異次元からの超常物品記録   作:一般通過読者

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原作:逃走中


SCP-040-CO 逃走中

アイテム番号: SCP-040-CO

 

オブジェクトクラス: Keter

 

特別収容プロトコル:SCP-040-COの発現は制御不能であり、現時点で完全な収容は不可能とされています。発現の際にはカバーストーリー「大規模イベント」「特番撮影」などを流布し、一般人の記録拡散を阻止する必要があります。

エリア内に侵入した職員は原則的にストーリー進行が終了するまで帰還が不可能となるため、調査任務はレベル4承認の下、選抜された機動部隊員に限定されています。

 

説明:SCP-040-COは不定期に発生する空間的・物語的隔離現象です。発現時、対象地域は外部からの視認・立ち入りが可能ですが、時に侵入者がゲーム内ストーリー、もしくはゲームへの参加者として追跡ゲームへと組み込まれます。発生頻度は約1月に1度、日本国内の都市部もしくは観光地に限定されています。

 

ゲームは60~120分の制限時間の中、複数出現するハンターと呼称される人型アンドロイド(以下SCP-040-CO-a)の追跡から逃げ切ることです。SCP-040-CO-aは基本的に黒のスーツとサングラスを着用しており、参加者の顔を視認すると即座に追跡を開始します。SCP-040-CO-aの身体能力は極めて高く、成人男性の平均値を大きく上回る瞬発力と持久力を兼ね備えています。

 

ゲーム中は参加者にミッションと呼ばれる追加条件が課されることがあります。現在確認されている主な内容は以下の通りです。

・新たなSCP-040-CO-aの投入

・賞金額の変動

・エリアの拡大/縮小

・特殊な手段によるSCP-040-CO-a停止(冷却、ストーリー登場人物の協力など)

 

制限時間逃げ切ると参加者は賞金を獲得しますが、エリアの消失と共に参加者のゲーム参加記憶と賞金は消滅します。同時に参加者が負った負傷なども無くなり、ゲームへの侵入者は全員が健常な状態で外部へと出現します。

侵入者がいない場合、参加者には実在する著名人(芸能人や配信者等)が登場しますが、同時刻に彼らが別地域で活動していたという目撃証言や番組出演記録が確認されており、財団はこれらを投影型の実体生成であり、模造体が参加しているものと考察しています。

 

実験記録抜粋

実験記録040-CO-■:エージェント2名の侵入

ストーリーに組み込まれたのか侵入直後に不明な力によって別々の場所へ転送。調査をするエージェントへ参加者が接触し合流の手助けをする代わりに、侵入時には所持していなかったカードキーを求められ、手渡すことになった。その後も調査中に何度か参加者が接触。時にSCP-040-CO-aの停止に寄与したり、財団との連絡が参加者の位置情報をSCP-040-CO-aに発信することになるなどゲームに影響を与えた

 

実験記録040-CO-■:機動部隊の侵入

エリア各地にSCP-003-CO、SCP-015-CO、改修されたと思われるSCP-021-CO、SCP-027-CO、SCP-034-CO-aが出現。機動部隊の元まで上述SCPを連れてくることがミッションとして組み込まれた。同時刻これらのSCPは収容状態にあったことが確認されている

 

実験記録040-CO-■:D-■■■■の侵入

ゲーム開始前だったためD-■■■■が参加者として組み込まれる。指定のツナギではなく、カラフルな服装に着替えさせられていたが、事前に所持させた連絡機器や撮影機器などはそのままであった。十分な記録を得られたとして途中で自首(SCP-040-CO内でのリタイア処理)を行わせたところ、ゲーム終了時間までD-■■■■が消失した

 

SCP-040-CO内部での映像記録は、常に賞金額とゲーム残り時間といったインターフェース表示が強制的に組み込まれており、不明な方法で記録者の顔を写した動画などが挿入されています。

現時点で直接的な肉体的危険をもたらさず、終了後には無傷で帰還可能ですが、異常実体の出現など、財団にとって無視できないリスクなどもはらんでおり、今後も継続的な監視が必要です。

 

補遺:近年、実験が実施されていない状況にもかかわらず、財団職員と外見が合致する人物や既知の異常物体と類似する実体が複数SCP-040-CO内に出現する事例が増加しています。時にSCP-017-COやSCP-028-COがエリアで破壊行動を行う場合や、SCP-025-COが増殖しSCP-040-CO-aとして参加者を追う様子などが見られています。いずれも出現時刻には収容状態であったことが確認されています。

現時点では他のKetel指定されたSCPの出現は確認されておらず、また破壊行為も「ストーリー演出」としての範疇にとどまっており、危害が加わらない範囲に抑えられています。

更なる調査が進行中であり、SCP-040-COのストーリー進行における登場キャラクターの再現能力が財団収容下のオブジェクトの情報とどのように接続しているかは未解明です。

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