異次元からの超常物品記録 作:一般通過読者
アイテム番号: SCP-010-CO
オブジェクトクラス: Ketel
特別収容プロトコル:SCP-010-CO-aが発見された場合、SCP-010-CO-aの直近の活動を速やかに調査し、SCP-010-CO-aと接触した全員にCクラス記憶処理による処置を行ってください。抵抗が激しい場合には終了処理を行うことが許可されます。
SCP-010-COの封じ込めには知らないことが最も効果的で次点に効果的なのは知った上で好奇心に駆られない事です。SCP-010-COの情報はサイト-■■の限られた職員のみが管理しています。
説明:SCP-010-COは正式名称を知ることで伝播するミーム汚染です。後述する異常性を持ちながらSCP-001-COには問題なく書き込まれてしまっていたため、出現時は財団内でも非常に大きなミーム汚染を引き起こしました。財団ではこのミーム汚染の抑制のために非常に大きな犠牲を支払いました。
SCP-010-COを知った人物(以下SCP-010-CO-a)はSCP-010-COを知らなければいけない強迫観念に支配されます。筆記やレコーダーによる音声記録を残そうとしてもSCP-010-COの名称部分のみ筆記できず、文字化けもしくはノイズとなってしまうため、SCP-010-CO-aは口頭での捜索を開始し、その過程で新たなSCP-010-CO-aが生まれます。
SCP-010-CO-aが捜索を開始して一定期間が経過すると捜索外でも会話の中にSCP-010-COが不自然に挿入されるようになります。それは口から這い出ようとするSCP-010-CO-bによるものであり、這い出てきたSCP-010-CO-bは【データ削除済み】。不幸中の幸いだったのはCクラス記憶処理で除去出来たことでしょう。その後の経過観察においてもSCP-010-COを思い出した職員は存在しません。
SCP-010-COの出現はこの世界に異次元の法則や怪異と言った実体を持たない存在を呼び込む可能性を示唆します。以後SCP-001-COの定期チェック時に十分な警戒を行ってください。
補遺:SCP-010-COの記載ページはその後SCP-001-COから消滅しており、報告に伴って大規模な認識災害が引き起こされる危険性があったため削除されたことが記載されています。後にSCP-010-COの画像データを確認したところ出現次元の記載は3921でしたが、出現予想時刻や外観については不明な言語で記載されていました。いかなる言語で記載されていても読むことが出来るSCP-001-COの異常性と反しており、イレギュラーな事態であったことが伺えます。
またSCP-010-COのページは削除されていましたが、財団によるSCP-001-COへの実験を実施したページは削除されていなかったため、今後我々のような機関が異世界でSCP-001-COに対して実験することによる嘘の報告等も警戒する必要があります。