ベルの娘もシステムに目覚めるのは間違っているだろうか?   作:寝心地

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アステリオス

リドに着いていきダンジョンの置くに進む。とある地点から進む度に何かの金属音が響きリドに尋ねる

 

スズ「ねぇリド、この音は?」

 

リド「ああ、奴が鍛練してる音だ」

 

スズ「鍛練?」

 

リド「変わった奴でな。最近…………って程でもねぇか、とにかく俺が出会った時から変な事言っててよ「主のために~」とか「永遠の軍を~」とか」

 

スズ「永遠の軍………………主のため、それって」

 

ジークフリード「タウラス⁉奴か⁉」

 

スズが疑問に思っているとジークフリードが影から飛び出し声をあげる

 

スズ「ジーク、タウラスって?」

 

ジークフリード「失われた時間軸で影の軍にいた者です。等級は【将軍級】、しかし初期のままであれば精々【ナイト級】といった所でしょう。奴は言うなれば軍の切り込み隊長でした。しかしもう一度奴を軍に入れられればかなりの戦力増強に繋がる筈です」

 

リド「見えてきたぞ」

 

ジークフリードが興奮気味に喋っているとリドが指差すのを目で追うと1つの部屋があった

 

中に入るとそこは無数の灰が転がっており誰かがモンスターを殺した事が伺える

 

その部屋の更に奥に目をやるとそこには毛むくじゃらの何かミノタウロスがいた

 

リド「よぉ、アステリオス。調子はどうだ?」

 

アステリオスと呼ばれたミノタウロスは此方に見向きもせず答える

 

アステリオス「良い具合だ。嘗ての私には程遠いがな」

 

ジークフリード「当然だ、幾ら魔石を食おうが肉体のある体では以前の様な力押しは出来まい」

 

ジークフリードがそう言うとアステリオスが此方を見る

 

アステリオス「お前は…………いや、あなた様は」

 

ジークフリード「久しいなタウラス。今はアステリオスか、私程ではないが随分弱くなったな」

 

アステリオス「お久しぶりです。ジークフリード様。あなた様が来たと言うことは、また私の力が必要になったと言うことですね。主君は何処に?」

 

ジークフリード「話せば長いが簡単に言えば今回お前が支えるのは主君ではない。此方にいる小君主様だ」

 

アステリオスは首を傾げスズを見る

 

スズ「こんにちは。ベル・クラネルの娘、スズです」

 

アステリオ「!!主君の子とは挨拶が遅れ申し訳ありません。私アステリオスと申します。」

 

スズ「うん、アステリオスには私を鍛えて欲しいんだ」

 

アステリオス「鍛える?」

 

ジークフリード「主君は今遥か彼方で外宇宙から侵略してくるイタリムと戦っておられる。その戦いは拮抗しているがその拮抗をこちら側に傾ける為小君主様を強くし主君と共に戦える強さを欲しておられるのだ」

 

アステリオス「成る程……………事情は分かりました。では私の師匠を訪ねてみてはいかがでしょう?」

 

スズ「え?」

 

アステリオスから放たれた意外な言葉にスズは思わず声を漏らす

 

スズ「師匠?アステリオスの?」

 

アステリオス「はい、宜しければご案内します」

 

アステリオスはそう言い立ち上がると部屋の壁をズラす。そこには見覚えのある青い穴があった

 

スズ「【ゲート】⁉」

 

ジークフリード「この先にアステリオスの師匠が…………」

 

スズは1度深呼吸すると槍を手にニヤリと笑い【ゲート】の中に入っていった

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