ベルの娘もシステムに目覚めるのは間違っているだろうか?   作:寝心地

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神月祭 前日

スズ「エイナさ~ん、何か情報ありませんか?」

 

 

 

ギルドの受付でエイナにそう訪ねる

 

 

 

エイナ「そうね~、一応一通り情報は頭に入れてるのだけど、スズちゃんが欲しがりそうな情報は無いのよね~、あ!!、でも最近変わった話は聞くわよ」

 

 

 

スズ「変わった話?」

 

 

 

エイナ「ええ、何でも空間に穴が開いてそこからモンスターが襲ってくるって話、オラリオだけじゃなくラキアや極東でも報告が上がってるみたいよ」

 

 

 

スズ「それってさ」

 

 

 

ジークフリード「ええ、イタリムが開けた【ゲート】でしょう」

 

 

 

エイナに隠れる様に顔を出したジークフリードにヒソヒソと話をする

 

 

 

エイナ「???、しかもそこから出てくるモンスター、魔石が無い代わりに死体が消えないから皮も牙も取り放題らしいわよ、一番強いのを倒すと1時間位で消えちゃうらしいから早く出ないといけないらしいんだけどね」

 

 

 

スズ「成る程~、エイナさんありがとう!!」

 

 

 

スズはそう言うとギルドを飛び出して行く

 

 

 

エイナ「あ!!、ちょっとスズちゃん⁉、はや、ベル君に似たのかしら?」

 

 

 

その背中をエイナはそう呟き見送った

 

 

 

スズ「さて、どうしたもんかな、【ゲート】があるって情報だけじゃ何処に行ったら良いのか分かんないよ」

 

 

 

ジークフリード「ふむ、とするならばやはりギルドが秘匿している情報を手にする必要がありそうですね」

 

 

 

スズ「秘匿してる情報?」

 

 

 

ジークフリード「昔からギルドと大手ファミリアには上層部にのみ回っている情報と言うものがあります、小君主様が生まれる以前、【ヘスティア・ファミリア】もその上層部にのみ出回っている秘密に接触してしまい巻き込まれた事があります」

 

 

 

スズ「ふぅん、で?、どうするの?」

 

 

 

ジークフリード「その時のコネを使いましょう、ウラノスの私兵に接触すれば何か分かるかもしれません」

 

 

 

スズ「そっか、取り敢えず今日は一旦帰ろう、ヘスティア様も言ってたけどそろそろ神月祭だからね」

 

 

 

ジークフリード「そう言えばそんなことを言っておりましたな、それはどういったもので?」

 

 

 

スズ「私も詳しく知らないけど月を神様に見立ててモンスターの魔の手から無事を祈るものらしいよ、神様が地上に降りてくる前からある伝統的なものなんだって」

 

 

 

ジークフリード「ふむ、前の時間軸ではその様な催しは無かったと記憶していますが」

 

 

 

スズ「え?」

 

 

 

???「おや?、スズちゃんじゃないか!!」

 

 

 

声をかけてきたのは羽根付き帽子を被った男神

 

 

 

スズ「ヘルメス様、戻ってきてたんですか?」

 

 

 

ヘルメス「ああ、今回の月神祭のイベントの一つを僕が取り仕切る事になってね、君も良ければ参加してくれ」

 

 

 

スズ「分かりました、ヘスティア様と見てみます」

 

 

 

スズはそう言うとその場を離れた

 

 

 

ジークフリード「お気をつけ下さい、あの者は何を考えているのか分からないと主君も仰っておりました」

 

 

 

スズ「何となく分かるよ、ただいま戻りました!!」

 

 

 

スズはジークフリードの言葉に肯定を示しながら館に戻った

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