機動戦士 GUNDAM GQuuuuuuX -群青の幻獣- 作:SEEDに出会えてよかった
あの後、マチュとアルトはモビルスーツをあの四人組に預けて帰宅した。
そして2人は夕食を済ませ、今はアルトの部屋にいる。
マチュ「すぅ〜…はぁ〜、やっぱりアルトの部屋はいい匂いだねぇ。アルト臭が充満してるよ〜。アルトの濃厚で濃密な匂いがする〜。」クンクン
アルト「なぁマチュ、そのアルト臭って、クサいって意味なのか?」
マチュ「まさか!な訳ないよ。すっごくいい匂いだよ。」
アルト「マチュ…あっ!そう言えばさ、あの女の人にクランバトルに誘われたよね。あれ、どうする?」
マチュ「そういえばそうだったね…うーん…」
回想
マチュ「あのー!もう帰っていいですか!?」
マチュはそう叫ぶが、4人はモビルスーツの解析に夢中だった。
すると、解析用の機械の画面には『GQuuuuuuX』という不可解な文字が表示されていた。
「なんだ?ジー…キュー?」
「ジー、クアクスじゃないかな?プログラム上の名前だから、本当の名前は他にあるのかも知れないけど。」
そして解析を進めると、画面に警告が表示された。
「おっと、これ以上調べたら自爆プログラムが作動する。」
「それよりよー!明日のクランバトルどうすんだよ!キャンセルなんかしたら、違約金で人生詰むぞ!!」
マチュ「あのー!そろそろ門限なので帰りますー!」
すると、女性に声をかけられた。
「アンタら、初めてにしてはよく動けたね。」
マチュ「うーん、よく分かんないけど、なんか出来ました。」
「隣のアンタも。あの白いモビルスーツ、一体何なのさ?」
アルト「ああアレは…」
アルトはその場の全員に、先日の一件を話した。
マチュ「ああ、だからあの日帰り遅かったんだ。」
そして金髪の青年がユニコーンを解析しようとすると
「えっ!?何これ!?」
「どうした?」
細身の青年が聞く。
「いや、このモビルスーツなんだけど、プログラムや名前が解析できないどころか、コックピットすら開けれない様になってる…」
「はぁ!?どんだけ厳重なんだよ…」
「多分、こう言う機械じゃ絶対開けれないようになってるんじゃ無いかな。何か重要なキーとか、データが無いと開かないんだと思う。」
アルト(あ、もしかすると…)
アルト「あのー。多分、俺なら開けられると思います。ごめんマチュ、ちょっと待ってて。」
アルトはそう言うと、ユニコーンの元に歩いていく。
すると、近づいただけなのにも関わらず、自動でコックピットが開いた。
「うわっ!?どうなってんだコレ?」
アルト「多分、俺じゃなきゃ開けられないんだと思う。初めて乗った時に、俺の生体データが保存されたんだと思う。ところで、皆さんの名前聞いてもいいですか?」
すると、女性が口を開いた。
「アタシはアンキー。あのメガネはジェジー。そこの金髪のはケーン。で、そこのまともそうなのがナブ。」
アルト「紹介ありがとうございます。それじゃあ、俺たちは門限があるんで帰りますね。」
アンキー「ねぇ、アンタら。クランバトルに興味ない?」
マチュ・アルト『えぇ〜…!?』
アンキー「アンタら2人なら、勝てる可能性も十分にある。それに勝てば、賞金も出る。」
ケーン「賞金は山分けだよ。」
マチュ「いやぁ…ちょっと…」
ジェジー「当たり前だろ!門限なんか守ってる様なガキにやれるか!クラバは命懸けなんだよ!」
ナブ「そうだ、素人を巻き込むな!今日はもう帰れ!」
マチュ「んん…」
アンキー「アンタらは、きっと来るよ。」
アルト「とんでもないことになったな…」
マチュ「あのおばさん、バックれたら通報しそうだよね。そうなったら…」
(けど、またあのキラキラ…)
翌日
2人は学校に行き、いつも通り授業を受け、今は休み時間だ。
マチュ(クラバかぁ〜…アルトと2人なら怖くないけど、毎回アルトの力を借りるわけにも…それに、あの赤いガンダム、何なんだろう…)
マチュはスマホで赤いガンダムについて調べた。
すると、1人の男の名前が出てきた。
マチュ「赤い彗星…『シャア・アズナブル』?」
アルト「ヘンテコなマスクだな。」
すると
アルト「ハッ…!」
先日モビルスーツで戦っている最中にみた謎の輝き
そして、運び屋の少女との道中で見た落書き
その2つが、アルトとマチュの中で重なった。
マチュ「アルト、もしかして…」
アルト「ああ、あの落書きは…」
すると2人は教室から走って出て行った。
マチュ「早退!早退する!」
マチュ(もしかすると、あの落書きは…)
その後2人は、落書きのある場所へと辿り着いた。
マチュ「はあぁ〜!キラキラだ!」
アルト「これを書いたやつも、俺たちみたいな光景が見えるって事なのかな?」
すると
「…」スンスン
アルト「うぉわぁっ!?」
突然アルトは、いつの間にか隣にいた青年に頭を嗅がれていた。
アルト「んだお前!?気持ち悪い!」
すると少年の頭に乗っかっている小さなメカが手を振り上げて威嚇の様な姿勢をとる。
「君たちも向こう側、見えた?」
マチュ「えっと…」
「僕はシュウジ。」
マチュ「私はマチュ。」
アルト「俺はアルト。」
シュウジは再び壁面に模様を描き始めた。
マチュ「ねぇ、もしかしてあなたも…」
すると一台のチャリが通り、止まった。
