機動戦士 GUNDAM GQuuuuuuX -群青の幻獣- 作:SEEDに出会えてよかった
では、本編どうぞ。
その日、マチュはいつもの整備用トンネルを通ってクラバに向かっていた。
ジェジー『どういうこったこりゃ。』
ケーン『直前にスポーンが変更されるのは前にもあったけどさ、コロニーの中ってのは初めてだよ。』
ジェジー『待ち伏せしてくる軍警の裏をかくって運営は言ってるけどよ。』
その時、マチュはジークアクスの歩みを止めた。
ケーン『どうした?なんで立ち止まった?』
マチュ「大丈夫。なんでも無い。」
ジェジー『なんだよ今日は。隔壁にもミノフスキー粒子が撒かれてんのか?』
すると、マチュはジークアクスを降りた。
そしてそこには、ニャアンとアルトが居た。
回想
マチュ「シュウジの隠れ家がバレた!明日には軍警に伝わっちゃう!その前になんとかスペースグライダー手に入れてシュウジを逃したいんだ!」
アルト「俺からも頼む!力を貸してくれ!」
ニャアン「2人はさ、なんでシュウちゃんのためにそこまでするの?」
マチュ「あっ…」
ニャアンはジークアクスの手に乗り、コックピットへ入った。
アルト「マチュ、行こう。急ごう。」
その頃、街中では軍警のザクが飛び交っていた。
そして、地下の通路からジークアクスと赤いガンダムが出て来た。
シュウジ「今日はニャアンなんだね。まあ、面白いからいいけど。」
ニャアンはバレない様に外の様子を伺う。
ニャアン「シュウちゃん…」
(マチュと合流したら、そのまま3人で地球へ行く。私も、もうこのコロニーには居られない。)
もはや覚悟は決まっていた。
ニャアン「シュウちゃん、今日はバトルが終わっても私から離れないで。」
シュウジ「なんで?でもまあ、わかった。」
ニャアン「今日はずっと一緒にいて。」
その時、クランバトルの始まりの合図が鳴った。
すると、街中には信じられないものが現れた。
一機のモビルスーツと、超大型の機体『モビルアーマー』である。
モビルアーマーの大きさは、周囲のビルと同等の大きさである。
その時、マチュとアルトはポメラニアンズの隠れ家に来ていた。
マチュ「開いた!」
マチュは金庫の番号を入力し、中から大量の金を取り出した。
ハロ『ドロボウダゾ!』
マチュ「どうせ私とアルトが稼いだお金だし、有意義に使わせてもらう。」
そしてバッグに金を詰めていると…
アンキー「なんほどねぇ。」
アルト「あっ…!」
背後から聞き馴染みのある声が聞こえた。
そして2人が背後を見ると、そこにはアンキーがいた。
アンキー「そう言うことか。今ジークアクスに乗ってるのは、あの運び屋だな?」
アルト「チッ…」
そしてアルトが金庫の中を見ると、そこには一丁の銃があった。
もはや、後戻りなど出来ないのだ。
その頃、ニャアンとシュウジは建物の陰からモビルアーマーの様子を伺っていた。
するとモビルアーマーは、なぜか人がいる方へと向かった。
ニャアン「わざわざ人が大勢いる方に行くなんておかしい。」
すると次の瞬間、モビルアーマーの様子が変わる。
腕が2本、足が2本、そして巨大な胴体にある頭部。
そう、なんとモビルアーマーは巨大なガンダム、『サイコガンダム』へと姿を変えた。
その姿は、あまりにも禍々しかった。
ニャアン「なんなのコイツ…これ、本当にクランバトルなの…?」
すると、サイコガンダムは信じられない行動に出る。
なんと、大勢の民間人がいるのにも関わらず、指にあるビーム砲からジークアクスに向けてとてつもない出力のビームを放ったのだ。
ニャアン「人がいるのに!?」
ジークアクスはそのビームを盾で受け止める。
しかしあまりの威力に吹き飛ばされる。
ニャアン「シュウちゃん!」
そしてポメラニアンズの隠れ家。
今、アルトはアンキーに向けて銃を構えている。
銃を構えるアルトの手は、ひどく震えていた。
アルト「アンタのことは…良い人だと思ってた…。それに信用もしてたし、信頼もしてた…!」
アンキー「だったらもっと賢くなりな。カバンに入れたものを全部戻して、お家へ帰るんだ。」
アルト「シュウジは、友達は俺たちが守る…。」
アンキー「お前には撃てっこないよ。モビルスーツで戦うのと、直接自分の手を汚すのは全然別のことさ。」
アルト「う…」
マチュ「アルト…!」
マチュはアルトの背中に隠れながら、アルトのことを宥めようとしていた。
アンキー「友達を助けるためだけに身を滅ぼすなんてダサすぎるんだよ。」
アンキーはアルトから銃を取り返そうと、少しずつ歩み寄って来た。
その時
バンッ!
