お待たせしました。投稿です。
「さあ、着きましたよ。」
リゼ・ヘルエスタさんに付いていき歩くこと数時間。俺は無事に目的地である街にたどり着くことが出来た。
途中、スライムやゴブリン、ウルフなどのモンスターに襲われたのだが、リゼ・ヘルエスタさんが一刀の元に切り捨てたのだ。いやマジで「ジョブ」ってすげえな、、。いや、それもあるだろうがリゼ・ヘルエスタさんのセンスがいいのだろう。流石文武両道。
「それにしてもマジで大きいですね、、。」
「この辺りはモンスターが多いですから。念のために守りはしっかりとしているんです。」
街は石造りの高い壁面に囲まれていてまさに城塞都市って感じだな。中央の城門は鉄で作られており、いかにも頑強そうだ。
「というか門開いているんですね、。」
「まあ今は平時ですからね。人が通るたびにいちいち開けるわけにはいきませんから。あ、もちろん非常時には閉じますよ。」
てっきりこういう城門はがっちりと閉じているイメージがあったがまあ手動で開けるのだろうし手間がかかるのだろう。
「ではまずはフレ、、門番さんに軽く検問してもらいましょうか。あなたが悪い人ではないことは分かっているのですが、一応決まりなので。ごめんなさい。」
「いえ、大丈夫です。」
ちなみにリゼ・ヘルエスタさんと話すたびにキョドっていた俺だったが、道中彼女を話すうちに何とか落ち着いた会話ができるようになっていた。彼女の話し方ってなんだか人を惹きつけるような話し方なんだよな。
「ではこっちですね。」
俺はリゼ・ヘルエスタさんの案内で城門の方へと向かう。近づいて分かったがマジでこの門大きいな、、。遊びに行った浅草の雷門を思い出すな。近づいていくと、城門もすぐそばに一人の人影が見えた。
「おお、リゼじゃん。おつかれー。」
そこにいたのは女性の女騎士だった。栗色のロングヘアーに白と黒を基調としたファンタジーな服に身を包み、腰には剣を下げている。リゼ・ヘルエスタさんに親しげに挨拶している辺り知り合いなのだろうか?ていうかこの人も胸部分って、、。
「胸ブルマ?」
「何て?」
「胸ブ、、なんですか?」
「あ、、何でもないです。すみません、。」
あかん、ついストレートな感想が出てしまった。リゼ・ヘルエスタさんと女騎士さんが怪訝な表情を浮かべているぞ。
(それにしてもこの人美人だな、、。)
リゼ・ヘルエスタさんが美少女ならこの人は大人の美人といった印象だった。栗色のロングヘアーは艶やかで肌は綺麗なベージュ色でどこか上品さを感じさせる。顔はどこか勝気な性格の女性を思い出させて10代の男子に人気がありそうだった。後なんというか落ち着いた雰囲気を出していて、知的な印象を受けた。
「フレン。お疲れ様。」
「リゼもね。クエストはもう終わった?」
「うん、ばっちり終わらせてきたよ。」
「そうかー、流石だねー。お姉さん鼻が高いな!」
リゼと親しげに話す女騎士さん。どうやらフレンという名前らしいが、会話の様子からかなり親しいみたいだな。、、なんだか落ち着かない。もしかしてこれが、嫉妬?
