【完結】わたしのかんがえたかっこいいるいずさま   作:Leni

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100.故郷からの便り

 ルイズとエレオノールが、『虚無』の魔法が込められたマジックアイテムを作り出したのは、教皇との会談から三日後のことだった。

 

「仕組みとしては、トリステインの秘宝である、空間を渡る扉を作り出す魔法の姿見と同じものよ」

 

 ロマリアから貸し与えられた大聖堂の一室で、ルイズはそんなことを言った。

 この部屋には、ルイズ、才人、エレオノール、コルベールの四人が集まっていた。

 彼らは、『虚無』のマジックアイテムである一つの手鏡を囲むように座っていた。

 

 教皇の新しい『虚無』の魔法『世界扉(ワールド・ドア)』が付与されたマジックアイテム。名付けて、『世界扉の手鏡』だ。

 仕組みとしては、手鏡の表面に小さな『世界扉』を一時的に発生させるというもの。

 

『虚無』の担い手でなくても発動できるし、その発動の際に精神力も消耗しないという一般的なマジックアイテムと同じ仕組みだ。よって、魔法が使えず精神力を持たない才人一人でも、その手鏡を起動することができる。

 トリスタニアの王の寝室とド・オルニエール領の屋敷地下を結ぶ、魔法の姿見と同じ仕組みであった。

 しかし、魔法の姿見のような大きな鏡には付与することはできなかった。ルイズはその差異について、『世界扉』の魔法がトリステインの姿見に込められた魔法よりも、より高度な『虚無』であるからだと考察していた。

 

「さて、じゃあ実行しましょうか。サイト、ちゃんと手紙は書いたのよね?」

 

 ルイズのその言葉に、才人はうなずいて彼らが囲むテーブルの上に封がされた便せんと、宝石が散りばめられた聖具を一つ、そして水を生成するマジックアイテムを置いた。

 それを見て、ルイズは面白そうに笑った。

 

「あら、いろいろ送るのね」

 

「ああ。この装飾品は、向こうへの仕送りだな。俺もこっちでちゃんと、手に職つけて稼げていますって伝えたくてな」

 

「立派ね。マジックアイテムは?」

 

「魔法がある世界にいるって信じてもらおうと思ってな。向こうで動くかは知らないけど」

 

「なるほど。良いチョイスじゃないかしら」

 

 そのルイズの言葉を聞き、才人は満足そうに笑みを浮かべる。そして、今度はテーブルの上にノートパソコンを置いた。

 電源を入れ、OSの起動まで待ち、そしてインターネット回線の接続アプリを起動する。ノートパソコン上でも、通信が確立次第、電子メールをすぐさま送れるようテキストファイルに文面を作成してあった。

 

「よし、じゃあ実行しましょう。サイト。手鏡を持って、あなたの故郷の家を思い浮かべるの。手紙を届けるのだから、家の中を想像するのよ」

 

 ルイズにそう促され、才人は『世界扉の手鏡』を手に取った。

 そして、頭の中で念じる。東京の一軒家。二階建て。二階には自分の部屋があり、一階には家族の団らんをしていたリビングがある。そのリビングには、家族三人が食事をするための食卓がある。

 想像するのは、そのリビングだ。食卓の上に、手紙を送るのが良いだろうと判断してのことだ。

 

 すると、『世界扉の手鏡』が輝きだし、鏡面が虹色に染まる。

 虹色に揺らめいていた鏡の表面は、やがて一つの光景を映し出した。

 それは、家族三人が囲んで食事を取れるような、少し大きめのテーブル。そこに、一人の女性が座って食事を取っている様子が見えた。

 その女性を見て、才人はハッとした。

 

「母ちゃんだ……」

 

 思わぬ人物の登場に、才人は動揺してしまった。その女性は、どこかやつれていて、目には隈ができていた。

 才人は、記憶にある母の姿との差異に、心が締め付けられるような思いになった。

 すると、女性は何かに気付いたのか、鏡面に向けて驚きの表情を浮かべていた。

 

