ソードアート・オンライン~LuLuの物語~ 作:ウンニーニョ
まえがき
遅くなりました。長々と前書きもアレですし、21話ですどうぞ。
浮遊城65層
最前線の迷宮区、ここに水色の髪の少女がいた。
《ラフィン・コフィン》討伐戦から1日、少女は迷いと苛立ちを晴らすため、モンスターの群れを次々とポリゴンにかえる。
10体ほど居たモンスターも少女に貫かれ、残り3体となっていた。
少女は一番手前のモンスターを自身の槍で薙ぎ払うとソードスキルを発動する。
槍の5連撃《ダンシング・スピア》
放たれたソードスキルはモンスターを一気にポリゴンへと変える。
(クソッ! いくら考えてもダメだなー)
正直、今の攻撃は確実にオーバーキル。それだけ少女がむしゃくしゃしているという事なのだろう。
昨日、《ラフィン・コフィン》討伐戦の後に少女は少年に声をかけようとした。
しかし、そこで気づき、思ってしまったのだ。自分では少年の傷ついた心を癒せないことに、少年の心を癒して上げられる人の存在を。
自分とその人では、すごした時間も密度も少なく軽い。
しかし、諦めようと思っても諦めきれない。
考えても答えは出ず、気を晴らそうと迷宮区へと来たものの倒しても倒しても気は晴れない。
わかってはいるのだ。こんなことをしても気が晴れないことも、諦めきれないことも。
(やっぱり、諦めるなんてできない……そうだよ、これから人生長いんだし諦めない。)
少女は考えがまとまったところで時計を見ると約束の時間まで後30分ほどしかない。
(もういかないとな)
迷宮区、出口付近にポップしたモンスターをポリゴンに変えると歩き出す。
「もう迷わない! 攻略も恋も諦めたりしないんだから!」
少女は自分に言い聞かせるように叫び、笑顔で町へ向かった。
☆★☆★
61層セルムベルグ
ここに、アスナの家がある。
今日は昨日の《ラフィン・コフィン》討伐戦で沈んだ気分を盛り上げようとここで小規模なパーティーをすることになっている。
「ふぅ、これで料理はOKよね。そろそろ来るころかな? あー早くキ……みんなこないかな。」
その時ピンポーンとチャイムが鳴る。声はシステム的に聞こえないとは分かってはいる物の、アスナは顔を赤くしてドアへと向かった。
「はーい」と返事をしながらアスナがドアを開ける。
そこには親友であるリズベット、攻略組の仲間であるルルとキリト、それにクラインが立っていた。
「いらっしゃい」アスナがそう言うとリズベットとルルは「お邪魔しまーす」とキリトはぎこちないまでも「お、お邪魔します」と中に入る。
クラインはピンと背筋を伸ばし、直立すると「こ、このたびはお招きいただき…」とかしこまり、その間に遅れてきたセレスティアが「やほー、アスナ。お邪魔しまーす」と入っていく。
それにつづき、「お、おい待ってくれよ。ア、アスナさんお邪魔します。」とクラインも入った。
パーティーは盛り上がった。
全員、アスナの作った食事に舌鼓をうった。
パーティーも終盤に差し掛かったところでリズベットが話し出す。
「えーっと、みんなに、話しておきたいことがあるんだよね」
「なーに? 改まって」
そうアスナが相槌を打つとリズベットは話し出す。
「あたしね、というか、あたし達ね、結婚したのよ」
その爆弾発言にキリトとクラインはは目をむき、ルルは心の準備ができていなかった為ケホケホとむせる。セレスティアはプルプルと震える。
アスナが目をキラキラさせて祝いの言葉を贈る。
そこでキリトとクラインの目に気づいたルルが「ま、まぁそう言うことだな」そういったところでバン、と机を叩き、セレスティアが立ち上がった。
☆★☆★
(ルルと、リズベットが結婚? 早すぎる。今日、諦めないと決めたばかりなのに。そう、諦めない! 私は15だ! これからまだチャンスはあるはずだ。これからは、押して押して行く。なら……)
「わ、私だってルルのっことが好きなんだから‼︎」
セレスティアの発言に全員が固まる。
「今回は正妻はリズに譲ってあげる! つまり、私は妾になる! そんでもって、このゲームが終わって、現実に戻ってからが本当の勝負だからね。いや、今から始まったのよ。リズ! 勝負よ‼︎」
(セレスティアもルルのことが大好きなんだよね。)
「受けて立つわよ。 まぁ私の一歩リードだけど!」
そうリズが返すと不敵な笑みを浮かべてと2人は握手を交わす。
「じゃぁ、とりあえず私、一緒に住むから!」
「え⁉︎ まぁ……妾ならしかたない? いや、ここは別宅に住んでもらって……」
リズの戸惑いに周りは笑い、場は和む。
リズベットは思う。2人でルルを支えてあげよう(でも、負けないんだからね、セレスティア。)
2人にアスナが加わりガールズトークが始まる。
その反対側ではキリトがルルに「これからもっとがんばらないとな」と声をかけ。
ルルはついて行けずにハハハ…と苦笑し。
クラインは「ちくしょう、なんでルルばっかり。ヤケだ!酒だー‼︎」と叫びながら手前の飲み物を一気に飲み干す。
再びもりあがったパーティーはこの後も遅くまで続いたのであった。
あとがき
今回セレスティア回のつもりで書いたんですがどうでしょうか?
最近話が浮かんでこないんですよねぇ。
アドバイス感想お待ちしています では。