異次元からの超常物品記録 作:一般通過読者
アイテム番号: SCP-021-CO
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル:SCP-021-COは現在、サイト-██の中型異常物品保管室に収容されています。対象は防音・電磁遮断処理を施した個別ロッカーに固定されており、定期的な構造点検が実施されます。現在、SCP-021-COが再稼働する兆候は見られません。
対象内部の記録装置から再生されたデータは、情報災害の危険は認められませんが、精神的影響の懸念から視聴・聴取はDクラス職員のみに限定されています。視聴後は最低72時間の精神鑑定が義務付けられています。
説明:SCP-021-COはぬいぐるみのような熊型ロボットです。体表の正中線を境に白と黒の二色に分かれており、右半身(白)は穏やかな可愛い見た目である一方で、左半身(黒)は赤い発光体の目と歪んだ口元を持ちます。この左右非対称な外見構成は製造段階から一体化されたものであることが分かっています。
SCP-021-COには以下の内部に以下の機構が見られます。
・爆薬類と推定される未使用の爆破装置*1
・鋭利な金属製の可動爪(左手内部)
・角膜カメラおよび音声記録装置
カメラと音声記録では男女16人の若者が学校のような建物内で共同生活をしている様子がところどころ破損したデータで保存されていました。しかし共同生活中に発生した複数の殺人事件とその後の調査、学級裁判と銘打たれた裁判のような催し、そして有罪判決を受けた犯人が特殊な機械によって処刑される様子*2も共に保存されており、映像を視聴したDクラス職員が嘔吐等の高い心理的ストレスを原因とする症状を発症しました。
遠隔操作のための受信機などが発見されていますが、破損の状況から行動は不可能であると考えられています。
補遺:データの復旧に伴ってSCP-021-COを操作していたとされる人物の音声データが発見されました。しかし本データも破損がひどく、どういった人物が操作していたのかは詳しくわかりません。しかし短期間でコロコロ性格を変えているような言動や、発言内容から他者の苦悩や破滅に対する著しい嗜好が見られました。
この人物は発言の内容から極度の演技依存症状および自己喪失的多重人格模倣が見られ、高度な知性と裏腹に深刻な精神的崩壊を抱えた極度のサディスティック傾向を持つ若年人物であると分析されています。