「母ちゃん!」

 

 才人が、鏡の向こう側へと叫ぶ。

 すると、その声が『世界扉』を通じて届いたのか、鏡に映る女性は何かを叫んだ。

 しかし、それは才人には届かない。

 

「サイト……残念だけど、『世界扉』の魔法は光以外一方通行らしいわ。そして、向こうからは、世界に空いた穴は鏡面のようにしか見えないと聖下はおっしゃっていた。でもそうね。物を送れるのだから、こちらからの声は届くようね」

 

「……! 母ちゃん、俺だ、才人だ! 俺は無事だよ。俺は、俺は……」

 

 そこで才人は、言葉に詰まって何も言えなくなってしまった。

 そんな才人に、コルベールは黙ってテーブルの上の便せんを取り、才人に手渡した。

 

「……ッ! 母ちゃん、これからそっちに手紙を送るから、後で見てくれ。俺はちょっと遠くにいるんだ。でも、無事でやっているんだ。働いてもいる。結構稼いでいるから、仕送りも送るよ。詳しくは、手紙を見てくれ」

 

 才人はそう言って、手鏡に便せんと聖具、そして水生成のマジックアイテムを投入した。

 すると、それらは無事に世界を渡ったのか、向こうの食卓の上にそれらが落ちていった。

 それを見て、才人の母は涙を流しながら驚愕の表情を浮かべた。

 

「母ちゃん、痩せたなぁ。ご飯は食べているのか?」

 

 才人がそう言うと、才人の母は涙を流しながら何かを言った。しかし、その言葉は才人には聞き取れない。

 

「ごめん、母ちゃん。言葉は一方通行らしいんだ。そっちの声は聞こえない。ああ、そうだ。ノートパソコンを持ち込んでいるんだ。回線を解約していなかったらメールでやりとりもできる可能性があるらしいけど……」

 

 才人がそう言うと、鏡の向こうの母は、大きく首を縦に振り始めた。

 それを見て、才人は回線が解約されていないと伝えたいのだと察し、ノートパソコンのアプリケーションを操作した。

 すると、無事に接続は確立した。『世界扉』の魔法を通じて、電波のやり取りが行なわることが判明した瞬間だった。

 

「よし、繋がった! 後はウェブメールを起動して……」

 

 才人は慣れた手つきでノートパソコンのタッチパッドを操作して、ウェブブラウザを起動する。そして、ウェブメールの画面を開く。すると、怒濤の勢いでメールが流れ込んできた。

 

「うおっ、すげえ量のメール……」

 

 そのメールの件名を才人は眺める。ダイレクトメールがあった。友人からのメールがあった。寡黙な父からのメールがあった。そして、母からのメールが大量にあった。母からのメールは、毎日のように届けられていた。

 

「母ちゃん、メール送りすぎだろ……」

 

 才人がそう言うと、鏡面に映る母は、泣き笑いの表情を浮かべた。

 そして、才人はウェブメールの新規メール作成画面を開き、あらかじめ用意していたテキストファイルから文面をコピーアンドペーストした。送り先は、母のメールアドレスだ。

 送信ボタンを押して、才人は手鏡に向けて言った。

 

「母ちゃん。今、メールを送った。結構長いから、手紙と一緒に後でじっくり見てほしい。ああ、メールのやり取りは今後もできるから、父ちゃんにもよろしく言っておいてくれな! でも、毎日は送らなくてもいいから! これからは、いつでもやり取りできるからさ!」

 

 才人がそう言うと、鏡の向こうの母は、その場で泣き崩れ始めた。

 その様子に、エレオノールとコルベールはもらい泣きをして……ルイズはわずかに眉をひそめていた。

 

 

 

◆◇◆◇◆

 

 

 

 その日の夜。

 ルイズはエレオノールとティファニアと一緒に、女子会を開催していた。

 話題は、才人についてだ。

 

