にじさんじクエスト!!   作:赤い髪の勇者

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今日、一年ぶりぐらいに歯医者に行って、歯垢を取ってもらいました。もう痛いのなんの、、やはり歯磨きって大事ですよね。

お待たせしました。投稿です。


第3話 皇女とジョブシステム

「いつっ!」

 

「動かないでくださいね。動くと余計に沁みますから。」

 

俺はリゼ・ヘルエスタさんに治療をしてもらっていた。スライムに吹き飛ばされて擦り傷だらけの俺を放っておけなかったのだそうだ。リゼ様マジ天使。

 

「薬草を持っていて良かった。これを塗っておけば傷が良くなるはずですよ。」

 

そう言って優し気に微笑むリゼ・ヘルエスタさんは反則級に可愛かった。こんな美少女にかいがいしく治療してもらえるならスライムにボコボコにされて良かったと思ってしまうほどだった。

聞けばリゼ・ヘルエスタさんは「ヘルエスタ王国」の第二皇女で、皇位継承の武者修行のために近くの街(俺が目指していたところ)で冒険者活動をしているとのことだった。ちなみに学生時代は主席だったそうだ。文武両道とかリゼ様マジ完璧。

というかお姫様に治療してもらうなんて恐れ多かったのだが、リゼ・ヘルエスタさんは「そんなこと気にしないで大丈夫ですよー。」と気兼ねなく治療してくれた。ああ、なんて女神なんだ。今までの人生でこんなに幸せなことがあるだろうか。ありがとう、スライム様。

 

「はい、これで大丈夫ですよ!でも一応応急処置ですから一応後で「聖職者」さんに見てもらってくださいね。」

 

「聖職者?」

 

聖職者ってあの教会にいるあの聖職者だよな?そこは医者じゃなくて?頭にクエスチョンマークを浮かべている俺を見て、リゼ・ヘルエスタさんもクエスチョンマークを浮かべていた。

 

「あの、、私、何か変なことを言いました?」

 

「あ、いえっ!そ、そんなことはなくてですね!」

 

未だに彼女の会話になるとキョドってしまう。今までの人生で親身になってくれる女の子はいなかったのだ。我ながら悲しくなってきた、、。

 

「それにしても本当に危なかったんですからね?見たところあなたは「無職(ノービス)」ですよね?「ジョブシステム」無しでモンスターに挑むなんて自殺行為ですよ。」

 

プンスコと注意してくるリゼ・ヘルエスタさん。彼女の言葉に俺はキョトンとなる。「ジョブシステム」?多分異世界特有のシステムなのだろうか?詳しく聞きたいけどこんな女神のような美少女に自分から声をかけるのは抵抗感がある。ああ、心底陽キャが羨ましい、、。

 

「あの、、もしかして「ジョブシステム」を知らないんですか?」

 

「ひゃ、ひゃい。実は、、その、俺はとても遠いところからここまで来まして、、俺が元居たところでは「ジョブシステム」という言葉は聞いたことがなくてですね、、。」

 

リゼ・ヘルエスタさんに噓を言うのはマジで心が痛む。いや、あながち間違いじゃないけど。KAMIの野郎に組まれた、帰れるかも分からない異世界ツアーだが。

 

「そうなんですか、、あの、もしよろしければ「ジョブシステム」についてご説明いたしましょうか?」

 

「え?いいんですか!?」

 

「ええ。ここで会ったのも何かの縁ですし。」

 

リゼ・ヘルエスタさんマジで優しいな、、もしかして本物の女神なんじゃないだろうか?いや、もう女神でいいだろ。

 

「では、すこしだけ説明しましょう。この世界では、『ジョブシステム』という仕組みがあって、各人が特定の『ジョブ』(職業)を選び、それに応じたスキルや能力を磨いていくのが基本なんです。」

 

「ジョブ……」

 

詳しく聞くとこの世界には10個の「職業(ジョブ)」があって誰しも15歳になると「ギルド」という場所に行ってジョブを授かるらしい。どのジョブを授かるから完全にランダムで、中には10個のジョブ以外の特別なジョブを授かることもあるそうだ。

そしてジョブについて、モンスターを倒すなどしてレベルアップしていくといくつかの「スキル」を覚えることができる。スキルの種類はジョブによって異なっており、例えば「魔法使い」だったら攻撃魔法や支援魔法のスキル、「聖職者」だったら様々な回復魔法のスキルを覚えるらしい。まんまファンタジーRPGのシステムだな。やべ、テンション上がってきた!

 

「たとえば、私の場合は『剣士』です。剣を使うジョブで、攻撃、防御、自己強化、自己回復など様々なスキルを覚えます。」

 

「おお!最強じゃないですか!」

 

「あはは、、ですが器用貧乏になりやすい職業でもあります。自分がどのようなスタイルで戦いたいかを考えるのが重要ですね。」

 

あー、このタイプの職業だとそこらへんが大事だって言われているよな。ドラ○エ3の勇者とか。

 

「なるほど……俺は「ジョブ」を選んでないからスライムにボコボコにされたって事ですか?」

 

「おそらくそうでしょうね。スライムぐらいだったらジョブについていたら例えレベル1でも勝てますから。今のあなたは、いわば無職の状態です。」

 

「無職……」

 

リゼ・ヘルエスタさんの口からさらっと出てきたその言葉に、俺はなぜか心にぐさっと刺さるものを感じた。けれど、リゼ・ヘルエスタさんは悪意なく言っているのがわかる。

 

「心配しなくても大丈夫です。「ギルド」に行けばあなたもジョブを授かることが出来ますよ。」

 

「そ、そうですか、。あの、俺、お金持ってないんですけど、、。」

 

「大丈夫ですよ。15歳だったら誰でもジョブを授かることが出来ます。お金の心配はいりません。」

 

無料だと聞いて俺はホッとする。せっかくファンタジーの力を授かれると思ったのに有料だなんて言われてたら詰んでいたからな。俺、この世界では素寒貧だし。

 

「ええ、きっと大丈夫です。それでは、まず街に行きましょうか。ギルドにご案内します。」

 

リゼさんの剣士らしい頼もしさと優しい笑顔に、俺は勇気をもらった。

 

「よし、お願いします!」

 

俺は深呼吸して立ち上がり、リゼ・ヘルエスタさんについて行くことを決めた。俺をこの世界に放り込んだKAMIに少しぐらいは感謝してもいいかもしれない。目の前を歩くリゼ・ヘルエスタさんの美しい白い髪を見つめながら俺はそう思った。

 

 




最近他の方の小説を読むたびに才能の差に打ちのめされる毎日です、。ですが自分の書けるものを書いていくしかないですよね。読んでくれる読者の皆様には感謝です。
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