1発の銃声が鳴り響いた。
アルトは、なんと銃を撃ったのだ。
しかしその銃弾はアンキーには当たらず、壁に当たる。
アンキーそのことに驚き、床に倒れる。
アルト「ハァ…ハァ…うっ…!アンタが…アンタが悪いんだ…!アンタが裏切るから!!もう…みんな嫌いだ!!」
マチュ「待って!アルト!」
アルトはその場から逃げる様に走り去った。
アンキー「バカなヤツ…もう後戻りできないよ…」
その時街中では、サイコガンダムの出現に街中がパニックだった。
そして軍警達は、サイコガンダム、赤いガンダム、ジークアクス、サイコガンダムと共に現れたモビルスーツを確保しようとニャアンとシュウジを追いかけてくる。
ニャアン「マチュ達との待ち合わせ場所まで辿り着けない!」
その時ジークアクスは攻撃を受け街中は落ちて行ったが、スラスターを吹かせてなんとか落下を免れる。
そしてジークアクスは建物の陰へと入った。
しかしその拍子にジークアクスのコックピットが開き、ニャアンは外へ放り出される。
するとシュウジがニャアンを受け止めた。
ニャアン「シュウちゃん!」
ニャアンはシュウジに抱きついた。
ニャアン(私もシュウちゃんも…もう逃げられない…)
するとコンチが何かを言う
シュウジ「いや、何か変だ。『薔薇が目を覚ます』とガンダムが言っている。」
シュウジはニャアンを離してガンダムの元へ行こうとする。
しかし、ニャアンはシュウジを離そうとしなかった。
そして、まさかの言葉を口にする。
ニャアン「シュウちゃん!私と2人で逃げよう!マチュもアルトもガンダムも、全部捨ててここから一緒に逃げよう!」
シュウジ「どこへ?」
ニャアン「分かんないよ…分かんないけど、どこか自由になれる所に逃げよう!」
その時だった。
突如として、赤いガンダムのサイコミュが何かに反応し、眩い光を放ち始めた。
ニャアン「なにこれ…シュウちゃん…?」
これこそが、あの赤い彗星が姿を消す原因となった謎の現象、『ゼクノヴァ』である。
すると、サイコガンダムのパイロットがこれに反応したのか、サイコガンダムは苦しむ様な動きをし、ビームを無差別に放った。
『ラ…ラ…』
その時、コロニー内の一部のものにはあの音が聞こえていた。
そしてゼクノヴァの光はみるみるうちに大きくなっていき、やがてあたり一帯を光で包んだ。
すると、シュウジはガンダムに吸い寄せられる様に近づいて行った。
ニャアン「待って!シュウちゃん!」
シュウジ「あ…『向こう側』が、見える。」
ニャアン「シュウちゃん!!」
ニャアンはシュウジに向かって必死に手を伸ばすが、無情にもその手は届かず、光と共に爆発が起きた次の瞬間には、シュウジと赤いガンダムはその場から消え去っていた。
その頃、再びサイコガンダムの様子が変わった。
突然装甲をパージし、そのパージした装甲がサイコガンダムの周囲をフワフワと漂い始めた。
そして、やって来た軍警のザクにその装甲を叩きつけ、次々に撃墜したのだ。
すると、ジオンの木馬型戦艦ソドンがサイコガンダムに向かって行った。
そしてメガ粒子砲を放つが、サイコガンダムはそれをものともしない。
アルト「ハァ…ハァ…ハァ…!」
そして、マチュとアルトも街中を必死に走っていた。
ハロ『デンシャガ トマッテル。スマホモ ツウジナイゾ』
マチュ(何が起こってるの?クランバトルは?)
