異次元からの超常物品記録 作:一般通過読者
アイテム番号: SCP-027-CO
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル:SCP-027-COはサイト-■■の生活区間で居住・就労中です。個体群はサイト職員と正式に雇用契約を結んでいます。
説明:SCP-027-COは身長132cm、外見が完全に同一である小人型存在の集団です。各個体は高い身体能力を備えており、狭隘な通路や高所作業にも軽快に対応可能な身体性を持っています。見た目はアフリカ系であり、服装は統一された作業服を常時着用していますが、いずれも財団に提供された素材にて自作されたものです。
母語や文化的背景は不明ですが、財団との契約に至るまでの交渉は、主にジェスチャー、歌唱、踊りにより行われました。味の下限に対して異様に肝要であることから転移元世界の食物が全体的に味が劣っているか、或いはSCP-027-COの主食が非常にマズイと考えられます。
現在のSCP-027-COは以下の業務を担当しています。
・施設内設備の保守点検
・キッチンでの調理補助
・軽作業(運搬作業やビラ貼り等)
雇用条件ですが、転移前世界においてはチョコレート工場で勤務していたらしく「住み込みで働くこと」「カカオ豆が食べ放題になる事」が条件だったそうなので、それに倣い「サイト-■■からの外出禁止」「カカオ豆を要求した際に要求した量のカカオ豆を提供すること」としています。
SCP-027-COは基本的に無口ですが、時折職員を風刺した歌と踊りを披露する場合があります。非常に勤勉な彼らのカカオ豆に対する執着と同様に唯一と言ってよい自己表現であるため、余りに公序良俗に反している場合を除き許可されています。しかし彼らの風刺は強めのブラックジョークであり、ある職員が作業中に噛んでいたガムを飲み込んでしまった際に次のような歌を披露しました。
「ガムを噛むなと母は言う、でも少年は噛み続ける。気がつきゃ胃の中、言葉は出ない、喋るはゲップだけ。反省の色はガムのよう、ピンクにねっとり粘ついて」
彼らは非常に容赦なく、コンプレックスを絶妙に刺激した歌を歌う場合があり、こうした歌を回避するためか職員全体の生活習慣の改善傾向がみられています。
契約破棄の前兆は今の所見られておらず、雇用環境に対する不満なども見られていません。ただし、職員によるカカオ豆の提供が遅れた際、24時間以内に歌が披露される確率が高まるため、常にカカオ豆の在庫を一定量保有しておく必要があります。
勤勉に働いてくれるのは非常にうれしいのだが時折SCP-003-COを勝手に起動し、共に食堂でゲリラライブを行っているのは止めなくて良いのだろうか?──エージェント■■