ベルの娘もシステムに目覚めるのは間違っているだろうか? 作:寝心地
アルテミス「……………………凄い」
アルテミスの眼前では蹂躙とまではいかないがかなり一方的な戦いが起こっていた、ゴブリン十人隊長と百人隊長が肉体の破壊と再生を繰り返しながら蠍のモンスターをボコボコにしそれを横目にスズが蠍を破壊しつくす
スズ「肉体が消えるから影の抽出が出来ない」
サァーとまるで最初からそこには何も無かった様に消えていく蠍の肉体を見ながらスズは呟く
軈てあっという間に蠍は全滅し地上には襲われていた兄妹とスズと影の兵士だけになった
アルテミス「大丈夫か?」
スズ「ええ、まぁ」
ジークフリード「しかし、死体も残らんとは奇妙な奴らだな、イタリムの使途ですら死体は残ったと言うのに」
アルテミス「イタリム?」
ジークフリード「外宇宙から来る外敵の事だ、我が主君は奴らを撃退するために宇宙へ出られたのだ」
スズ「そう言うことです」
その後、ヘスティア達も地上に降り襲われていた兄妹に話を聞くが大した情報を得られず分かれた、のは良いのだが
リリルカ「アルテミス様~?、どうして食料全部渡しちゃうんですか~?」
あろうことかアルテミスは持っていた食料の全てを兄妹に分けてしまいスズがショップで買ったパンで何とか飢えを凌いでいる状態になってしまった
スズ「仕方ない、ジーク、丸1日経つまでまだ時間あるよね?」
ジークフリード「ええ、たっぷりと」
スズ「じゃあ十人隊長達は食料になりそうな物集めてきて」
シュバッ!!とスズの影が揺れ四方に散る
スズ「暗くなってきたし、ここで野宿して暫く待ってましょうか」
ヘルメス「その方が良さそうだろうね」
数時間後
十人隊長達が戻ってくるとその手には獣やら果実やらが握られておりスズ達はそれを調理し食事を取る
ヴェルフ「しかし、あのモンスターなんなんだ?」
リリルカ「長いことサポーターをしてますがあんなモンスター見たことありません」
スズ「ジーク、確認だけどあれはイタリム関係ないんだよね?」
ジークフリード「ええ、寧ろあれからは微弱ながら君主の気配を感じました」
ヘスティア「君主って事はベル君⁉」
ジークフリード「いや、あの気配は主君と対を成す存在、破滅の君主の気配だ」
ヘルメス「確か僕達の知らないもう1つのアンタレスだったね、ある時からモンスターの異常な増殖を確認していた、調べる為に多くのファミリアが派遣されその全てが戻らなかった、そして全てのファミリアが消息を絶ったのは全て1ヵ所、かの地エルソス」
ジークフリード「恐らく奴全員がの腹の中か爪の間にでも挟まっているだろうな、死体が無い者はその業火で灰となっただろう、奴の炎は主君ですら受ければただでは済まない、その左手には今も奴に付けられた火傷の後が残っている、いくら欠片とは言え小君主様でも無傷では済みませんぞ、十分にお気をつけ下さい」
ヴェルフ「だからアイツ何時も左手に手袋してたのか」
ヘスティア「そうだったんだ」
ヘルメス「さぁ、明日も早い、今日はもう寝よう」
ヘルメスの言葉で焚き火を消し全員が寝静まった頃
スズ「……………………行こうか」
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影のダンジョンでデイリークエストに励んでいた