ソードアート・オンライン~LuLuの物語~   作:ウンニーニョ

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文字数多い人そんけいしますね。

では2話目どうぞ


盗賊の遺品

キリトとルル、二人は走った。

ポップがイノシシから蜂型のモンスターに変わっても二人でソードスキルを一撃ずつ浴びせれば倒すことができた。

二つ目の村《ホルンカの村》につくまでひたすらスキルを叩き込んできた。

 

「で、二つ目の町に着いたわけだがこれからどうする? 拠点の宿を決めるのか?」

 

ルルがたずねるとキリトは

 

「いや、宿屋以外にも拠点にできるところは色々ある、その前に武器の強化をしよう。武器や防具の強化で大分生存率が上がる。ベータテストのときは奥の家で《森の秘薬》ってクエストが受けられたんだ。その成功報酬が《アニールブレード》って片手用直剣で強化しながら3層までは使えたはずだ。曲刀は…情報がないけどどこかにクエストがあると思う」

 

「じゃあ、まず2人で《森の秘薬》を受けよう、それから分かれて村の中で情報収集して曲刀のクエストを受注できたら、二人で両方クリアしに行こう。使わなくても売れるだろうから」

 

「そうだな、じゃあまずは《森の秘薬》を受けよう」

 

話がまとまった2人は奥の家へと足をすすめた

 

☆★☆★

 

《森の秘薬》を受注した2人は村を探し回り、はずれの薪割りのじいさんからクエスト《盗賊の遺品》を受注した

 

《盗賊の遺品》

森の奥をねぐらにしている盗賊が突然変異の熊に全滅した、ねぐらの周りにはおいしい実が取れる木があるが、突然変異の熊がいて取りにいけない。報酬は払えないが、盗賊のねぐらにあるものは好きにしていいそうだ

じいさんはこうも言っていた、盗賊の頭が使っていた曲刀はかなりの上物らしいと。

 

 

「つまり、盗賊の遺品をそのまま使えってことか。呪われないか?」

 

「はは、大丈夫だろ。森の秘薬のターゲット、花付のリトルネペントが出る森と盗賊のねぐらがある森は同じ森だし2つ一変ににこなせるな」

 

「それじゃ、ポーションも買い込んだし、行きますか」

 

 

準備を整えた2人は森へとくりだした。

 

☆★☆★

 

森についてまず2人は盗賊のねぐらをさがすことにした。

その途中で花付のリトルネペントがでるならよしでなくてもまずは突然変異の熊なるボスがいそうな盗賊のねぐらを先に片づけてしまおうと考えたのである。

森に入って数時間、残念ながらここまでにでてきたリトルネペントはすべてノーマルだった。

とは言え目的の場所にはたどり着いたようだ。

目の前にねぐらである洞穴を確認しながらルルは曲刀の2連撃ソードスキル<リーバー>で目の前のリトルネペントに止めを刺す。

 

「ふぅ、キリトあそこが盗賊のねぐらか、熊なんてみあたらなぞ?」

 

「クエストを受けた状態で近づくと表れるんだろうな。ルル、ポーションは飲んだか?」

 

「ひまほんでる……よし、行くか!」

 

「あぁ!」

 

2人がねぐらに近づくとキリト側から巨大な熊が突進してくる。

突然のことに驚きながら、ルルは前方に飛び込むような形で躱す。

キリトもバックステップでかわそうとするが、近かった分避けきれずにとばされてしまった。

 

「キリト!」

 

キリトはHPを確認するが直撃ではなかったためか1割ほどしかダメージを受けていないそれを確認するとルルに向かって叫ぶ。

 

「大丈夫だ。それよりも今は動きが止まっている攻撃するぞ!」

 

キリトが攻撃を開始し、ルルもそれにつづく。

熊は目標を見失ったかのようにキョロキョロとしている。

その隙に後ろからキリトとルルはソードスキルを使わずに3度4度攻撃をあたえる。

熊か反応し、振り向くのと同時にキリトは片手剣ソードスキル<バーチカル>を発動し一撃を入れ叫ぶ。

 

