スーパー地球プロジェクト! 地球大混合事変!!   作:グレン×グレン

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 はいどうもー! 多重クロスの練習を兼ねて多重クロス作品を投稿したグレン×グレンといいます!

 多重クロス作品に対して強い願望があり、こうして作らせていただきました! 面白い作品を書きたいと思っているので応援していただけるとありがたいです!!


プロローグ1 地球が混ざる時

 ……荒廃した土地。そこの研究所というべき建設物があった。

 

 周囲は荒廃した都市とでもいうべき者であり、その荒廃具合は数十年では足りないレベルだろう。そこにある研究所だけは新品のような状態であり、違和感があまりにも大きい。

 

 そしてその研究所の内部で、二人の男が談笑していた。

 

 共に外見年齢は初老。だがその立ち振る舞いは若々しく、肉体的にも精神的にも若さを感じさせる。

 

 彼らはひげを蓄えた口元を歪めながら、ワインを揺らしながら我慢できなさそうに笑っている。

 

 その彼らの視線の先に映し出されるのは、どこかの町が映し出される映像。

 

 それらは日本国の映像を映し出しているようだが、その様子はどこかがおかしい。

 

 制服を着た人間が宙に浮かんでいる街がある。

 

 明らかに獣が人型になっているような者達が歩いている町がある。

 

 やけにツインテールを押している者達が多い都市がある。

 

 そんな、どこかが違う街の要素を見ながら二人はにやりと笑うと共にスイッチを掲げる。

 

「んじゃまーこれから世界を混沌にして―」

 

「―すごい未来の異世界をとねぇ~」

 

 そう語り合い、そしてスイッチが押された。

 

 

 

 

 

 

 

 

「さぁ。ここからやっと第二段階だ」

 

 

 

 

 

 

 

 それを眺める者が、満足げに頷いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そしてまさにそのタイミングで、人々は混乱した。

 

 目の前の光景がまるで切り替わり、モザイクのように街の様子が切り替わる。

 

 境目にいた者は弾かれ、壁に激突してうめき声をあげる者もいる。

 

 そして彼らはその世界の在り方の違いに困惑して、事件や事故も頻発する。

 

 そしてそのうちの一か所で、明らかに非常事態が勃発していた。

 

「う、うわぁあああああっ!?」

 

 逃げまどう少年は、黒い蝙蝠の翼を広げて飛んでいた。

 

 それは彼にとっては当然の力で、しかしうかつに街中で使ってはいけないとも知っている。

 

 だが、この事態に混乱した事故を避けるべく咄嗟に使ってしまった。それがあまり驚かれていなかったのに違和感を覚えたその時、自分に向かって銃撃を放つ者が出てきたのだ。

 

 混乱して逃げ惑う人々に目をくれず、その集団はその少年を執拗に追いかける。

 

 少年が銃弾で怪我をしていたのも要因だが、それを踏まえても集団の動きは速い。

 

 そして少年が怪我の痛みで思わずへたり込んだ時、その集団はあろうことかロケットランチャーまで構えていた。

 

「彼らに教えてもらった通り非常事態が起きやがった。原因はお前らだな!?」

 

「我々はどこにでもいるというのに、法律で禁止されてるのに使いやがって!」

 

 少年にとって意味不明なことを口々に告げる者達からは殺意が当たり前のように向けられている。

 

 傷の痛みに震える少年は逃げることができないが、彼らは躊躇なくロケットランチャーの引き金を引いた。

 

 放たれるのは105mmのHEAT-MP弾。直撃すれば戦車の側面装甲程度はたやすく貫き、直撃しなくても爆風と破片で普通の車程度なら大破させることができる凶悪な弾頭。

 

 それをたった一人の少年に向ける異常なレベルの殺意をもって、彼らは少年を殺そうとし―

 

 

 

 

 

 

 

 

「いったい何を―」

 

「―やって―」

 

「―いるん―」

 

「―!ですか」

 

 

 

 

 

 

 

 その瞬間、ロケット弾が掻き消えた。

 

 更に少年と彼らの間に割って入る者達が数人も現れ―

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「……え?」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 ー全員が盛大に戸惑った。

 

「な、なんだアイツら!?」

 

「普通じゃねえ、普通じゃねえぞぉおおおおおお!!!」

 

 もはや誰もが混乱している。

 

 ロケット弾で殺されかけた少年を助けたはいいが、誰もが困惑していた。

 

 というより困惑して当然だろう。

 

 約二名の少女は明らかに特撮とかに出てきそうな格好をしており、片方はSFでもう片方はアメコミに出てきそうな格好なので別口だ。

 

 また学生服を着た二人の男女は、片方が機械的なギミックを組み込まれているだろう槍を構えている。

 

 最後の一人の成人男性に至っては、両手に剣を構えておりこれまた場違いだ。

 

 当然、突撃銃やロケット砲で武装している者達は困惑している。

 

 そんな中、剣を構えた成人男性は少年がぶら下げているキーホルダーを見て息を吐く。

 