「そう。故郷と連絡がついたのね。よかった」

 

 ティファニアが、そう安心したように言った。彼女の両親はすでにいない。だから、仲のいい才人が両親と会えずとも手紙のやり取りができるようになったと知って、我がことのように喜んだ。

 しかし、その一方でルイズは険しい表情をしていた。

 それを見たエレオノールは、不思議そうな顔をしてルイズに尋ねた。

 

「どうしたのよ、ちびルイズ。何か不満なの?」

 

「姉さま。おかしいとは思いません?」

 

「何がよ」

 

「サイトの態度です。一年ぶりに生き別れた親の姿を見たのに、ちょっとあっさりし過ぎなんです」

 

「……そうかしら?」

 

 エレオノールが、ルイズの言葉にあまり共感できていない様子で首をかしげた。

 そんなエレオノールに、ルイズは言う。

 

「姉さまは、自立した大人だからあまり自覚がないかもしれませんが……わたしくらいの子供って、すぐにホームシックになるんですよ。魔法学院の一年生だって、入学して一ヶ月も経つと精神が不安定になる子って多いんです」

 

 そんなルイズの言葉に納得したのは、エレオノールではなく一年生のティファニアだ。

 

「確かにそうね。ミス・クルデンホルフも、寂しくて眠れないって言って、よくわたしの部屋に泊まりに来ていたわ」

 

 そういうものなのか、と親もとを離れて働いているエレオノールは腕を組んで考え込み始めた。

 そして、エレオノールは言う。

 

「ミスタ・ヒラガがそういう性質だっただけじゃないの?」

 

「そうだとよかったんですが……そこで一人、女子会に特別ゲストを呼んでおいたわ」

 

 ルイズはそう言うと、部屋の隅に置いてあった荷物の中から、布に包まれた一つの棒を持ち出してきた。

 そして、布を取り去ると、そこには一本の長剣が収められていた。

 

「あら、ミスタ・ヒラガのインテリジェンスソードじゃない。フネに置いてきたんじゃなかったの?」

 

 エレオノールのその問いに、ルイズは長剣デルフリンガーを鞘から僅かに抜きながら答える。

 

「サイトがノートパソコンを取りに行った時に、あまりにもうるさく叫んでいたらしくて、持ってきたらしいです」

 

「おう、うるさく叫んでやったぜ」

 

 ルイズの言葉に追従するように、デルフリンガーがそんなことを言った。

 

「で、特別ゲストのデルフリンガー。一つ、聞きたいことがあるの」

 

 ルイズは部屋のテーブルの上にデルフリンガーを置くと、彼に向けてそんなことを言った。

 

「俺は今、気分がいいからな。答えられることなら答えちゃうぜ?」

 

「『コントラクト・サーヴァント』の魔法は、使い魔に主への好意を刷りこんで逆らわないようにする効果があるって仮説があるのだけれど、本当?」

 

「ああー、それか……本当だな」

 

 そんなルイズとデルフリンガーのやり取りに、ティファニアはギョッとした顔を浮かべた。そして、アカデミーの首席研究員を務めるエレオノールは、その仮説が事実であることを知っていたため、ルイズの考えを察して眉をピクリと動かした。

 その最中にも、ルイズはデルフリンガーへの質問を重ねる。

 

「じゃあ、サイトがあまり故郷への帰還にこだわらないのも、それが理由かしら?」

 

「そうだなー。特に娘ッ子、お前さんが目の前にいるときはその傾向がつえーだろうな」

 

 そのデルフリンガーの言葉を聞き、ルイズは苦虫を噛みつぶしたような顔になった。

 そして、ルイズはその場で深呼吸をしてティファニアに振り向いた。

 

「テファ、一つ頼みがあるわ」

 

「えっ、何かしら」

 

「サイトに『忘却』の魔法を使ってほしいの」

 

「ええっ、何か記憶を消すの?」

 

「記憶というか……サイトの中にある『コントラクト・サーヴァント』の洗脳効果を消すみたいなこと、できる?」

 