「ところでリゼ、その子は?」
女騎士さんが俺をじっと見つめる。整った顔に見つめられてついドキマギしてしまう。
「あ、この人はワンス草原に居たところを保護したの。なんだか遠いところから来たんだって。」
「ワンス草原に?あそこはレベル1でも勝てるようなモンスターしかいなかったんじゃ、、保護する必要はなかったんじゃない?」
「ううん。この人は「無職(ノービス)」なの。」
「ええ!?「無職(ノービス)」!?この年齢で!?」
やはり俺ぐらいの年で「無職(ノービス)」なのは相当珍しいようだ。女騎士さんが目を見開いて驚いている。
「リゼ、彼は見たところ15歳以上だと思うんだけど、、。この国では15歳になったら「ジョブ」を授かる決まりじゃなかった?何かの間違いじゃない?」
「ううん。この人はよほど遠いところから来たみたいなんだ。「ジョブシステム」の事も知らなかった。実際スライムに殺されそうになっていたし。」
「スライムに、、?」
信じられないような目でこちらを見る女騎士さん。どうやらこの世界でもスライムというのは相当雑魚モンスターらしい。何だか恥ずかしくなるからそんな目で見るのはやめてほしい。
「うん、だからこの人に「ジョブ」を授からせてもらいたくて。街に入れさせてもらいたいんだ。」
「そうかー、、それは確かに一大事だね、、。」
女騎士さんは深刻そうな顔をする。どうやら「ジョブ」はこの世界でよほど重要なものらしいな。
「じゃあ君。今からいくつか質問させてもらうけど、、ああ、そんなに緊張しないで、正直に答えてもらったら大丈夫だから。」
「は、はい!」
「名前は?」
「に、虹三条です。」
「出身地は?」
「に、日本です。」
「職業は?」
「こ、高校生です。」
「ここへは何しに来たの?」
「ええと、、ファンタジーな力を貰えると聞いて来ました、。」
「、、、。」
「、、、。」
「、、えーと、ちょっと待っててもらえるかな。」
女騎士さんは困った顔をするとリゼ・ヘルエスタさんの元に行って顔を近づけた。
「ねえ、リゼ。彼って何処から来たの?国も職業も聞いたことないんだけど、、後ファンタジーって何?」
「うん、私もちょっと困惑している、。」
「見た感じ悪い子には見えないけど全面的に信用するのはちょっと、、門番を任されている身としては不穏分子を入れたくないし、、。」
「だけど、この人は「無職(ノービス)」なんだよ?流石にこのまま放っておくわけには行かないよ。」
「それはそうだけど、、。」
「私は王位継承の資格者として困っている人を見過ごせない。お願い、フレン。」
「、、、。」
女騎士さんは神妙な顔で考え込む。やがて顔を上げると俺の方へと向かってスタスタと歩いてきた。
「少年。」
「は、はい!」
「事情は分かったよ。入場を許可するわ。」
「!ホントですか!」
俺はパアッと顔を輝かせる。よ、良かったあああ、。これで追い返されたりしたら異世界人生終わったからな。
「まあ、リゼが信頼している相手というのもあるし、何より「無職(ノービス)」だもんね、、。このまま放り出すのは騎士道に反するからねー。」
「あ、ありがとうございます!」
「ただし!」
女騎士さんはビシッと指を向けた。
「くれぐれも人に危害を加えたり、物を盗むなどの問題行動は起こさないこと。これだけは約束してほしいな。」
「は、はい!」
「まあ、君だったらそんなことはしないだろうけど。人が良さそうだし、リゼが助けようとしている人だからね。」
美人女騎士さんにいい人認定されて俺は思わずテレテレとする。
「さ、早速入って入って。いの一番にギルドに行くんだぞ?場所はリゼが案内してくれるだろうから。」
「あ、ありがとうございました。あの、ええと、、。」
「ああ、そういえばまだ名乗っていなかったわね。」
女騎士さんは胸に手を当てる。
「私はフレン・E・ルスタリオ。コーヴァス帝国出身の騎士でここの門番を努めている。よろしくね。サンジくん!」
「わ、わざわざありがとうございます。」
美人は自己紹介も様になっているよな。何故かドヤ顔になっている彼女を見て俺はそう思った。
それにしてもフレン・E・ルスタリオさんの口調ってこれで合っていますかね?何ぶんにじさんじは初心者なもので、、。不愉快に思われた方はご指摘お願いいたします。
2/12:フレンさんの口調を全面的に修正しました。再登場させる前に指摘を頂いて良かった、、。教えてくださった方感謝感謝です。もし若干違うかなと思う方はコメントください。