にじさんじクエスト!!   作:赤い髪の勇者

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またスケジュール通りに行かなかった(泣き)、、。エタったと思われた方、大変申し訳ございません、、!


大変お待たせしました。 投稿です。


第九話 友人と危機

放課後、家に帰ってきた俺は自宅の机に座ると、パソコンを起動して例のネトゲを起動した。ホームタウンを歩き回ると、目当ての人物を見つけることが出来た。

 

『やあ、こんにちはNIJI。』

 

「、、よう、KAMI。」

 

KAMIはいつもと変わらない様子で挨拶を返してくれた。今まで(ネトゲで)一緒に戦い抜いてきた、、俺の、親友。

 

『今日はどうする?ダンジョンボスの甲龍バルガスにでも狩りにいかない?あれの素材で作った武器が欲しくてーー』

 

「単刀直入に聞くぜ。俺の異世界での出来事は本当の事なんだろ?」

 

喜々と狩りのことを語っていたKAMIが途端に無言になる。俺はマウスを握っている手をぎゅっと握った。

 

『、、、へえ、そう思うんだ。君の事だからてっきり「夢の出来事」で片付けるものだと思ったけど。ほら、意外と現実主義だし、君って。』

 

「まあ、夢にしてはやけにはっきりと覚えていたからな、、。それに、、、あの出来事を夢とはどうしても思いたくなかったんだよ。」

 

スライムとの戦い(?)、レイボウの賑やかな街並み、フレンさんや社築さん、、あの光景や出会いがどうしても存在しないなんて信じられない、、いや、信じたくなかったのだ。特に、、リゼ・ヘルエスタさんとの出会いは。

 

「それでもまだ夢の可能性は否めなかったけどな、、これを見て確信に変わったんだよ。」

 

俺は後ろに椅子を回して右手を宙にかざすと、ある言葉を頭の中で呟いた。

その瞬間、俺の目の前に半透明な板が出現した。板には俺の名前や「ちから」、「まりょく」などのステータス、そして、「ジョブ」と書かれている欄に「勇者」と書かれていた。

 

「この地球でこんなファンタジーなものが出てくる訳がねえ。俺の体験が本当の事だった動かない証拠だ。どうせ見えているんだろう?神様なんだからよ。」

 

俺は板を消すと、パソコンの方に向き直りじっとKAMIのアバターを見つめる。言いようのない緊張感が部屋を包んだ。

 

『まさかそれを表示させるなんてね。厨二臭いと思わなかったの?』

 

「異世界オタクだからな。こういうのはやるもんなんだよ。」

 

『あはは、ステータスボードまで出されたんじゃもうごまかしが効かないなー。』

 

KAMIは心底可笑しいというように笑い声を出した。

 

『うん!君の思っていることは正しいよ。異世界も君の体験した出来事も全部本当の事さ。』

 

それを聞いて俺はドッと脱力して椅子にもたれかかった。あの少女との出会いが幻ではなかったと聞いただけで安心感がパナかった。

 

『いやー、それにしてもめっちゃ笑ったよ君の珍道中!スライムにボコボコにされる勇者って聞いたことないけど?』

 

「あの時はまだ勇者じゃねぇよ!てか見てたんならなんとかしろよ、殺されるところだったんだぞ!?」

 

『だから何とかしたじゃん。ちゃんと助けが来ただろ?たしかリゼ・ヘルエスタだっけ。彼女がさ。』

 

「え?」

 

俺の吊り上がっていた目がたちまち元に戻る。

 

「あれってお前のおか、、お、、おかげだったのか?」

 

『うん、近くにいた冒険者の中で一番人が良さそうな彼女にしたんだよ。ほら、結構世話を焼いてもらっただろ?』

 

「確かに、、色々助けてもらった、。」

 

『うん、君は僕にむせび泣いて膝をついて感謝してもいいんだよ?』

 

まごうことない暴言だが、俺は何も言い返せなかった。彼女と出会えたのならスライムに殺されそうになったこともいい経験だと思えてしまうから。

 

「てかどうやってリゼさんと俺を会わせたんだよ?テレパシーかなんかか?」

 

『神様はある程度自分の世界に対して運命を操ることができるんだよ。あまりにも大きい運命は干渉することはできないけどね。』

 

それを聞いて俺の目が再び吊り上がりそうになる。

 

『あ、言っておくとスライムの件は僕のせいじゃないよ?本当はスライムに会う前にリゼ・ヘルエスタに合わせる予定だったんだ。あれは僕も結構焦ったんだよ?』

 

「じゃあなんで俺はスライムにボコにされたんだよ?」

 

『ちょっと運命操るのミスっちゃってね。アニメ観ながらやるもんじゃないね。

 

「神様が片手間で仕事しているんじゃねえよ!!」

これって俺クレーム入れてもいいよな?どこにクレーム入れていいのか分からないんだけども。

 

「でもまあ、、リゼさんに合わせてくれた事には感謝してるけど、、。」

 

『へえ、ひねくれている君にしてはやけに素直じゃないか。本当に彼女の事が好きなんだね。』

 

「当たり前だろ!!」

 

『うおっ!?』

 

KAMIが何やら驚いた声を出したが、俺はそんなことを気にしてはいられなかった。

 

「リゼ・ヘルエスタさんは現代に現れた女神だぜあの光を反射して銀のように輝く髪全女子がお手本にするべき整った眉毛ルビーなんか比べものにならないような輝きを放つ綺麗な大きな瞳可愛らしさも感じるような小さい口まるでファンタジーそのもののような可憐な服装王国の皇位継承者に相応しい高貴なオーラどんなに疲れていても癒されるような丁寧な口調こんな陰キャな俺にも手を差し伸べてくれる優しい性格しっかりとした雰囲気から出される可愛らしい笑顔と笑い声がとてもチャーミングでああ俺の拙い語彙力じゃ彼女の魅力を100分の1も語れないでもどうか語らせて欲しいまだまだ行くぞレイボウの街を歩いていたときの彼女の笑顔が」

 

『わかった!!わかったから!!』

 

KAMIが必死な声で止めなかったら俺はいつまでも彼女の魅力について語っていたと思う。正直言いたいことの1パーセントも語れなかったが。

 

はあ、はあ、、まさか君が女性の事でそんなに熱弁になるとは思わなかった、、そんなに彼女を気にいったんだね、。』

 

「当たり前だろリゼ・ヘルエスタさんは現代に現れた女神だぜあの光を反射して」

 

『君はセリフが設定されているロールプレイングゲームのNPCか!!』

 

KAMIから切羽詰まったツッコミをもらってしまった。しょうがねえだろ好きなんだから。

 

「ところでなんで俺を異世界に転移させたんだ?まさかただ何となく転移させたんじゃないんだろ?」

 

『あ、やっとそこに触れてくれた。、、、また彼女について語りだしたらどうしようかと思った、、。

 

コイツのことだ。何か理由があって俺を異世界転移させたんだろう。俺が異世界で慌てふためく姿を見て悦に浸りたかった可能性も否めないけど。

 

『簡単な話だよ。あれはチュートリアル兼試験のつもりだったんだよ。君がこの事態を解決できるかどうかのね。』

 

「試験、、?」

 

いったい何の試験だというのか、、いや待て、色々あって頭から抜け落ちていたがコイツ確かあの時なんて言ってた?

 

『簡単な話だよ。近い将来、あの世界は滅亡する。回避するには君の力が必要だ。』

 

「なんだって、、?」

 

こいつは何さらっととんでもないことを言っているのだろうか。俺はそう思った。

 




次でこの章は最後になるのかなと思います。
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