの牙「格下の分際で私を扱おうとは、貴様の魂と肉体を捧げて死ね!!!!」

 

 

 

???「く、狂ってやがる!!」

 

 

 

それから魔力の押し問答が始まったがその隙にスズがモンスターをヴァルカンの怨念で引き裂く

 

 

 

???「ゴホッ」

 

 

 

モンスターが倒れると同時にカラスの面が外れ醜い顔が露になる

 

 

 

???「たった1人倒した位で浮かれるなよ?」

 

 

 

スズ「どう言うこと?」

 

 

 

???「遅かれ早かれお前達は死ぬ、ラディール家門が滅びた様にな」

 

 

 

そう言い残し怪物は息を引き取った

 

 

 

ヴァルカンの怨念が悪魔の魂を捕食しました

 

 

 

捕食した悪魔の魂:1

 

 

 

効果『破壊衝動』:物理ダメージを《31%》上昇させます

 

 

 

レベルがアップしました

 

 

 

スズ「何か変な事ばっかり起こってるね、ラディール家門って何よ?」

 

 

 

ジークフリード「ラディール家門とは悪魔貴族の内の一家です、と言っても序列は最下位の20位ですが曾て主君の手によって1位から19位までが滅びラディールが1位になったのです」

 

 

 

スズ「…………………………兎に角先に進んでみよう」

 

 

 

槍の血を振り払い先に進んだ

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