魔法少女はいないので   作:みつは

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よん

 

 

 仲間入り希望だったので、即座にマジカルステッキを渡して変身させてみた。

 その結果、マジカルステッキはグローブに変化し、俺より年上の渋い外国の紳士は可愛らしいふんわり猫っ毛ロングの金髪美幼女になった。

 

 色が黄色なのでマジカルイエローとする。

 

 鏡で全身を見たイエローは「私の娘に似た姿になったのか……?」とかちょっとカタコトな日本語を言っていた。娘に似た姿についてはイエローの責任だ。

 俺が手伝ったのは魔法を使うための道具を用意し、渡したこと。あとは本人のイマジネーションで出来ることだからな。

 

 マジカルイエローとして積極的に活動し始めた男は、どうやら魔法少女になることに嫌悪感は無いらしい。

 というよりは、どうやら強い力と対価に性別を差し出したのだと勘違いしていた。

 

 男に戻れない覚悟で魔法少女になったらしいが、そこまでしてモンスターを狩るほどの敵意を抱くのは好感が持てる。

 ただ、日本に在住してるわけではないのでしばらくしたらアメリカに戻るらしいがな。

 

 それまでに魔法少女の極意について教えていくとしよう。

 ブルーはもう立派に魔法少女として活躍してるし、ダンジョンをいくつか潰して人のために働いてるからな。イエローもそうなるために頑張って貰うぞ。

 

 

「このstickを大量生産してくれないか!!」

 

 

 急に何言ってんだこいつ。

 

 

 

「いや、無理だろ」

 

 

 ホワット!? とかなんとか言ってたけど俺は人が簡単にモンスターを倒せる兵器を使う人間を選んで渡してるんだ。知らない人に悪用される可能性は避けたい。

 

 ……まあ、この世界って人間が滅びそうなディストピアまでいくルートもあるんだよな。

 ヤバくなったら考えよう。それまでは大量生産はしないぞ。あとイエローが独断でそのマジカルステッキを調べて模倣品を作ろうとしたら俺にすぐ分かるようになってるからな。変なこと考えるの止めて魔法少女として活躍しような。

 

 

「では、魔法の使い方を……stick無しで出来る方法について、redは何か知らないか?」

 

「知ってるけど」

 

「皆に教えるのは駄目だろうか」

 

「んー。まあいいけど……」

 

 

 しばらくしたらイエローが変身した状態でスマホを持って頭を下げてきた。

 

 

「全国に魔法について知って貰うため配信させてくれ、頼む!!」

 

「んー……まあ、魔法少女について皆に知ってもらいたいし、別に構わねえよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうもマジカルレッドだ。イエローが他の奴らにも魔法の使い方を知ってほしいと頼まれたので配信する」

 

 

 

『ふぁー!?』

『警察が追いかけてるレッドモンスターじゃん』

『可愛い声してりゅね、今なんちゃい????』

『赤 い 化 け 物』

『マ ジ カ ル レ ッ ド』

『イエローなんて奴いたっけ?』

『後ろにいる可愛い黄色の子じゃない?』

 

 

「というわけで、魔法について教えるため俺達はイエローに連れられてアメリカのアステリアダンジョンへ向かうことにした。とりあえず中にあるモンスター共を壊滅しに行きます」

 

「ブルーです。レッドさんのお手伝いに来ました」

「イエローデス。ヨロシク!」

 

 

『アメリカ?????ヒト型モンスターなマジカルヒーローさん達が日本からアメリカに飛んだの?????』

『ダンジョン攻略!?』

『俺っ子なのきゃわいいね』

『そこやばいモンスターたくさんいて閉鎖しても湧き出てくる禁忌領域じゃなかった!?』

 

 

「とりあえずモンスターが一体出てきたので倒します。魔法は簡単! 周囲にある魔力を拳に込めてそれを放つだけ!!」

 

「ギギャア!!!!!」

 

 

 

『ふぁー!?wwwwwwwww』

『いやいやいやいや』

『三回転しながら吹っ飛んでったぞ!!!??』

『簡単って何が??wwwwwww』

『レッドモンスターさんこんなお茶目な子だったの?』

『後ろにいるブルーちゃんが真顔wwwwwww』

『空を飛ぶために腹筋を鍛えましょうって言われてるようなもんwwww』

 

 

「では、より魔法について使い方を教えます」

 

 

 

 

 

 

 

 

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