ベルの娘もシステムに目覚めるのは間違っているだろうか?   作:寝心地

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第68話

聖域を攻略し終えた翌日

 

スズ「う〜む」

 

スズは自身のステータスを睨みながら唸っていた

 

ヘスティア「随分悩んでいるみたいだけど、どうかしたのかい?」

 

そこにヘスティアが現れ珈琲を淹れたカップを2つ置きスズの隣に座る

 

スズ「ヘスティア様、ラカンの牙の聖域に行ってかなり強くなったと思うんだけど今度は何処に行ったら良いのかと思って」

 

ヘスティア「成る程ねぇ、そう言えば前にタケミカヅチ達が極東で何かおかしな事が起きてるって言ってたね」

 

ヘスティアが思い出したのはスズがシステムに覚醒して直ぐの時訪れたタケミカヅチと命の話

 

何でも極東ではイタリム特有の青い魔力が原因で様々な問題が起きているとタケミカヅチが話していた

 

スズ「……………………じゃあ今度は極東に行ってみようかな?」

 

ヘスティア「ソレは良いけどちゃんと準備を整えてから行くんだよ?」

 

スズ「分かってるよヘスティア様、取り敢えず今日のデイリークエスト行ってくる」

 

スズはそう言い影のダンジョンに入る

 

アルテミス「オリオン!!」

 

入ると同時にアルテミスがスズの胸に飛び込みスズはそれを受け止める

 

アルテミス「何だあの建物は!!昨日突然現れたぞ!!」

 

アルテミスへの説明を完全に忘れていたスズは頬を掻きながら説明する

 

アルテミス「つまりあの建物はオリオンを強くしてくれる訓練場と言うことか?」

 

スズ「はい、今からその訓練に行こうと思います」

 

アルテミス「そうなのか、なら私も行こう、どんな訓練なのか見てみたい」

 

アルテミスはルンルンでスズの隣を歩きピラミッドの中に入る

 

アンムート「む、来たか」

 

アルテミス「モンスター!!」

 

アンムートをみたアルテミスはアンムートを敵だと思い矢を構えるが放たれる前にスズが間に入る

 

スズ「待って下さいアルテミス様、彼は味方です」

 

アルテミス「味方?」

 

アンムート「その通り、我はアンムート、剛体術を極めしカラコルだ」

 

スズ「アンムートはここから出られないですから大丈夫です」

 

アルテミス「………………………………そこまで言うならオリオンを信じよう」

 

アルテミスはそう言い矢を下ろす

 

アンムート「では今日の訓練を始める」

 

アンムートはそう言うと霊体化しスズの体に負担が掛かる

 

スズ「グッ!!オオオオオオオオオオオ!?」

 

アルテミス「な、何だ!?何が起きている!?何だこれは!?」

 

アンムート「今この部屋には儂の圧力が加わっている、この部屋で我が弟子が腕立て伏せ・腹筋・スクワットを100回、ランニング10kmを行うのが訓練だ」

 

アルテミス「こ、こんな圧力の中ソレだけの訓練を…………無茶だオリオン」

 

アルテミスは圧力に潰されない様に顔を上げるとスズは圧力に潰されながら腕立て伏せをしていた

 

3時間後

 

スズ「グッ…………アアアアア!!」

 

デイリークエストをクリアしました

 

報酬が支給されます

 

スズ「ハァ……ハァ……ハァ……す、全て受け取る」

 

アルテミス「オリオン、大丈夫か?」

 

スズ「はい、ありがとうございます」

 

スズはアルテミスから水を受け取るとそれを飲む

 

息を整え終えるとスズは影のダンジョンから出ると極東に向かう準備を進めた




極東

青い魔力が大穴から溢れ街を飲み込む

魔力に触れた場所は人が住める様な状態からは程遠く美しい四季を彩る筈の木々は枯れ果てている

そんな【ゲート】の向こう側、何人も阻む極寒の寒さの中1人の人影が見える棚引く長髪は吹雪に吹かれ金糸の様に揺れる

その眼前には漆黒の龍が立っており甲高い咆哮を上げていた
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