ベルの娘もシステムに目覚めるのは間違っているだろうか?   作:寝心地

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蘇りし指揮官

悪魔「アイツ、随分遅いな」

 

 

 

死体を捨てに行った下っ端の帰りが遅い事を不信に思った1匹が呟く

 

 

 

悪魔「モンスターにでも出くわしたんでしょう」

 

 

 

悪魔「たかがトカゲごときに」

 

 

 

不信に思いながらも心配はしない悪魔達、彼らの背後がキラリと光りスズが奇襲を仕掛けるが悪魔には1匹も当たらなかった

 

 

 

スズ「チッ」

 

 

 

ジークフリード「はしたのうございますよ」

 

 

 

当たらなかった槍に舌打ちするスズをジークフリードは咎める

 

 

 

悪魔「人間?、此方ではエルフと言うのだったか?」

 

 

 

悪魔「大した違いは無いだろう、それよりそっちはお前がどうにかしろ、ゲートを開きかけてたから開ききらないと暴走する」

 

 

 

悪魔の1匹がそう言うと今までとは違う赤い魔力が漏れ出す【ゲート】が開かれると正体不明の悪魔が現れた、しかしその姿は他の悪魔達と違い綺麗な肌とフワリと靡く長い髪と長い手足に鎧を着込み剣を持っていたが何故か満身創痍だった

 

 

 

スズ「女の人?」

 

 

 

???「私を召喚したのは誰?」

 

 

 

周囲を見回しながら剣に手を置き悪魔の女は尋ねた、軈て悪魔達から敵意を感じたのかニヤリと笑い剣を抜き悪魔達に向けた

 

 

 

???「フン、お前達も私の命を狙っているね?、纏めてかかって来なさい!!、私はラディール家門の長女エシル!!、我が家門は最期まで戦う!!、この命尽きるまで!!」

 

 

 

猛々しく叫ぶ女性に悪魔達の目は貪欲な輝きを放った

 

 

 

悪魔「ラディール?」

 

 

 

悪魔「ラディール家門だと⁉」

 

 

 

悪魔達の顔に笑みが浮かぶ

 

 

 

悪魔「まだラディールの生き残りがいたのか!!」

 

 

 

悪魔「ガハハ!!、今回は大物だぞ!!」

 

 

 

そう言いエシルに爪を向けようと襲いかかった瞬間、ゴキンッ!!と金属がぶつかり合う様な音と共にエシルに一番近かった2匹の顔が地面に沈んだ

 

 

 

エシル「え?」

 

 

 

スズ「何か知らないけど協力って事で、仕事の時間だよ………………………………起きろ」

 

 

 

グキャグキャと影のゴブリン達が現れ手に鉈を持ち悪魔達に襲いかかるが影のゴブリンは6()()、対して悪魔は9体おり数も質も負けていた、だが問題はない、この為にスズは1体空きを作っておいたのだから

 

 

 

スズ「ほら、あんたの好きな蹂躙だよ………………………………起きろ」

 

 

 

影の抽出に成功しました

 

 

 

???「グオオオオオオオオオオオオ!!!!」

 

 

 

影のゴブリン達を軽々と凌駕する巨体と爪と牙、それは曾てスズを追い詰めた敗残兵、その名は

 

 

 

ブロキー Lv.1

ナイト級

 

 

 

殺気に満ちたブロキーの登場に悪魔達は動揺した

 

 

 

悪魔「ブロキー⁉」

 

 

 

悪魔「何故アイツがここに⁉」

 

 

 

悪魔「…………いや、何か違う」

 

 

 

ジークフリード「やはり繋がっておりましたな」

 

 

 

スズ「過去の話、ジーク、あれを」

 

 

 

ジークフリード「ハッ」

 

 

 

1対1の場面において悪魔達はブロキーには叶わない、だからこそ彼らは集まり己が身を守っている、だが

 

 

 

ジークフリードがスキル:過酷な指揮を使用します

 

 

 

スキル:過酷な指揮によりブロキーの能力値が50%上昇しました

 

 

 

スキル:過酷な指揮によりブロキーに狂気の呪いがかかります

 

 

 

ブロキー「グオオオオオオオオオオオオ!!」

 

 

 

赤と黒の煙を身に纏いブロキーは悪魔の1体をその手にかける

 

 

 

その姿はまさに獣そのものだった

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