ソードアート・オンライン~LuLuの物語~   作:ウンニーニョ

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短いですが、間に合いました。


リズベット武具店

浮遊城48層(最前線50層)

 

 

《リンダース》そこらじゅうに水車があるのどかな町。

そこで、1人の少女が少年を待っていた。

少女の名前は《リズベット》

腕を組み、同じ場所を行ったり来たり。

 

それほど少年が待ち遠しいのか?

 

そう、待ち遠しいのである。

この町を気に入ったリズは、この町に自分の店を開くことを決めたのだ。

今までのように店舗だけの店ではなく、立派な鍛冶場が付いた店を。

 

しかし問題があった。

資金の問題である。

ここは最前線近くの48層。

しかもそれなりに大きな店。

自分の持ち金は160万コル。狙っている店は400万コルもするのである。

 

そこで、リズは考え、ひらめいた。

 

一緒に住んでいる少年に出してもらおうと。

 

「まぁ、あいつも一緒に住むわけだし、武器や防具のメンテナンスを当分安くしてあげればいいわよね」

 

そんなことを呟きつつ少女は待つ。

まだか、まだかと。行ったり来たり。

 

「悪い、遅くなった」

 

「いいわよ別に」

 

「それで? 何なんだよ、大事な用事って?」

 

「引っ越すわよ!」

 

「は?」と少年は間抜けな声を上げてしまう。

それもそうだろう。主語も述語もなにもないのだから

 

「どういう事だよ? 焦らずにちゃんと言ってみろって」

 

「この町に店をだすわ。今までみたいなやつじゃなく本格的なのを」

 

少年はすごいじゃないかと関心する。自分の店を持つと豪語していたリズがついに自分の店、しかも本格的にと言うことは鍛冶場が付いている店だろう。

しかし

少年はしらない。

なぜ自分が呼び出されたのかを。

これからリズの口から出る言葉を。

 

「だけどそれにはちょっとお金がたりないのよ。ルル、あんたも住むんだし、ちょっと出してくれない?」

 

少年、ルルは鋭い目を細めてこう尋ねる。

 

「まあ、それはいいけどよ。いったいいくら足りないんだ?」

 

リズは満面の笑みで左手の指を2本右手の指を4本あげ、ルルに見せる。

 

「24万コルか、わかった」

 

「違うわよ。240万コルよ」

 

ピシッそんな音が聞こえた気がした。

 

「240万コルってちょっとじゃないだろ! 俺のほぼ全財産じゃないか‼︎」

 

「足りないんだもんしょうがないじゃない! これからのメンテ代安くするから」

 

おねがい、とリズは両手を手のひらで合わせる。

 

「……はぁ。 メンテ代の前払いだ。これからはタダな。それと今度、今までで一番の刀を作ってくれ」

 

「まぁ仕方ないわね。妥協してあげるわ」とリズはルルの言葉に満面の笑みを浮かべるとルルの手を引き歩き出す。

 

こうして48層に《リズベット武具店》は誕生した。

 




あとがき

いや、短すぎてすみません。


ではまた次回。
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