ベルの娘もシステムに目覚めるのは間違っているだろうか? 作:寝心地
ヴェルフとエシルは巧みに剣を操りアンタレスの体を攻撃する
ヴェルフ「ったく、随分硬ぇ体だな」
エシル「何こいつ⁉破滅の君主の気配もあるし何か無茶苦茶ね」
リリルカもグレイの背中に乗りスズの動きを悟らせない絶妙なタイミングでアンタレスに攻撃を加える
その光景を見ていたアルテミスはふと疑問に思った
アルテミス「オリオン?」
スズは戦いの場を離れ命を落としたアルテミスの眷族達に触れていた
スズ「貴女達の主神を救うため、1度だけ力を貸して下さい」
スズがその言葉を唱えた瞬間、無数の影が立ち上った
スズ「……………………起きろ」
| 影の抽出に成功しました |
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| 影の歩兵Lv.1 精鋭級 |
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| 影の歩兵Lv.1 精鋭級 |
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| 影の魔法兵Lv.1 精鋭級 |
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| 影の魔法兵Lv.1 精鋭級 |
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立ち上がった兵士達は生前使っていたであろう武器を手に取りアンタレスに立ち向かう。その姿を見ていたアルテミスは泣き崩れその背中をヘスティアが擦る
アルテミス「ああ…………皆、私のせいで死んでしまったのに…………まだ私を助けようとしてくれるのか」
ヘスティア「大丈夫だよ、アルテミス。スズ君は絶対約束を破ったりしない子だ、僕が保証する」
影の兵士達も攻撃に加わりアンタレスは狼狽える
ヴェルフ「何だ?」
リリルカ「攻撃が……」
エシル「破滅の君主の記憶ね」
ヴェルフ「記憶?」
エシル「破滅の君主は影の君主に敗れた。その記憶がこのモンスターに深く残り死の軍を見て動揺してるの。力を持っても所詮はこのモンスターが主人格でしょうからね」
狼狽えたアンタレスは意図も容易くスズの接近を許しその槍を受ける
| 女神の矢が不浄を検知しました |
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| 効果:浄化が発動します |
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バギャン!!とアルテミスの矢がアルテミスの入った水晶を砕きその刃がアルテミスに突き刺さった
アルテミス「ありがとう。オリオン」
スズ「ッ!!」
気が付くと一面荒廃した世界に立っていた、向かいにはアルテミスが立ち草木1本生えていない
スズ「アルテミス様?ここは?」
アルテミス「さぁ、ここは何処だろうな。私も気が付くとこの場所に立っていた」
スズ「…………………………」
アルテミス「そんな顔をするな、知っているか?神も死んだら生まれ変わるんだ。だから笑ってくれ、また出会うために」
スズ「それは何時ですか?」
アルテミス「さぁな、百年後か千年後か…………一万年かかるかもしれない」
スズ「……………………私、そんなに待てませんよ」
アルテミス「でも、きっと生まれ変わった貴女がこの下界にはいる。貴女の父と共に、だからその時は私の友として接して欲しい」
スズ「……………………嫌です」
アルテミス「酷いことを言う子だ」
スズ「はい、私はそんなに待てません。だから今すぐ友達になりましょう」
スズはそう言ってアルテミスに手を伸ばす
スズ「貴女を一万年後になんて行かせない」
アルテミスはその手を取るとスズの前にウィンドウが現れる
| 影の抽出が可能です |
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スズ「……………………起きろ」
| 影の権能が神の権能を感知しました |
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| 神の権能を影のダンジョンに統合します |
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| 狩猟の神アルテミスが影のダンジョンに統合されます |
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サァーとアルテミスの体が光の粒子となってスズの体に入り込む
スズ「…………………………今はゆっくり休んで下さい。アルテミス様」
パチパチパチパチ
と何処からか手を叩く音が聞こえる
???「なかなか感動的な催しじゃないか、思わず消滅した事も忘れて破壊したくなった」
周りを見れば何時からそこに立っていたのか長い赤髪のギザ歯の男が立っていた
スズ「???貴女は?」
???「……………………戦った相手の名も知らぬのか?」
スズ「………………え?」
???「特別に名乗ってやろう。私が恐龍達の王、破滅の君主、アンタレスだ」
破滅の君主が名乗った瞬間、大地が震え上がり背筋が凍る様な寒気に襲われた