「分からないけど……」

 

 ティファニアが困惑してそう返すと、デルフリンガーが淡々とした声で横から言う。

 

「できるだろうさ。その洗脳みてーのは、『ガンダールヴ』のルーンの効果だ。だから、同じ『虚無』の魔法なら必要なところを狙って打ち消せるぜ」

 

 その言葉を聞いて、ルイズは決意した。

 自身が才人に()めてしまった心の(かせ)を取り除いてやろうと。

 

 

 

◆◇◆◇◆

 

 

 

 その日の夜遅く。才人は自分に割り当てられた大聖堂の部屋でノートパソコンを開いて、『世界扉の手鏡』で両親とやり取りをしていた。

 どうやら、水生成のマジックアイテムは向こうの世界でも正常に動作したらしい。

 それで両親は才人の言葉をしっかりと信じてくれた。そして、今はインターネット上のチャットルームを通じて相談をしていた。どうにかインターネットを通じて音声のやり取りをできないかの相談だ。昨年リリースされたばかりのコミュニケーションツールが存在するらしいとは、才人の父の言葉だ。

 

 ちなみに、ノートパソコンにはマイクが内蔵されていないが、『世界扉の手鏡』はハルケギニアから地球へ一方的に声を届けることが可能だ。そこでコミュニケーションツールを使えば、地球からこのノートパソコンへ音声が届かせて双方向での会話が可能になるというわけである。

 

 才人の父はそのコミュニケーションツールを詳しく調べてみると発言して、チャットが途切れた。一方、才人の母はそこから、才人が異世界でどんな日常を過ごしていたかを根掘り葉掘り聞き始めた。

 律儀に才人がそれに答えていくと、突然、母がとんでもない文面を寄越してきた。思わぬ母の言葉を見て才人は赤面する。

 

 才人がその文面にどう言い返してやろうかと思った、その瞬間。部屋にノックの音が響いた。

 そして、返事も待たずに扉が開き、ゾロゾロと人が複数人やってきた。ルイズ、エレオノール、ティファニア。さらに、コルベール、ギーシュ、ルネだ。

 

「うおっ、こんな夜更けにみんなどうした?」

 

 才人が突然の来客にそんなことを言うが、先頭に立つルイズはそれを気にせず、周囲の面々に向けて言った。

 

「さあ、捕まえて」

 

 すると、コルベール、ギーシュ、ルネの三人が才人の腕を取って、動けないように拘束し始めた。

 

「うおおお! なんだなんだ!?」

 

 突然の暴挙に、抵抗しようとする才人。しかし、暗器を身につけておらず、鍛えられた男三人に押さえ込まれた才人は動けない。

 そんな才人に、ルイズが告げる。

 

「サイト。残念なお知らせがあるわ」

 

「な、なんだよ……」

 

「あなたが『ガンダールヴ』のルーンに洗脳されているって分かったわ」

 

「はあっ!?」

 

 まさかの言葉に、才人は驚愕した。

 

「洗脳って、いやいや、そんなこと……」

 

「そんなことあるの。サイトあなた、両親とやりとりができるようになったのに、帰りたくならないことを不思議に思わない?」

 

「……いや、それは俺にはこっちでやるべきことがあるわけで」

 

「そのやるべきことって、両親に無事な顔を見せてあげることよりも、本当にあなたにとって重要?」

 

 そんなルイズの言葉に、才人はグッと黙った。

 

「使い魔のルーンはね、使い魔に主人への好意を刷りこんで、故郷への帰還願望を薄めてしまうの。洗脳……偽りの記憶を植え付けられていると言ってもいいわね。だから……」

 

 ルイズはそこまで言って、ティファニアの方を見た。

 

「今からテファに、その偽りの記憶を消してもらうわ」

 

「おいおい、人の心に勝手なことすんなよ! 別に消さなくていいって!」

 