しかもそのチャリに乗っていたのは、あの運び屋の少女だった。
「こんにちはお急ぎですか?」
アルト「え?」
シュウジ「別に急いでいませんよ。」
2人は棒読みでやり取りする。
「アンタが?ちゃんとお金払えるの?」
少女がそう言うと、シュウジはポケットに手を入れ、
マチュ「ちょっと!急に割り込んでこないでよ!」
マチュがそう言って少女とシュウジの間に割って入る。
するとぶつかった拍子にシュウジの持っていた小銭が手から落ち、近くの川に落ちてしまった。
マチュ「あ…」
シュウジ「お金、もうない。」
「え?」
シュウジ「コンチ、どうしよう。全財産なのに。」
コンチ。おそらくシュウジの頭に乗っているメカのことだろう。
マチュ「お金ないの?」
「あ、あれが全財産って、どういう…」
グウゥゥゥゥ…
シュウジ「お腹減った…」
マチュ「じゃあさ!アルト、クランバトルやろ!」
アルト「マ、マチュ!?本気か!?」
マチュ「そうすれば賞金も手に入るし、シュウジにもいくらかあげられるし。」
「む、無理無理!そもそも勝たなきゃ賞金は…」
マチュ「勝つから。スマホの弁償もまだしてもらってないしさ。」
「んん…」
少女はかなり悩んでいる様だ。
シュウジ「ついて来て。こっち。」
するとシュウジは近くにあったマンホールを開け、3人を招待した。
アルト「はぁ…またマンホールに入る羽目になるとは…」
シュウジはかなり暗い道を案内している。
するとマチュは少女に語りかける。
マチュ「ねぇ、この先に何があると思う?えっと…」
「ニャアン…」
マチュ「ニャアン…意外と可愛い名前。」
そして、シュウジについて行くと、そこには扉があり、シュウジはその扉を開けて3人を中に招き入れた。
するとそこには…
アルト「おい…マジかよ…」
マチュ「これって、この前の…」
そこにあったのは真っ赤なモビルスーツ。
そう、先日ジークアクスと戦っていた真っ赤なガンダムだ。
アルト「お前がこれに乗ってたのか?」
シュウジ「うん。」
アルト「クラバ、お前もやるのか?」
シュウジ「『戦え』と、ガンダムが言っている。」
マチュ(不思議な人。)
アルト「そうか、けど悪いな。」
アルトはそう言うとマチュに近づいて、抱き寄せた。
アルト「マチュは俺のマブだ。隣は譲れない。」
シュウジ「そっか。仲良しなんだね。」
マチュ「じゃあ、今回は私とアルトのコンビで出るね。」
アルト「てな訳だ。ニャアンだったか?マチュに託してみてくれ。」
アルトがそう言うと、ニャアンはマチュにデバイスを渡した。
ケーン「もう時間になるよ!」
ナブ「マジであんな子供に期待してるんすか?」
ガチャッ!
マチュ「はぁ、はぁ…」
アルト「どうにか…間に合ったな…」
2人は全力疾走でアンキー達の元へ向かい、何とかクラバの開始時間までに間に合った。
アンキー「エントリーネームは?」
マチュ「『マチュ』。」
アンキー「アンタは?」
アルト「エントリーネーム…」
(アマテ・ユズリハでマチュ…なら)
「クロウ。」
アンキー「よく来たマチュ、クロウ。それじゃ、早く用意しな。」
アルト「用意?」
すると、アンキーはマチュとアルトに服一式を投げた。
アンキー「身バレしたら終わりだ。顔も隠しな。」
そして2人は着替え終わると、それぞれジークアクスとユニコーンに乗り込んだ。
ナブ「今回のバトルは、2対2のマブ戦だ。指定されたバトルフィールドには、直前にミノフスキー粒子が撒かれる。だが実況中継が始まればすぐに軍警が駆けつける。」
ジェジー「それまでにケリをつけろ。制限時間は5分。」
ケーン「コロニーのログに残らない5秒の間だけ、エアロックを開けるよ。その間に外に出て。」
アルト「分かりました。」
そしてエアロックが開き、マチュとアルトはコロニーの外へ出た。
アンキー達はクランバトルの中継画面を見ている。
アンキー「あの子達は間合いが分かってる。本物かもしれない。」
ナブ「本物?何の?」
そして、中継画面でのカウントダウンが終わりに近づく。
『3』
『2』
『1』
『battle start』
ついにバトルの火蓋が切って落とされた。
マチュ「敵は?どこ!?」
マチュは焦って動き回ってしまう。
アルト「落ち着けマチュ!先に見つかったらマズイ!」
すると
アルト「ッ!マチュ!!」
遠方から銃弾が飛んできた。
マチュ「鉄砲なんて聞いてない!」
しかしその銃弾は、アルトが咄嗟にユニコーンのシールドで防いだ。
アルト「あの人たちマシンガン持ってねぇのか!?」
マチュ「えぇぇい!!」
マチュは敵モビルスーツに向かって行くが、今度は別の方向から銃撃がくる。
アルト「マチュ!1人で動くな!敵はもう1人いるんだ!」
(けどマチュ、ここまで1発も銃弾を喰らってない。スゲェな。)
すると、敵のモビルスーツが何かを投げてくる。
ジェジー「クラッカー?」
ナブ「いや違う!閃光弾だ!!」
すると閃光弾が弾け、まばゆい光でマチュの視界が塞がる。
そしてその一瞬の隙を突かれて、マチュの機体に敵の機体が突進する。
その衝撃でジークアクスのヒートホークが手から離れてしまう。
アルト「マチュ!!!!」
sideマチュ
マチュは暗闇の中にいた。
マチュ(ハァ、ハァ…何も見えない…アルトはどこ?…なんで…こんな事になってるんだっけ…?…私、死ぬの…?)
