時とばしってアサシンの技みたいじゃね?   作:作刀

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ヒットの時とばしってアサシンにぴったりじゃね?と思ったから書いてみた。じゃあなんでアサシンのサーヴァントじゃないんだって話だけど。そこはまあ作者の気分ということにしてください


序章 炎上汚染都市冬木
プロローグ


 

「ここはどこだ?」

 

 

人理継続保障機関カルデア。その建物内で迷っている男がいた。カルデアに来てからまだそれほど時間が経っていないため、どこがどの部屋か分からずにいた。そのまま歩いていると、数人の男女が歩いているのが見えた。男はその人達に場所を聞こうとした

 

 

「悪い。少しいいか?」

 

「え?私たちですか?」

 

「ああ、少し聞きたいことがある」

 

男が声を掛けるとオレンジがかった赤髪の少女が反応する。その少女の言葉に男は話を聞きたいと返す。男の返答に少女はまず名前を教えてほしいと返す

 

 

「ああ、悪いな。まずは自己紹介が先だった。そうだな……ヒット、俺のことはそう呼んでくれ。一応ここには一般採用枠としてきた」

 

「私は藤丸立香。同じく一般採用でここに来ました」

 

「マシュ・キリエライトです。よろしくお願いします。ヒットさん」

 

「私はレフ・ライノール。それで、聞きたいことというのは何かな?」

 

「いや、一般枠としてここにきたのはいいが、迷ってしまったんだ。だからどこに行けばいいか聞きたかったんだ」

 

「それならちょうどいい。これから所長の挨拶があるから中央管制室に向かっているんだ。君も一緒に向かうかい?」

 

「ありがたい。ぜひそうさせてもらう」

 

 

こうしてヒットは藤丸立香、マシュ・キリエライト、レフ・ライノールと共に中央管制室へと向かう

 

 

 

 

 

──────────

 

 

 

 

「ここが、中央管制室です。先輩の番号は……一桁台、最前列ですね。そしてヒットさんがその隣ですね」

 

「どうした?藤丸。顔色が悪いぞ?」

 

「ご、ごめんなさい……ちょっと眠くて……」

 

「最前列では居眠りもできなそうだな」

 

「君達、無駄口は避けたほうがいい。もうすでに始まっているようだからね」

 

 

レフがそういった時、視線を感じたヒットはその方向に目線を向ける。目線の先には銀髪の女性がこちらを睨んでいる姿が目に入った。睨まれているヒットたちは急いで席に着いた

 

 

「時間通りとはいきませんでしたが、全員そろったようですね。特務機関カルデアにようこそ。所長のオルガマリー・アニムスフィアです」

 

 

所長の話を聞きながらヒットは隣を確認する。すると隣で立香が眠っていた。最前列で眠るとは度胸があるな。と思いつつもヒットは立香を起こそうとする。しかしその前に立香の居眠りに気づいたオルガマリーがこちらに向かってきて、立香の頬に平手打ちをしようとしていた

 

 

───しかし、立香の頬に平手打ちが当たる直前にその腕は何者かに掴まれていた

 

 

「おい、何も頬を張る必要はないはずだ。人の話を聞く途中に寝ていたのは藤丸だが。起こし方はもう少しあるだろう」

 

「……あなた、いつの間に私の隣に?どうやったのかしら?」

 

 

立香の隣に座っていたはずのヒットはいつの間にかオルガマリーの隣に立ち、腕をつかんでいた。しかしその場にいた誰もがヒットの動いた瞬間を認識できていなかった

 

 

「わざわざ手の内をさらす馬鹿がどこにいる」

 

「……離しなさい」

 

「ああ。藤丸は俺が起こしておくから所長は前で話しているといい」

 

 

 

ヒットは立香を起こし、オルガマリーの話を最後まで聞いた

 

 

 

 

 

「さて、ファーストミッションから外されてしまったな。この俺が仕事から外されるなんてな」

 

「うう……ごめんねヒットさん。私が居眠りしてたから」

 

「気にするな。それに俺たちは一般枠だ。どのみち参加できるかどうかは分からなかったさ」

 

 

ファーストミッションから外されたヒットたちはマシュの案内で自室へと向かっている。その道中でヒットと立香は話していた

 

 

「それにしても、先ほどのヒットさんはすごかったですね。どうやって所長の隣に移動したんですか?」

 

「さっきも言ったがわざわざ手の内を晒すようなことはしない」

 

