異次元からの超常物品記録 作:一般通過読者
アイテム番号: SCP-045-CO
オブジェクトクラス: safe Euclid
特別収容プロトコル:SCP-045-COはサイト-■■の生物収容区画内に設置された強化型隔離室に収容されています。隔離室は耐火・耐切断素材によって構成されており、視覚監視に加えて音響センサーを常時稼働させています。
SCP-045-COへの接触は原則として遠隔操作による給餌・清掃のみ許可され、直接的な接触、特に撫でる行為や音声による呼びかけは禁止されています。
収容担当者はSCP-045-Cが示す擬似的な友好行動(尾を揺らす、猫が甘えるときのような発声)を攻撃準備行動として十分に警戒してください。
説明:SCP-045-COは体長約2~3mに推定される大型の獣型実体です。全体的な体格は大型ネコ科動物(ライオン)に類似するものの、尾部は欠如しており、体毛の大部分は毛糸状の繊維構造に覆われています。特に頭部及び首回りが虹色のたてがみ状構造となっています。
顔面および四肢は琥珀色の皮膚を持ち、顔面中央には縫合線のような黒色の直線が縦方向に走っています。通常時、SCP-045-COは丸い白色眼球と誇張された笑顔を呈し、下唇から不規則に三角形の牙が数本突出しているのみであり、外見上は玩具的・無害な印象を与えます。
しかし捕食行動時には顔面が左右に大きく展開し、頭部内部が空洞化した巨大な口腔構造を露出します。この口腔内部は鮮紅色の肉質で構成され、歯列は欠損や破損を伴う鋸歯状の牙が環状に配列しています。歯は閉口時に歯肉へ突き刺さる構造を持つとみられ、血液の滲出が常時確認されています。さらに詳細観測の結果、巨大口腔の奥、咽頭部直前に小型の二次的顎構造が存在し、捕食物を咽頭へ搬送する機構として機能している可能性があります。
SCP-045-COの知能は限定的であり、複雑な学習行動は確認されていません。一方で聴覚が極めて鋭敏であり、対象の発する音に反応して接近・追跡行動を取ります。移動は静音性が高く、収容区画内での位置把握は音響監視に依存しています。
収容初期には特定の人物に対してのみ従順・追従行動を示し、刷り込みに近い忠誠反応を示していました。しかし当該人物が不在となった後、SCP-045-COは著しい無反応状態を維持し、現在では接近するほぼすべての人員に対して強い敵意を示しています。
攻撃は突発的であり、擬似的な友好行動(身体を擦り寄せる、低音の発声を行う等)の直後に捕食へ移行する事例が複数確認されています。収容後しばらくの期間、外見的特徴に油断したDクラス職員が致死的損傷及び捕食される事件が複数発生しました。これらの事案以降、財団は本実体を「外見と危険性が乖離した捕食性実体」として再評価しています。