ベルの娘もシステムに目覚めるのは間違っているだろうか? 作:寝心地
ジークフリード「小君主様、あの悪魔はどうなさいますか?」
ジークの視線を追うと倒れている女の悪魔がいた
スズ「そう言えば何か話してたね、知り合い?」
ジークフリード「はい、ラディール家門は主君が魔界を討伐された時唯一主君に歯向かわなかった家門です」
エシル「あの」
その時倒れるエシルが声をかけてくる
エシル「お話し中悪いけど先に助けてくれない?、本当にもう死にそうで」
皿にグゥ~とエシルの腹の虫が鳴きスズとジークフリードは呆気に取られていた
エシル「アハハ、何年も追われててろくに食べてないのよね」
スズ「と言っても食べるものなんて持ってないし………………取り敢えず傷を治してあげようかな、ストアのポーションの効果も見たいし」
| 下級ヒールポーションを購入しました |
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| アイテム:下級ヒールポーション 入手難易度:E 種類:消耗品 体力を回復できるポーションです 最大500のHPを徐々に回復します インベントリに保管可能 譲渡不可 |
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スズ「譲渡不可………………渡せないけど直接飲ませる分には問題ないよね?」
ポンと詮が開き中身をエシルに飲ませるとエシルの傷が徐々に癒えていく
エシル「貴女ヒーラーだったの?、ところで、貴女はベル様とどういう関係?」
目を丸くしジロジロとスズを見るがスズはポーションの事を考えていた
スズ(これならミアハ様の所のポーションの方が性能良いな………………下級だしもっと上の性能なら直ぐに回復するのもあるかな?)
軈てエシルも歩けるまで回復すると立ち上がるが再び彼女の腹の虫が空腹を訴えてくる
エシル「お腹空いた…………」
スズ(良くこの状態であんな啖呵切ったなぁ~、にしても)
スズ「何か…………弱いね?」
エシル「グフッ!!」
スズの言葉にエシルは心にダメージを負いジークフリードがすかさず説明を加える
ジークフリード「確かに今のこやつにはLv.2程度の力しかありません、どうやらここに来るまで悪魔どもに襲われ血を抜かれ続けた様です、本来の悪魔貴族はLv.5、高位の者となればLv.6に迫る者もいるのです」
スズ「となると無闇に外に出しとくのは危ないかな?」
スズはそう考えひとまず影のダンジョンに軟禁しておくことにした
影のダンジョン内
エシル「あぁ、再び安息の世界に戻ってこられるなんて!!」
スズ「安息の世界?」
ジークフリード「影のダンジョンの別名です」
エシルは一通り歓喜の言葉を上げるとスズに振り返る
エシル「ところで、影の君主でもない貴女がどうして安息の世界を持っているの?、ベル様とはどういう関係?」
スズ「娘ですけど?」
エシル「娘って………………ええ⁉、じゃあスズ⁉」
驚いたエシルはスズもドン引きする程の早口で捲し立てた
エシル「どおりで見覚えがあると思った!!」
スズ「私の事知ってるの?」
エシルの反応にスズは首をかしげた所に再びジークフリードが説明する
ジークフリード「エシルは主君が行った小君主様の力を試す試験にも選ばれました」
スズ「う~ん、ごめんなさい、覚えてない、それよりエシル………………さん?、色々教えて貰って良いですか?悪魔の事とか奴らが何をしようとしてるのかとか」
エシル「エシルで良いわ、そうね、話しましょうか、貴女のお父様の事も含めて」
エシルはそう言うとスズ達に過去の事を話し始めた