異次元からの超常物品記録 作:一般通過読者
アイテム番号: SCP-028-CO
オブジェクトクラス:Euclid
特別収容プロトコル:SCP-028-COは■■県の■■収容施設において対機械用高出力電磁パルスとEMPセーフティを用いた拘束が行われています。施設内は遠隔操作ドローンによる観察・管理がなされています。万が一SCP-028-COが再起動した場合は機動部隊が即座に対応し、パルスグレネード及び特殊粘着剤による行動不能措置をとってください
説明:SCP-028-COは球体上の胴体部から6本のアーム(出現時点で1本は脱落済み)を展開する大型無人ロボットです。各アームは先端が鋭利であり、攻撃対象を用意に貫通、切断する能力を有し、回転運動によるカッター、ロケット推進機構を用いた遠隔攻撃も可能です。その鈍重な見た目とは裏腹にアームを格納した上で転がることによる高速移動や、頭部センサーによる高精度の索敵能力、高出力のレーザーを行える非常に機敏なロボットでもあります。
温度変化や衝撃に対する強固な耐性も備えており、通常兵器では無力化が困難ですが、自己出力によって装甲が貫通可能である点については唯一の物理的な脆弱性であるとされています。
SCP-028-COは出現時、■時間の暴走の末、住宅■■棟を破壊。警察・消防を含む現地組織及び財団の機動部隊を含めて合計で■■■名の死傷者を出しました。
SCP-028-COのAIは極めて高性能であり、状況認識・戦闘最適化・自己保存行動が確認されています。しかし転移前世界に関する記録や発話機能等は搭載されておらず、破壊行動についても民間人への攻撃は最低限にとどめられており、まるでヴィラン役を務めさせられているだけのような行動パターンが一部見られています。
SCP-028-COは現在停止状態で収容されていますが、定期的に自立プログラムによる再起動が施行され、敵性ターゲットの選別アルゴリズムが実行されています。アルゴリズムの上位に来るのは「ヒーロー」と称される人物たちであり、例として「Mr.インクレディブル 能力:怪力」、「イラスティガール 能力:伸縮」、「フロズン 能力:冷気」などが記録されています。
補遺:「クロノス計画」について
解析に伴ってSCP-028-COの製造理由が判明しました。SCP-028-COの作成者はMr.シンドロームという人物であり、市街地で「暴走」させた後に自身が操作するリモコンによって停止させることで自身を人類を救済した英雄として世間に認識させる事でした。実際にリモコン操作によってアームが一本脱落させられたログが残っており、SCP-028-COのアームが出現時点で1本脱落した状態だったのはこのためであったと考えられます。
しかし、その後のログにおいてこのリモコンが脅威度評価としてヒーローを超えた存在として判断され、信号源の排除行動が行われています。
現在財団ではこのリモコンを新造できないか解析中です。リモコンの製造が可能であればSCP-028-COのオブジェクトクラスをSafeへ再分類することが検討されています。