異次元からの超常物品記録   作:一般通過読者

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原作:この世界がゲームだと俺だけが知っている


SCP-004-CO ポップポイント(イエロースライム)

アイテム番号: SCP-004-CO

 

オブジェクトクラス: Euclid

 

特別収容プロトコル: SCP-004-COは内部の様子を観察できる強化ガラスと任意の物質を投入するための投入口、SCP-004-CO-Aを回収するための回収口が取り付けられた厚さ5cmほどの鉄製の外壁に囲まれています。平常時に投入口から有機物を投入することを禁じます。

一週間に一度別室からの監視の下Dクラス職員によって毒餌を投入して内部のSCP-004-CO-Aを殲滅し、内部の清掃を行ってください。清掃中に誤ってSCP-004-CO-Aが収用違反に陥った際には収容室の扉をロックし、職員に持参させた薬を服薬させてください

 

SCP-004-CO-Aを実験や他SCPとのクロステストに用いたい場合には詳細な研究計画とLevel4の職員から許可を得た場合にのみ、毒餌を投入口から投入し、窓ガラスからSCP-004-CO-Aが一体も存在しなくなったことを確認した後、出現したSCP-004-CO-Aを1体のみ無機物で構成された密閉容器に入れることで運搬を許可します。

またクロステストの際にも他に有機物が存在せず、後に毒に侵された生物を入れられる搬入口がある実験室を必ず用意してください。

 

説明:SCP-004-COは黄色く蠢くアメーバ状の群体生物SCP-004-CO-Aを出現させる黒い渦です。SCP-001-COによるとこの渦は「ポップポイント(イエロースライム)」という名称であることが分かっています。

その名称に違わずSCP-004-COはMMORPGのように必ず30分に1度SCP-004-CO-Aを5~10体生成します。生成上限は100体であり、上限になるとその後生成されることはありません。

 

SCP-004-COはSCP-004-CO-Aを生成するのみであり、目視こそできるものの実体はないようで、物体を通り抜けます。SCP-004-COに重なる形で無機物を置いた場合、無機物の外側にSCP-004-CO-Aが生成されます。

 

SCP-004-CO-Aは有機物を発見すると対象に群がり、有機物を吸収・増殖する性質を持っています。有機物に外傷は与えませんが、閾値を超えるとその有機物は光の粒子となってSCP-004-CO-Aに吸収されます。

SCP-004-CO-Aは有機物を吸収している間、分裂することによって増殖します。この増殖はSCP-004-COによる生成とは異なるメカニズムで行われており、SCP-004-COからSCP-004-CO-Aが出現しなくなっても増殖は続けます。SCP-004-CO-Aはその1体1体が個別に吸収を行うため、吸収時間に比例して加速度的にその数を増加させます。

吸収は食事というわけではなく、あくまで増殖手段であると思われ、収容後隔離された1体のSCP-004-CO-Aは現在に至るまで吸収を一度も行っていませんが生存しています。

 

SCP-004-CO-Aは死亡した際灰色に変色し、吸収した有機物のように光の粒子となって死亡します。しかし粒子となるまでには若干のタイムラグがあり、この状態のSCP-004-CO-Aは他のSCP-004-CO-Aにとって最優先で吸収する対象となります。SCP-004-CO-Aを吸収した場合においても、SCP-004-CO-Aは有機物を吸収した時と同様に増殖します。

 

SCP-004-CO-Aには外的要因による毒の影響を受けませんが、吸収する際に吸収相手の状態を一部引き継ぐ性質を備えているようで、毒に侵された生物を吸収した際にSCP-004-CO-Aは緑色に変色したうえで増殖し、すぐにどちらも灰色となって死亡します。そしてこのSCP-004-CO-Aを吸収しようとしたSCP-004-CO-Aも同様に緑色に変色したうえで増殖して死亡し、と連鎖を引き起こすことで全滅させることが可能です。

この結果はキノコ類やサソリ、フグなどといった元々毒を体内に生成する生物や毒死後の生物では見られなかったため、毒を元々持たず、そのうえで生存している毒に侵された生物を用意する必要があります。基本的に毒餌とするのはサイト内に存在する実験用小動物で良いですが、収用違反が発生した際にはDクラス職員に毒を投与した上でSCP-004-CO-Aに突撃させてください。毒は致死性ではなくとも有効です。

 

この性質は収容する際の事故によって判明しました。

SCP-004-COは出現場所が山中であったため捜査が難航していました。増殖によって3m程の大きさまで合体したSCP-004-CO-Aが発見されましたが、その時点で銃火器による攻撃は有効ではなく、火炎放射器などの面で攻撃する武装も山火事の危険性が指摘され膠着状態に陥りました。

その後、機動部隊の一人が距離感を誤ってSCP-004-CO-Aに吸収されましたが前述の連鎖が起こり殲滅することに成功しました。その後隊員自身に特異性があるとの疑いから一時収容される事態になりましたが、隊員が毒性をもつ植物によって切り傷を負っていたことやその後いくつかの実験を通して上記の性質が判明しました。当該隊員は既に部隊に復帰済みです。

 

補遺:SCP-004-CO-Aを定期的に処分していたDクラス職員が微弱ながら身体能力を向上させました。SCP-004-CO-Aには所謂経験値のようなものが存在しているようです。その向上量はいたって微々たるものですが魔術の潜在能力が0.1T以下だった職員も微弱ながら潜在能力の上昇が確認できました。誤って新たな現実改変者を生み出すことを避けるため、処分させる人員を定期的に変更してください。

 

補遺2:作業を行っていたD-■■■■より「強化ガラスにひび割れが見られる」という報告がありました。使用されていた強化ガラスの耐用年数は報告時においてもまだ10年程残っており、監視カメラを確認したところ1体のSCP-004-CO-Aがガラスに触れた後に増殖している様子が確認されました。仮にこの個体をSCP-004-CO-Bとした時、吸収対象が存在しない環境から脱却するために突然変異を起こした個体であると考えられます。その後SCP-004-CO-Bの出現は確認されていませんが、強化ガラスのみならず鉄を捕食する個体が現れる可能性も否定できないため、特別収容プロトコルの強化を計画中です。

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