異次元からの超常物品記録   作:一般通過読者

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原作:その彼の名を誰も知らない


SCP-034-CO にっちゃう・つう゛ぁい

アイテム番号: SCP-034-CO

 

オブジェクトクラス: Euclid

 

特別収容プロトコル:SCP-034-COはサイト-■■の低危険度生物収容棟にて収容されています。収容室は強化鋼製(厚さ50cm以上)の壁面を用い、床材及び壁材には緩衝材を組み込んでください。収容室には監視カメラを4基設置し、常時挙動を監視してください。1日2度、遠隔投下で果物などを投入することが義務付けられています。

しばしば収容室の壁面に頭突きを行う様子が観測されているため、3か月ごとに壁材の点検と交換が義務付けられています。

 

説明:SCP-034-COは球体を二つくっつけてうさ耳を付けたような黄色い体毛の生物です。上球体前部には1対の瞳をもち「にっ」と鳴きますが、口や排泄器官は確認できません。消化器官、呼吸器官、血液循環系等がどのように成されているかは不明ですが、投入された果物が皮だけを残して中身が消え去っているため、何らかの方法でエネルギーを供給し活動していると考えられます。

 

SCP-034-COの異常性は「頭突き」にあります。SCP-034-COが縮こまった次の瞬間、その体躯からは想像のつかない速度と破壊力を持った突撃が行われます。捕獲の際には樹齢30年程と推定される木にSCP-034-COの身体の大きさの穴が頭突きによって生成され、突撃の際の衝撃波によって機動部隊の隊員2名が負傷しました。

その後の実験では骨格相当部位に金属補強を施した模擬人形が頭突きの直撃によって完全に破壊され、衝撃吸収素材を用いた測定でも高エネルギー爆発に類似した力が観測されました。

 

生物学的観点から考えても非常に奇妙な生物であり、複数個体が出現した場合収容が非常に困難になる可能性が懸念されています。研究チームはSCP-034-COの頭突きのエネルギーを相殺する研究を進めています。

 

補遺:20■■-■■-■■に「にっちゃう(以下SCP-034-CO-a)」という白い体毛のSCP-034-COが新たに転移してきました。こちらも頭突きを行ってきましたが、SCP-034-COとは違い見た目通りの非常に柔らかい攻撃でしかなく、他に異常性も見られなかったため危険性はSafeに分類されました。

SCP-034-CO-aは現在職員に対するアニマルセラピーが期待され、サイト-■■にて放し飼いが成されています。しかし、SCP-034-CO-aとの接触後にSCP-034-COと対面した職員のストレス値は一時的に増加する傾向があり、可能であればSCP-034-COの収容は限られた職員で行われることが推奨されています。

 

最近SCP-034-CO-aが天使に見えてきたが、姿かたちがほとんど同一であるSCP-034-COは逆に悪魔に見えてくるから不思議なものだ──■■博士

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