そしてマチュとアルトは、ジークアクスの元へ辿り着く。
マチュ「ジークアクス…なんでこんな所に?」
2人はジークアクスに近づくが、そこにはシュウジどころかニャアンすらいなかった。
アルト「2人は…どこなんだ?」
突然、2人に向けてライトの光が向けられる。
軍警「動くな!持ってるものをゆっくり置け!」
アルト「うっ!なんだ…!」
すると、軍警の持つ無線から音声が流れる。
『アマテ・ユズリハ、アルト・クロサキ。学生です。』
軍警「よし、モビルスーツから離れろ!テロリストめ、抵抗するな!」
マチュ「ち、違う!テロリストじゃない!」
その時だった。
誰も乗っていない無人の状態であるにもかかわらず、ジークアクスが起動したのだ。
軍警「動くな!」
軍警はマチュとアルトに向けて銃を放つ。
その銃弾はマチュのカバンに当たり、2人が取った金がばら撒かれてしまう。
アルト「行け!マチュ!俺はユニコーンで行く!」
マチュ「でも!それじゃアルトは!」
アルト「俺を信じろ!」
マチュ「アルト…うん…じゃあ、必ずまた会おうね。チュッ…」
アルト「んっ…ああ、わかってる。さあ行け!」
マチュはジークアクスに乗り込んだ。
アルト「さあ来い、クソ軍警ども…!!」
アルトはその運動神経を存分に発揮し、軍警から逃げる。
アルト「マチュ…頼むぜ。」
するとジークアクスがスラスターを吹かせてその場から一瞬にして去って行った。
その時アルトには、サイコガンダムが大きなビルへ向かって行くのが見えた。
アルト「マジかよ…!あそこにはまだ人がいるんだぞ!くそッ!」
そしてアルトは一か八か、賭けに出る。
アルト「おい!そこのデカブツ!やるなら俺が相手してやる!こっちに来い!!」
いくらあの時、『みんな嫌いだ』と言ったアルトでも、大勢の人が死ぬのは気持ちいいものでは無い。
そのため、せめてもの抵抗としてサイコガンダムを引きつけようとしたのだ。
すると、幸か不幸か、錯乱状態のサイコガンダムはそれに引っかかり、アルトに向けて指からビームを放つ。
アルト「うぅ…!うあっ!!」
アルトに当たりこそしないものの、爆風でアルトは吹き飛ばされる。
アルト「うっ…ぐっ…そうだ…やるなら俺をやれよ…!」
(マチュ…ごめん。約束守れそうに無いわ。)
アルトは死を覚悟した。
当然だ。あんなモビルスーツに生身で挑むなど、自殺行為以外の何ものでもない。
サイコガンダムがアルトに向けてビームを放とうとする。
アルト(死ぬのって…こんな気分なんだな…。怖いな、やっぱり。)
アルトは死の恐怖を実感する。
しかし、それでもアルトはまだ完全に諦めてはいなかった。
アルト(いや…まだだ!俺が死んだら、誰がマチュを幸せにするんだよ…!諦めねぇ…俺は諦めねぇぞ…!!)
その時、サイコガンダムがアルトにビームを放った。
アルトは最後の希望に賭け、ただ一言、声高らかに叫んだ。
アルト「ユニコォォォォォォォォォン!!」
その願いが届いたのか、ユニコーンの盾がアルトを守る様に飛んできた。
ガトリングがついた3枚の盾はアルトを守りながらサイコガンダムに向けて攻撃した。
そして…
アルト「来てくれたんだな…ユニコーン。」
ユニコーンがアルトの元へひとりでに飛んできたのだ。
そしてアルトがユニコーンに乗り込むと、自動的にNT-Dが発動し、デストロイモードへ移行した。
アルト「行くか…!」
アルトはユニコーンでサイコガンダムに向かって行く。
サイコガンダムはユニコーンに向けてビームを放つが、ユニコーンは全ての盾を使い、それを防ぐ。
そしてビームジャベリンを振りかぶって向かって行くが、軍警ザクを撃墜した装甲に阻まれる。
アルト「ぐっ…!まだだ!!」
その装甲をジャベリンで切り裂く。
しかし、サイコガンダムはその一瞬の隙をついてビルへ向かった。
アルト「やめろ!そこにはまだ!」
ソドンも向かって行くが、装甲の渦に阻まれて近づけない。
すると、サイコガンダムの直上に、ランスと盾を持った騎士のような見た目をしたモビルスーツ『ギャン』が現れる。
アルト「なんだ…!?いや、誰だか知らねぇけど今は、あのモビルスーツと一緒にやるしかない!」
ギャンはビルの屋上にいる人物を守る様に立ち塞がるが、サイコガンダムは構わずビームを放とうとする。
アルト「させるか!!」
しかし、サイコガンダムはユニコーンからでは到底届かない距離に居た。
その時、ビームがサイコガンダムの腕に直撃する。
その方向には、モビルスーツと同じほどの大きさのモビルアーマー『キケロガ』が居た。
キケロガに乗っているのはあのシャリア・ブル。かつて『灰色の幽霊』と呼ばれた男だ。
キケロガは常人では到底できない様な動きをし、サイコガンダムのそばにいるモビルスーツを追い詰める。
アルト「今しかない!!」
アルトは装甲の渦を抜けてサイコガンダムの元へ向かって行った。
そしてサイコガンダムのそばに居たモビルスーツを背後から突き刺し、アームドアーマーで腹部にビームをゼロ距離で撃ち込む。
するとサイコガンダムはキケロガに向けてビームを放つ。
装甲に反射して無差別すぎる弾幕が張られるが、キケロガはそれを全て回避する。
そして有線式のビーム砲を四つサイコガンダムに向けて放ち、その内の二つで爆煙を起こして目眩しをする。すると残りの二つでサイコガンダムを前後から挟む様にビームを放ち、あっさりとサイコガンダムを撃墜した。
アルト「強い…何者なんだ…」
するとキケロガは別の方向へと飛んでいった。
アルト「どこへ…?まさか…!」
アルトは嫌な予感がし、その後を追いかける。
その頃、マチュは軍警のザクにから逃げていた。
マチュ「ガンダムはどこ…?シュウジは…?アルトは…?」
そして、少しずつ様子がおかしくなる。
マチュ(アルト…アルトがいないと…キラキラになんないよ!)
