ベルの娘もシステムに目覚めるのは間違っているだろうか? 作:寝心地
長い赤髪に縦に割れた瞳孔、口には鋭い牙が何本も並び三日月の様に口角が上がっている
しかしスズの目にはその背後に超巨大な四足歩行の赤い龍が見えていた。スズはそこで目の前にした男の存在の大きさを漸く知った
スズ「貴方が破滅の君主?」
アンタレス「そうだと言った筈だが?お前が3代目影の君主か?」
スズ「違います。娘です」
アンタレス「……………………容姿は似なかった様だがその目だけは奴の物にそっくりだ」
スズの顎に手をやりじっと瞳を見つめてくる
アンタレス「ふん、まぁ良い。今回の件は特別に褒めてやる。私はあの戦争の敗北者だ。何を言った所であの戦いを汚すだけだ。兎も角、力の一端とは言え私を倒した事に変わりはない。褒美を取らせよう」
アンタレスはそう言うとスズの眉間に指を置く
| 恐龍の王 破滅の君主が貴女に加護を与えます |
|---|
スズ(加護?)
アンタレス「私はこれからお前を通し世界を見る。お前が進む道が私と同じ破滅を生むのか2代目影の君主の様に何かを守るのか見させて貰おう。最も、私が見れるのはお前が私の力を使う時のみだが」
スズ「貴方の力?」
アンタレス「まだお前は見つけていない様だな。それを見付ければそれが何か分かるだろう。私の力は永遠の安息に消えたどの君主の力よりも強い。さぁもう行け。お前がその力を振るう時を待っているぞ」
ヘスティア「スズ君!!」
スズ「ハッ!!」
瞬きすると視界は崩れ落ちる蠍のアンタレスが崩れていき自身も空中にいるのを何とか着地する
ヴェルフ「大丈夫か?」
リリルカ「やりましたね」
| クエストを完了しました |
|---|
| ダンジョンの主を倒しました |
|---|
| レベルがアップしました |
|---|
| レベルがアップしました |
|---|
| レベルがアップしました |
|---|
| レベルがアップしました |
|---|
| レベルがアップしました |
|---|
| 報酬が支給されます |
|---|
| 報酬を確認しますか? YES/No |
|---|
スズ「YES」
| 報酬は以下の通りです |
|---|
| 報酬1.能力値ポイント+15 報酬2.ランダムボックス 報酬3.ルーン石【影の保管】 |
|---|
スズ「……………………え?」
ヘスティア「どうしたの?」
ジークフリード「グオオオオオオオオオオオオオオ!!遂に!!遂に小君主様が影の保管のスキルを!!」
ジークフリードが嬉しさから飛び出しクルクルとスズの周りを飛びスズは直ぐに影の保管のルーン石を割る
| スキル:影の保管Lv.1 必要マナ なし 影の兵士を術者の影の中に吸収し保管しておけます 保管した兵士は術者が望む時に何時でも召喚したり再吸収出来ます 保管した影の数:0/1 |
|---|
スズ「これがあればずっと兵士のままって事?」
ジークフリード「その通りです。しかし今は保管できる兵士は一体だけの様ですね。どの兵士にするのです?」
スズ「それなら決まってるよ。今も目の前にあるでしょ」
そう言ってスズは死に絶えたアンタレスの体に手を置いた