ベルの娘もシステムに目覚めるのは間違っているだろうか?   作:寝心地

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目覚め

スズは夢を見ていた

 

 

 

人型の竜の背中に小房る子供の夢を

 

 

 

子供は何が楽しいのかニコニコと笑いそれを見た竜もまた笑っていた

 

 

 

エプロンを着け哺乳瓶を咥えさせる竜

 

 

 

数字の勉強を一緒にする竜

 

 

 

小さな布団をかけその子と一緒に昼寝をする竜

 

 

 

竜が見当たらない時、子供は大声で泣いた

 

 

 

すると、何処からか竜が現れガラガラと音の鳴るおもちゃを振り子供をあやす

 

 

 

???「小君主様、これ程ご立派になられて、このジークフリード、ただただ感無量です」

 

 

 

気が付けば自分の前にジークフリードが立っている

 

 

 

ジークフリード「私が来た本来の目的は、小君主様の封印を解くためでございました。しかし、既に自らの意思で封印を解いておられたとは…………流石は小君主様でございます」

 

 

 

ジークフリードはポタポタと涙を流しながら言う

 

 

 

ジークフリード「しかし、封印が完全に解かれた訳ではありません、最も大切な物は此方に保管されています」

 

 

 

ベルは懐から何かを取り出す

 

 

 

アイテム:影のダンジョンの鍵を入手しました

 

 

 

スズ(影のダンジョンって何?)

 

 

 

そう訪ねようとするが声が出ない、所詮は夢なのだとスズはここで気付いた

 

 

 

ジークフリード「心の準備が整いましたらいつでもこの鍵をお使い下さい、その中には本来小君主様が持つべきものが全て入っております」

 

 

 

ジークフリードは跪く、まるで王に忠誠を誓う騎士の様に

 

 

 

ジークフリード「ただ1つだけ、覚えておいて下さいますよう、大きな力には大きな器が必要なもの…………、器が出来ていない者に大きな力を与えられれば、その力に耐えきれず器を壊してしまう恐れもございます、どうか、器のレベルを上げて下さいますように」

 

 

 

スッと立ち上がりジークフリードは頭を下げる

 

 

 

ジークフリード「それでは小君主様、私の任務はここまででございます、ご一緒したい気持ちは山々ですが、仲間達が首を長くして待っておりますので」

 

 

 

ジークフリードはそう言いウィンクする

 

 

 

ジークフリード「こう見えて、私は優秀なヒーラーでもありますので」

 

 

 

スズ(嘘でしょ⁉、その見た目でヒーラーって⁉)

 

 

 

ジークフリード「それでは、この辺りで失礼します。またお会いする日まで、どうか」

 

 

 

スズ「待って!!、まだ聞きたい事が!!」

 

 

 

そう言おうとした時、スズの意識が覚醒した

 

 

 

スズ「ハッ⁉、竜、竜は⁉」

 

 

 

そう言い体を起こすとそこはよく知っている部屋だった

 

 

 

スズ「私の部屋?」

 

 

 

布団を退けようとした時ドアの開く音が聞こえた

 

 

 

???「ああ!!良かった!!、目が覚めたのですね!!」

 

 

 

スズ「春姫姉さん」

 

 

 

現れたのは極東の服、着物を見に纏った狐耳の艶やかな女性、サンジョウノ・春姫

 

 

 

春姫「覚えていますか?、ギルドで暴動があって【ロキ・ファミリア】が突入した時倒れていたんですよ、あれから2日間眠り続けて」

 

 

 

スズ「私2日も寝てたの⁉」

 

 

 

春姫「皆心配しました、本当に」

 

 

 

春姫はスズを抱き寄せそう囁く様に言う

 

 

 

スズ「…………………………ごめん」

 

 

 

春姫が他の者を呼びに行っている間にスズはウィンドウを見る

 

 

 

クエスト:生存者を救出せよをクリアしました

 

 

 

クエスト完了報酬が支給されました

 

 

 

報酬を確認しますか?

       YES/NO

 

 

 

躊躇わずYESを選ぶ

 

 

 

報酬は以下の通りです

報酬1:能力値ポイント+5

報酬2:筋力値ポイント+3

 

 

 

スズ「8ポイントも貰えるんだ」

 

 

 

スズはステータスを確認し何にポイントを振るかを考える

 

 

 

ステータス

名前:スズ・クラネル レベル:3

職業:無し   称号:無し

HP140/140

MP14/14

能力値

筋力15  体力12

速度12  知能12

感覚12

分配可能ポイント:5

 

 

 

          情報

筋力:力とスピードを上げるステータスです、攻撃力が上昇します

 

速度:動体視力と肉体の反応速度を上げるステータスです、反射神経と回避率が上昇します

 

体力:HPの最大値と回復速度を上昇させるステータスです

 

知能:MPの最大値と回復速度を上昇させるステータスです

 

感覚:五感の感度を上げるステータスです、危機感知能力が上昇します

 

 

 

出てきた情報を見ればどのステータスも必要に感じる

 

 

 

スズ(後で考えよう、喉乾いた)

 

 

 

スズは春姫の置いていった盆に置いてある水差しを取ろうと布団から出る、水差しを取ろうとする時

 

 

 

スズ「え?」

 

 

 

グオ?

 

 

 

スズは思わず目を見開いた、彼女の目の前では拳大程まで縮んだジークフリードが焼き林檎を作っていたのだ

 

 

 

ジークフリードLv.1

兵卒級

 

 

 

ジークフリード「お恥ずかしい、マナ不足で戻れなかったのです」

 

 

 

スズ「………………………………」

 

 

 

何とも言えない空気が2人の間に流れた

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