マチュの目の色が少しずつ紫に変化していき、ジークアクスの目もそれに応じて色が変わる。
そのジークアクスの顔は、ゾッとするほど恐ろしかった。
しかしその時
マチュ「あぁっ!」
ジークアクスの腹部が撃ち抜かれた。
それは、キケロガのビームによってだった。
シャリア「怒りを鎮めろ、ジークアクスのパイロット。」
マチュ「あぁああああ…!!」
ジークアクスはそのまま地上へと落ちて行く。
すると、キケロガの中から細身のモビルスーツの様な物が現れ、ジークアクスを受け止める。
シャリア「あなたには、まだやるべきことがあります。」
それを見ていたアルトは、頭の中が怒りでいっぱいになった。
アルト「あ…あぁ…くっ…!うあぁぁぁぁぁぁ!!」
ビームジャベリンを振りかぶってキケロガに向かっていく。
アルト「マチュを離せぇぇぇ!!」
しかし、キケロガは驚きの行動をする。
なんとジークアクスを盾にしたのだ。
その時、キケロガのシャリアから通信が入る。
シャリア『その白いモビルスーツのパイロット。ジークアクスのパイロットは、あなたの仲間なのでしょう?ならば我々について来てください。そうすれば、彼女には危害を加えません。』
アルト「くっ…!チッ…わかった…!」
アルトはやむを得ずそれを了承する。
その頃、今回の騒動のことがニュースになり、マチュとアルトのことが報道され、それはもちろん同級生達やタマキの目にも入った。
そして一方、ニャアンとコンチが路地をフラフラしていると、エグザベの乗るギャンがやってくる。そしてコックピットからエグザベが出てくる。
エグザベ「やっと見つけた。君が、ジークアクスのパイロットだろ?」
ニャアンはそれを警戒して後退りをする。
エグザベ「ちょっと待った、危害は加えないよ。君は、自分自身でも気付いていない才能を持ってるんだ。」
ニャアン「私にジオンへ来い、と?」
エグザベ「よく分かったね。君に会いたいと言う方が居るんだ。ようこそ、ジオンへ。」
エグザベはギャンの手を差し伸べる。
その後、ニャアンはジオンの船へと乗り込んだ。
そこには特徴的な服装をした1人の女性がいた。
その女性こそがザビ家の女、『キシリア』である。
エグザベ「キシリア様。よろしかったのでしょうか?自分がソドンを離れて。」
キシリア「今日の働きで、シャリア・ブルが総帥のスパイでないことが証明された。もう少尉がソドンにいる必要はない。」
キシリアはニャアンを見る。
キシリア「この少女は?家族や友人、親しい者がいるならば一緒にジオンは呼び寄せても構わんぞ?」
ニャアン「いえ…誰も…」
そのニャアンの表情はとても暗かった。
その頃、コロニーからの報道でアルトとマチュの指名手配が言い渡された。
そしてそのアルトとマチュは今、ソドンの牢屋に入れられていた。
マチュ「……………」
マチュは塞ぎ込み、一言も発さなかった。
しかしアルトは…
アルト「出せっ!マチュに合わせろ!!」ガンッ!ガンッ!
マチュに会いたい一心で、牢屋の扉を殴り続けていた。
いやさ?まさかのギャンが出るとは思わなんだ。
それにシュウジが居なくなり、ポメラニアンズともお別れ、同級生やお母さんにもマチュがクラバをやっていることがバレて…
とにかく今回は複雑な気持ちになる回でした。
マチュの居場所が少しずつ無くなっていってしまってる感じがして辛いです…
書き直すビルドファイターズの小説での、主人公の機体は?
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エクシア
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デスティニー
-
バルバトス