天人が背負う咎は幻想を巻き込む   作:紡縁永遠

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天を駆けるは、対立する意思

side天貴

 

 「〈六華・空弾(くうだん)〉」

 「〈天叢雲(あまのむらくも)〉他のやつをやれ」

 「「「「「「「御意に!」」」」」」」

 「させないよ〈貴爀人機羅閃巣咆(きかくじんきらせんそうほう)〉」

 

 神器、天乙貴人を最大出力で、撃つ。糸筋の糸のような光線が曲がりくねりながら、天人の頭を眉間を貫く。手加減はない、もとより戦争、死ぬことくらい覚悟してるだろう。

 

 「手出しはさせないと言ったはずだ」

 「やはり貴様から落とすのが先決か、〈緋幻想堕閃(ひげんそうだせん)〉」

 「〈鎧甲法空力蒼穹(がいこうほうくうりきそうきゅう)〉お前が死んだら追ってやるよ」

 「減らず口を〈桃源緋想叢雲(とうげんひそうむらくも)〉」

 「〈六華空嵐合獄(りっかくうらんごうごく)〉事実を言ったまでだ」

 

 互いに当たっていはいけない、それすなわちあたれば勝てる。だから、範囲攻撃を惜しみなく、体力を気にせず展開する。幻想郷の、空は緋色に染まり、ねじ曲がっている。

 

 「さっさと終わらせるか、〈十二天将〉〈貴爀人機(きかくじんき)〉〈青閃龍冴(せいせんりゅうご)〉〈六華合獄(りっかごうごく)〉〈勾殿陳坐(こうでんちんざ)〉〈騰幻蛇堕(とうげんだだ)〉〈朱染雀羽(しゅせんざっぱ)〉〈太訓常蠱(たいくんじょうこ)〉〈白蓮虎砲(びゃくれんこほう)〉〈大戯陰葬(だいぎおんそう)〉〈天元空我(てんげんくうが)〉〈天聖后爐(てんせいこうろ)〉〈玄帝武鬮(げんていぶきょう)〉……消し飛べ」

 

 喉が痛い、バカみたいに長く言いづらい技名、意味があるから、威力があるが、あまり使いたくはない。

 

 「やっかいな、すべて使えるのは貴様だけだったな〈大陰〉まぁ、仕組みを知っていれば使えなくとも対処はできる」

 

 忘れていた、緋想の剣の弱点を突く効果は技にも適用される。〈十二天将〉は能力の具現の為、簡単に崩される。

 

 「これで終わりだ、他の世界に気遣う必要はないのだ、天界に住む天人が、全てそれ以外はゴミでしかないのだから」

 「そういう考えが嫌いなんだよ」

 「無駄だ、緋想の剣で貫いた貴様は死ぬ、緋想の剣がなければ勝てただろうな。行け幻想郷を滅ぼせ」

 

 遠のく視界の端で、天人が幻想郷の住人を殺そうと降りていく。まだ死ねない、最低でもこいつだけは殺さなければ……

 

 「〈神魔経絡綺羅断罪(しんまけいらくきらだんざい)〉」

 

 天人が、幻想郷の住人を殺そうと構えた時、魔界への結界が緩み、弾幕が飛んで、天人を殺す。

 

 「な、んで」

 「勝手ながら、我々魔界は、魔界神、神綺の名において、天人、比那名居天貴の覚悟と想いに敬意を評し、援護させてもらう」

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