「ルル!」

 

キリトの叫びとともに今度はルルが曲刀ソードスキル<リーバー>を発動し2連撃をあたえた。

そのタイミングでキリトのノックバックが解け、攻撃をしようと振りかぶるが熊は効いてないとばかりに爪を振り下ろしてきた。

それに気づいたキリトは慌てて剣を横薙ぎに振るう

爪と剣がぶつかり軌道がそれた。

爪は間一髪ルルの左手をかすめ通り過ぎる

 

「あぶねー」

 

ルルはHPを確認するがここでおかしなことに気づいた。

HPが減少していないのだ。

しかし今はそんなことを考えてる暇はない。

キリトに目線で合図を交わし、2人で熊から距離をとる

そこでキリトが何かに気づいた。

 

「あいつのHP…」

 

キリトの声にルルも熊のHPを確認する

 

「硬すぎるだろ」

 

HPはソードスキルを当てたにもかかわらず1割も減っていないのだ

そう。この熊は突然変異により体毛が鋼のように硬くなっているのである

 

「こういう場合弱点とかさがすのがセオリーだけど……」

 

ルルはそういいながら熊を観察する、すると右の脇腹になにか突起物が確認できる

 

「さすが序盤、弱点がわかりやすい!」

 

「なにかわかったのか?」

 

ルルの言葉にキリトがたずねてくる。

 

「あぁ、あいつの脇腹みてみろよ」

 

キリトが目をやるとそこには硬い体毛を貫いて曲刀が刺さっているのである。

 

「盗賊の頭の曲刀は上物らしい、ね」

 

ルルは熊に向かって走り出す。

 

「お、おい⁉︎」

 

キリトが慌てて声をかけてくるが

 

「キリトは一撃頼む」

 

それだけ言うとルルは熊の爪に曲刀をあて、右脇に飛び込みすれ違いざまに刺さっている曲刀を掴み、一気に引き抜いた

すると熊は雄たけびを上げHPが4割も減少する

 

「今だッ」

 

ルルの合図にキリトはソードスキル<バーチカル>を傷口に叩き込み、それを追うようにしてルルもソードスキル<リーバー>を叩き込む。

そこにノックバックの解けたキリトが3,4発切り裂いた後、ルルが袈裟切りに曲刀を振るう。

最後にキリトの袈裟切りとルルの逆袈裟切りが同時に脇腹に突き刺さる

怒涛の攻撃に熊のHPは瞬く間に減少していき、ついには0になった。

そして一瞬の停止の後、熊はパリィという音とともに砕け散った。

 

「弱点さえ掴めば楽勝だったな」

 

「いきなり突っ込んで行った時はどうしようかと思ったぞ」

 

ルルの言葉にキリトが苦笑する。

 

「でも遺品ってねぐらじゃなくて熊に刺さってるんだもんな

 っと《カロールシミター》ね」

 

「装備してみろよ」

 

キリトの言葉にルルは右手を振りメニューを開く装備のために装備画面を開き

 

「ッッ」

 

「どうした?」

 

「い、いや……なんでもない。かなり攻撃力があがったよこれでリトルネペントもばっちりさ!」

 

「油断は禁物だぞ?」

 

「わかってる」

 

ただ、このときルルは別のことに驚愕していた。

自分の《ナーブギアが神経に直結できるのなら自分の記憶から自分の姿を確認、再現できる》と言う仮説がこんな形で証明されてしまうとは思っていなかったからだ。

さっき左腕のダメージが通らなかった理由がそれだ。

 

装備画面

 

右腕「シミター」

 

左腕「義手」(耐久値93%)

 

 

現実の自分と同じ義手の左腕。

キャリブレーションだけでは考えられない仕様にナーブギアの凄さを改めて実感しつつ、リトルネペントのことに頭を切り替えるのだった。

 

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