すると、暗闇から腕が伸びて来て、マチュの腕を掴んだ。
そして次の瞬間、マチュは、あの『キラキラ』の中にいた。
さらに、アルトの声が聞こえて来た。
アルト(マチュ、大丈夫。落ち着いて状況を把握するんだ。ゆっくり。)
マチュ(アルト!どこ!?)
その時
アルト「ここにいるぜ。」
目の前にアルトが現れた。
そしてアルトはマチュを抱きしめ、頭を撫でた。
アルト「大丈夫、俺たちはいつでも一緒だ。行くよ、マチュ!!」
マチュ「うん!!」
するとユニコーンがマチュの援護に来た。
そして
アルト(力を貸してくれ、ユニコーン…頼む、マチュを守れるだけの力を、俺にくれ!!)
キュイィィィィィィン…
アルトがそう願うと、ユニコーンのモニターに『NT-D』と表示され、ユニコーンの姿が変わり始める。
体の内側から光る結晶のようなものが見え、角が割れて2本になる。
そしてそれまでよりも動きが早くなる。
アルト「うおぉぉぉ!!」
アルトは全速力で敵モビルスーツに向かって行き、激しい鍔迫り合いを繰り広げる。
アルト「ハッ!グゥッ!?」
しかし、不意を突かれて少し攻撃を被弾してしまう。
アルト「ぐっ!?うおぇっ…!」
さらに、もう一機に蹴りを入れられる。
アルト(何だ今の!?ほんとに蹴られた見たいな感覚だった…!)
マチュ「アルトッ!!!」
(どうすればいい!?どうしたらアルトを助けられる!?)
そしてマチュは考えに考え、一つの妙案を思いついた。
敵モビルスーツに向かって行き、後ろからも敵機が迫って来ていた。
誰もがマチュの敗北を確信した。
しかし!
ゴシャァッ!!
なんとジークアクスの背後からヒートホークが飛んできて、マチュが向かって行った敵機の頭に突き刺さったのだ。
アルト(まさか、軌道を読んだ!?)
マチュ「うぅ〜抜けない!」
マチュは必死にヒートホークを抜こうとするが、引っかかって抜けない。
そしてマチュが背後を取られ、攻撃を喰らいそうになったその時。
アルト「うおぉぉぉぉぉ!!」
アルトがユニコーンの左腕のアームドアーマーで敵機を掴み、動きを封じた。
マチュ「アルト!」
アルト「マチュ!!」
ついにヒートホークが抜けた。
マチュ「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
ガッシャァァァン!
そして、マチュが最後の一機の頭を切り落としたことで、決着がついた。
ナブ「勝った…?」
アンキー「みたいだね。」
ナブ・ケーン・ジェジー『うおっしゃぁぁぁ!!』
マチュ「ハァ…ハァ…ハァ…」
アルト「マチュ、早くここを離れよう。軍警が来る。」
マチュ「ハァ…ハァ…アルト…」
アルト「帰ろう。マチュ。」
そう言ってアルトは、ジークアクスにユニコーンの手を差し伸べる。
マチュ「うんっ…!」
マチュはその手を取り、自分達の家があるコロニーへと帰って行った。
先日3回目観てきました。そして本日は4回目を見て来ました。マジでおもろいっす。テレビ放送が待ち遠しいです。
ジークアクスの劇場版はここまでなので、あとはテレビ放送まで更新はありません。もしかしたら何かしらの話を投稿することはあるかもしれませんが、期待はしないでください。
今回も読んでくださり、ありがとうございます!
感想お待ちしてます!
ジークアクスの女性キャラ、誰が好き?
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マチュ
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ニャアン
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シイコ
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コモリ