 才人は叫ぶが、この場にいる誰も才人の言葉を取り合わなかった。

 唯一、彼を拘束しているコルベールを除いて。そんな彼は、才人に諭すように言う。

 

「サイトくん。使い魔召喚の儀式は、神聖な儀式だ。それは、使い魔側は自身が使い魔となることを同意した上で、『サモン・サーヴァント』の扉をくぐるからなんだ。だからこそ、『コントラクト・サーヴァント』での好意の植え付けも禁忌とはされていない」

 

 才人は、自身が尊敬するコルベールのそんな言葉に耳を傾ける。

 

「しかし、ルイズくんが言うには、キミは『サモン・サーヴァント』のことを知らずに、好奇心で召喚の扉をくぐったらしいじゃないか。そこに同意はない。ゆえに、キミに刻まれたルーンの記憶は、正当なものではない。だから、一度それを消して、自分の心に向き合ってみるべきだよ」

 

 そう諭されて才人は納得したのか、抵抗していた身体から力を抜いた。

 

 そうして、才人は拘束を解かれ、素直にティファニアの魔法を受けることにした。

『虚無』の魔法、『忘却』。それが、才人に向けて放たれる。

 すると、才人は己の心の奥底にかかっていた鍵が外されるような感覚を覚えた。そして、涙が止めどもなく流れてくる。

 

 それをルイズ達はしばらく無言で見守った。

 才人が涙を流していたのは、三分ほどだっただろうか。彼は服の袖で涙を拭い、そして言った。

 

「はあ、母ちゃんの味噌汁が飲みてえ」

 

 その言葉を聞いて、ルイズは複雑そうな顔をして才人に問うた。

 

「帰りたくなったかしら」

 

「ああ、そうだな」

 

「じゃあ、聖下に言って……」

 

「でも、帰らねえよ」

 

「えっ!?」

 

 まさかの言葉に、ルイズは驚きの声を上げてしまった。

 

「どうして……?」

 

「親も大事だけどさ。俺、こっちでも大事なものができちまったから。ほら、この場にいるみんな、大事な仲間だ。それを置いて今さら帰れねえよ」

 

 その言葉に、周囲の皆が嬉しそうな顔になる。

 

「おお、サイト。ぼくもキミのことは、かけがえのない親友だと思っているよ」

 

 と、ギーシュが言い。

 

「教官にそう言われちゃあ、無理に帰れとは言えないな!」

 

 と、ルネが言い。

 

「そうやって子供は一つずつ大切な物を積み重ねて、いつか親元を離れていくものなのだろう」

 

 と、コルベールが言う。

 

 そんな男同士の友情をルイズとティファニアはまぶしそうな目で見ていた。

 だが、そんなやりとりに水を差すようにエレオノールが言う。

 

「その大事なものって、本当に仲間?」

 

「えっ?」

 

 才人が、エレオノールの方に振り向く。そんな彼女の前には、才人が起動していたノートパソコンがあった。

 そして、エレオノールの手には小さな杖がある。彼女は、『リードランゲージ』の呪文をこっそり使って、ノートパソコンの文字を盗み見ていた。

 そこに書かれていた文面をエレオノールは、言葉に出して読み上げようとした

 

「や、やめろぉ!」

 

 才人がとっさに止めに入ろうとするが、周囲を男三人に囲まれており、エレオノールのもとへと辿り付くことができなかった。

 エレオノールは、ニヤニヤと笑いながらノートパソコンの画面、インターネットのチャットルームに書かれていた才人の母の発言を皆に伝えた。

 

『才人、そのルイズって子が好きなんじゃない?』

 

『無理に帰ろうとしなくてもいい』

 

『好きな子がいるなら、そっちで頑張って捕まえちゃいなさい!』

 

 才人はひどく赤面した。

 ついでに流れ弾を受ける形となったルイズも赤面した。

 




・昨年リリースされたばかりのコミュニケーションツール
2003年リリースのSkype。2025年5月にサービス終了する、タイムリーなツールでもあります。
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