「……状況は分からないが、おそらく恰好から見て悪魔だな? この町中で翼を広げて飛ぶのは避けてほしいんだが……だからってなんでロケット砲が速攻で出てくるんだ?」

 

 そうぼやいた男性に、槍を構えた少女は明らかに困惑している。

 

「悪魔……ですか? 確かに翼が生えているのはただの人間ではないですが、悪魔とは到底言えないと思いますが……?」

 

 その困惑する少女に対して、今度はアメコミ風の少女が困惑した。

 

「えっと……悪魔ですか!? そ、そんなファンタジーみたいな人なんですかこの人!」

 

 その反応に更に困惑が加速するが、そこでSF風の少女が納得したように頷いた。

 

「あ~……なるほど。そういうことか」

 

 その反応に、武装した勢力を含めた全員がその少女に注目する。

 

 その視線を浴びて、少女はポリポリと頬を書きながら彼らを見渡した。

 

「多分だけど、たくさんの平行世界から一斉に転移されたとかそんな感じだと思う。つーか俺のこと知らないって時点で俺のいる世界の人じゃないはずだけど……知っている人いる?」

 

 その言葉に全員、呆気に取られて思わず首を横に振っていた。

 

 そしてそれに対し、剣を構えた男性は一瞬だけ天を仰ぐ。

 

「OK分かった。とりあえずそういう異文化コミュニケーションのミスマッチ的だと分かった。つまりあいつらもそういう連中ということなんだろう……治安悪い平行世界的なアレか」

 

「いや待てよ!? なんであっさり納得するんだ!? 異世界からごっそり転移とか訳が分からないんだが!?」

 

 制服を着た少年が狼狽しているが、男性は肩をすくめるととりあえず武装勢力に振り返る。

 

「今なら異世界の混乱ってことで逃げればなぁなぁにできる余地はあるがどうする? そこの少年はこちら側の一般市民なので、これ以上続けるなら命を懸けてもらうぞ?」

 

 ゆらゆらと剣を揺らしながらの発言は、正真正銘の警告。

 

 明確に殺意を垂れ流しにすることで、相手に最後通牒を突き付けているのだ。

 

 それでさっさと手を引くのならよし。余裕がないのだからとりあえず流す。だがこれ以上暴れるのなら殺される覚悟を持って動け。

 

 そういう最後通牒に対し、しかし彼らは躊躇わなかった。

 

「上等だ! どちらにしても超能力者(エスパー)みたいなもんだろうが!」

 

「化け物どもめ! 普通人(ノーマル)の意地を見せてやらぁ!!」

 

「我ら普通の人々東京第72遊撃班をなめるなよ!!」

 

 口々に吠えて武器を構える相手に、向き合っている側は誰もが戦闘態勢を取ろうとし―

 

「……てめえレッドたんに何してんだこらぁああああ!」

 

 ―その瞬間横合いからパトカーに()()()()

 

『『『『『『『『『『ぎゃぁあああああああっ!』』』』』』』』』』

 

 あまりの光景にほぼ全員が呆気にとられる中、更に到着したパトカー数台から一斉に警察官が飛び出して拘束をしかける。

 

「レッドたんの敵はこの地球の敵だこら! なめんじゃねえぞ!?」

 

「というか警察署の窓から見える範囲でロケットなんて使うんじゃねえ!?」

 

「このクソテロリストがぁ! 子供に何してんだぁああああ!」

 

「ぎゃぁああああ!? この警察達普通じゃねぇええええええ!?」

 

 わらわらと湧いて出てくる警察官の前に、跳ね飛ばされたショックで対応が遅れたテロリストたちはあっという間に拘束されていく。

 

 その流れるような光景にほぼ全員が止まっていた。

 

 と、そこで警察官の一人が振り返ると敬礼する。

 

「よく分かりませんが、このテロリスト共は我々が尋問しますテイルレッド! お手数おかけしました !」

 

「あ、ああ。助りました……でもその、なんかよく分からないことになってるんで情報とか……どうしよう?」

 

「それなら陽月学園の方に連絡すれば大丈夫でしょうか? 理事長の耳に届けばすぐ繋がるのでは?」

 

「ありがとうございます。というか、学園の方も知ってるんですか?」

 

「甥がDIY研究会です」

 

「ブルーとホワイトがいつもご迷惑をかけてすいません!!」

 

 他の者達がまったく要領を掴めていない中、会話を終えた少女ことテイルレッドが振り返ると、頬をかきながら離れたところをさすす。

 

「とりあえず、ある程度なら説明できるからゆっくりできるところまで来てくれないか? ……親が喫茶店やってるんだ……あ、えっと……」

 

 そこまで来て、まだお互いが自己紹介をしていないことに漸く気付いた。

 

 それに対して困惑する中、成人男性が肩をすくめると一歩前に出る。

 

「細かい説明は後に回すとして。……俺は青野レイズだ。今日はオフだったんだが、まぁある程度の話し合いはできることだけ言っておこう」

 

 

 

 




ちなみにプロローグは連投予定です!
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