「そうですか。とても警戒心が強いんですね」

 

「ああ、カルデアに来る前の環境が俺をこうさせたんだろう」

 

「前の環境って、ヒットさんは何をしてたの?」

 

「それについてはまた今度話してやる」

 

「気になりますがヒットさんがそう言うのであれば深くは──きゃっ!?」

 

「フォウ!」

 

「え!?リスが顔に!?大丈夫?」

 

「いえ、いつものことです。問題ありません」

 

 

突然飛んできたリスのような動物。だがマシュは慌てることなく冷静だった。マシュ自身が言った通りこれが初めてではないのだろう

 

 

「フォウさんは私の顔に奇襲をかけ、そのまま背中に回り込み、最終的に肩へ落ち着いたらしいのです」

 

「ほう、そのフォウさんと言うのはキリエライトが名付けたのか?」

 

「私のことはマシュでかまいません。それと名付けたのは確かに私です」

 

「あ!それなら私も藤丸じゃなくて立香って呼んで!」

 

「そうか。ならこれからは立香とマシュと呼ぼう」

 

「はい。それと、もう目的地に着きました。こちらが先輩とヒットさんの自室になります」

 

 

ヒットたちは自室へと到着した。立香の部屋とその隣にヒットの部屋だ。だが基本すべての部屋の外見が同じなため、目印などをしておかなければ他人の部屋の扉を開けてしまうかもしれない。そんな事を考えながらヒットたちはマシュに礼を伝えた

 

「キュー、キュ!」

 

「フォウさんが先輩たちを見てくれるのですね。これなら安心です。それでは私はこれで」

 

 

そう言ってマシュは去っていった。去って行くマシュの背を見つめながらヒットは自分の部屋に入る。そしていろいろ探っていると何やら7つの玉が見つかった

 

 

「なんだ……?この玉は。一つ星に二つ星、最後に七つ星か。本当になんだこれ」

 

 

ヒットは7つの玉について考える。その時、頭の中に言葉が浮かんだ。

 

 

『ドラゴンボール。合言葉を言えば神の龍が現れ、願いを叶えてくれるだろう』

 

 

「ドラゴンボール?いや名前はいい。それより願いを叶えられるだと……?本当にそんな事が……」

 

 

突然頭に浮かんだ言葉について考えていると、部屋の電気が消えた。急に電気が消えたことに驚いていると、警報が鳴り出した。何やら中央管制室で火災が起こったらしく、中央区画の隔壁が90秒後に閉鎖されるようだ

 

 

「火災だと……?中央管制室にいるやつは無事なのか?」

 

 

「……向かうか」

 

 

ヒットは部屋から出て中央管制室に向かう。その道中で立香とロマニ・アーキマンという医療部門のトップと遭遇し、ともに管制室へ向かう 

 

 

 

「酷い有様だな……」

 

「……生存者はいない。無事なのはカルデアスだけだ。ここが爆発の起点だろう。これは事故じゃない。人為的な破壊工作だ」

 

「そ、そんな!じゃあ誰がこんな事を……!!」

 

「それは……」 

 

『動力部の停止を確認す。電源量が不足しています。予備電源への切り替えに異常があります。職員は手動で切り替えてください。隔壁閉鎖まであと40秒。中央区画に残っている職員は速やかに──』

 

 

「……ボクは地下の発電所に行く。カルデアの火を止めるわけには行かない。君達は急いで来た道を戻るんだ。まだギリギリ間に合う。いいな、寄り道はするんじゃないぞ!!外に出て外部からの救助を待つんだ!」

 

 

そう言ってロマニは走り去っていく。残されたヒットと立香はもしかしたら生存者がいるかもしれないという淡い期待を抱いて瓦礫をかき分ける。するとアナウンスが聞こえてきた。ふと近くの瓦礫をかき分けていた立香を見ると薄紫色の髪の少女、マシュがいた。マシュが生きていたことにヒットは安心するが、アナウンスは流れ続け、レイシフト開始まで残り3秒と聞こえたところでヒットは気を引き締めた

 

 

『レイシフト開始まで2──1』

 

『全行程、完了。ファーストオーダー実証を開始します』

 

 

立香がマシュの手を握っている光景が見えたのが最後に、意識が落ちていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 




基本的にクラスアサシンのサーヴァントしか召喚しません。立香の方は他のクラスも召喚できるけど
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