ベルの娘もシステムに目覚めるのは間違っているだろうか?   作:寝心地

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死を食らうワニ アンムート

センチ「グギャギャギャギャギャ!!」

 

センチは猛烈な勢いと叫びを上げダンジョンの中を進んでいく、その背中にはスズとアステリオス、エシルとグレイが乗っているがその走りはまるで重さを感じさせない

 

しかしその進撃も長くは続かない、狭い通路に差し掛かるとセンチでは通ることができずスズ達は自分の足で進む

 

ジークフリード「ここは、墓所の様ですね、ここまで大きいと言うことは王や貴族の物でしょう」

 

進みながらジークフリードが壁に目をやり呟く

 

そのジークフリードの言葉に信憑性を持たせる様に出くわす敵もアンデットばかりだった

 

スズは手にヴァルカンの怨念を持ちアンデットを倒していく

 

エシルも手に槍を持ちアンデットを吹き飛ばしていく、エシルの槍は彼女の魔力を吸い長くなっていく

 

スズ「おお、あんなこと出来たんだ」

 

ジークフリード「悪魔の中にはあの様に霊体化することが出来る者もいるのです。ラキアにいた悪魔達も人間に憑依していたでしょう?」

 

スズ「霊体化?」

 

ジークフリード「はい、闇から産まれた君主達が真の力を発揮する能力です。悪魔の角から出来たあの槍も出来て不思議ではありません」

 

ジークフリードにそう言われスズは手元にあるヴァルカンの怨念とエシルを交互に見る、それはちょっとした思い付きだった

 

スズ「ねぇ、エシル、ちょっとこの中に入ってみてよ」

 

エシル「え!?」

 

スズ「出来るでしょ?」

 

エシル「そ、そりゃあ出来ると思いますけど、ええい!!霊体化!!」

 

ヴァルカンの怨念が悪魔の魂を捕食しました

 

効果『破壊衝動』:物理ダメージを《200%》上昇させます

 

スズ「やっぱり!!」

 

エシル『悪いけど此方は気分の良い物じゃないしそんなに長く続きませんよ!?』

 

エシルの声が槍から伝わりスズは槍を凪払いアンデットを一掃する

 

スズ「ならその間に倒すまでだね♪」

 

それからもアンデットの邪魔はあったがスズ達は難なく進み最も魔力を放っている部屋に辿り着く

 

扉を開けると中は闘技場の様になっておりその中央にはモンスターが鎮座していた

 

死を食らうワニ アンムート

 

アンムート「グルルルルル」

 

モンスターの名前が表示される同時にアンムートは唸り声を上げ此方を見る

 

アステリオス「…………師よ」

 

スズ「あれが?」

 

アンムートは此方を認識した瞬間襲い掛かって来る

 

スズ「センチ!!ピード!!」

 

スズは慌てて2匹のムカデを呼び出しアンムートに差し向けるとアンムートは何と2匹の攻撃を受け止め殴り返してくる

 

スズとエシルも攻撃に加わり4人でアンムートを襲うがアンムートは逆に反撃してくる

 

スズ(駄目だ、一撃の威力が足りない。もっと強く速く鋭く!!渾身の一撃の100倍の力を!!)

 

スキル:支配者の権能を使用します

 

支配者の権能に今まで以上の力を乗せアンムートに槍を突き刺す

 

スキル:強撃Lv.1を獲得しました

 

バキバキとアンムートの皮膚が悲鳴をあげ大きく後退る

 

スズ「…………駄目か」

 

スズが次のアンムートの攻撃に備え様とした時

 

アンムート「ご、剛体術?」

 

アンムートが声を上げる

 

スズ「え?」

 

アンムート「フフフ、フハハハハハハハハハハハ!!久しぶりに良いのを貰ってしまった!!こんな攻撃はお前も撃てなかったなアステリオス!!」

 

戦いを静観していたアステリオスは1つ溜め息をつく

 

アステリオス「戯れが過ぎます、師よ」

 

アンムート「何、タルナークを殺した影の君主の子を見定めたまでよ」

 

アステリオス「それで?小君主様は合格ですか?」

 

アンムート「ああ。お前、アステリオスと共に我が剛体術を学んでみないか?」

 

アンムートのそんな誘いと共に

 

デイリークエスト:剛体術トレーニングが到着しました

 

そんなメッセージが表示された

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