善意と悪意。
それは、お互いに相反する感情である。
善意とは、他人を思いやる感情。
悪意とは、他人を害する感情。
とある世界では、平和を守る為に戦う仮面ライダーと、人類を滅ぼそうとする悪意の人工知能、アークの戦いがあった。
だが、善意も行き過ぎれば害悪となる場合もある。
善意をラーニングした人工知能、ゼインが人類を滅ぼそうとする。
ゼアとアークは手を取り、ゼロスリーとなり、アウトサイダーズと共にゼインを止めた。
これは、とある世界のお話。
ある道路を、一台のバイクが走っていた。
「ふ〜っ…………やっぱり、ゼロスリー、かっこいいよな〜!」
そのバイクに乗った男は、そんなふうに言う。
彼は、
仮面ライダーが好きな人物だ。
特に、仮面ライダーゼロワンが。
そんな彼は今、バイクを走らせていた。
現在、帰宅中だ。
アウトサイダーズを見て、再びゼロワン熱が出てきたのだ。
「さてと、家に帰ったら、ゼロワンドライバーとかで遊ぼっかな」
悠人はそう言いながら、バイクを走らせる。
すると。
「ん?なんか眩しいな……………えっ?」
悠人がそう呟くと、目の前に車が迫っていた。
咄嗟のことに回避しきれずに、悠人は轢かれてしまう。
『嘘だろ…………⁉︎うっ…………⁉︎』
周囲の人の悲鳴が聞こえる中、悠人はそんな風に呟くと、意識が途絶える。
長谷川悠人の人生は、ここで終わった。
そして……………。
「良かった…………無事で……………」
そんな声がして、目の前の人が倒れる。
『…………俺、異世界に転生したのか?』
悠人はそう思った。
その理由は、目の前の人の服装が中世よりだったからだ。
それからしばらくして、長谷川悠人改めて、ユウト=イーウェルは、成人年齢である15歳を迎えようとしていた。
イーウェル家は、この世界では英雄と呼ばれているマーリンとメリダとは知り合いの関係だったが、ある日、ユウトを残して、全員が魔物に襲われて、亡くなってしまった。
その為、マーリンとメリダは、ユウトを引き取る事にした。
そんなある日、ユウトは元の家に赴いていた。
その理由は、改めて、身辺整理を行う為だ。
「……………この家も、すっかり埃っぽくなっちゃったな」
ユウトは家の中を見回しながらそう言う。
そんな風に呟いていると、ある扉が目に入る。
それは、地下室へと続いている扉だった。
「地下室?そんなのがあったのか?」
ユウトはそう首を傾げると、地下室の中に入っていく。
「ここが奥深くか。何があるんだ?」
「お待ちしておりました」
「待ってたよ」
「⁉︎」
ユウトがそう呟く中、男と女の声がして、ユウトが振り返ると、そこには、首元にリボンを付けた女性と、若干ボロボロの服を着た男性がいた。
見た目こそ人間だが、耳には、前世で言うところの、ヘッドフォンみたいなのが付いていた。
ユウトは、少しずつ感情が昂まりつつ、2人に問う。
「………ええっと、君たちは?」
「申し遅れました。私は、レイト様の秘書だった、イズと申します」
迅「僕の名前は迅だよ」
「イズに、迅か。俺はユウト。よろしくな。(やっべぇぇ!本物か!?)」
ユウトは、平静を装いつつ、心の中で歓喜する。
ユウトは、仮面ライダーゼロワンがとても好きで、ゼロワンに登場するイズと迅が目の前に居ることを喜んでいる。
「まさか、この地下室に来れるとは」
「どういう事?」
「ああ、悪意を持つ人が入ると、自動的に外に追い出されるんだよ」
「マジで?」
つまり、変な事を考えていたら、外に追い出されていたのだ。
ユウトは、ホッとため息を吐く。
そんな中、イズと迅の2人は、話していた。
「………どうやら、私たちの事を知っている様ですし、レイト様と同郷の人物の可能性が高いかと。」
「………なら、アレを渡しても問題はないよね?」
「はい」
「アレ………?」
2人がそう話すと、イズが、アタッシュケースを持ってくる。
「ユウト様。これをあなたに」
「あ、ありがとう。ええっと、これ、開けていいのか?」
「うん!開けて良いよ」
迅にそう言われ、ユウトはアタッシュケースを開ける。
その中には、黒が基調で、黄色いラインが入ったバックルと、バッタが描かれている黄色いデバイスが入っていた。
「ゼロワンドライバーに、ライジングホッパープログライズキー!?」
「やはり、知っていましたか」
「予想通りだね」
そう、このバックルとデバイスは、飛電ゼロワンドライバーとライジングホッパープログライズキーだ。
ユウトは感激と同時に、疑問を感じていた。
「何で、ゼロワンドライバーがこの世界にあるんだ………?」
「それを知りたければ、ゼロワンドライバーを腰に装着して下さい。」
「そうすれば、ゼロワンドライバーがこの世界にあるのと、僕たちヒューマギアがこの世界に居るのかを知れるよ。」
「分かった。」
ユウトはそう呟いた。
明らかに、世界のレベルが違うのだ。
ユウトは、アタッシュケースからゼロワンドライバーを取り出し、腰に当てる。
すると、ベルトが伸びて、自動的に装着される。
更に、ユウトの意識が、遥か頭上へと飛ばされていく。
「うわぁぁ!?」
ユウトが目を開けるとそこは、0と1が大量にある白い空間だった。
ユウトは、そこもまた見覚えがあった。
「やっぱり、ここって、衛星ゼアの中だよな………」
『その通り』
「!?」
ユウトは、突然した声に、驚きながら声がした方向へと向くと、1人の男性が居た。
そこに居たのは、少し痩せ気味の男性だった。
「ええっと、貴方は………?」
『残念ながら、その質問には答えられない。今の私は、ゼアに残した録画なのだからな。だが、名前を聞くと思うので、名乗っておこう。私の名はレイト。このゼロワンシステムを開発した、魔道具士だ。』
「レイト!?」
ユウトがそう聞くと、その男はレイトと名乗る。
レイトという名前は、聞いた事があるのだ。
それは、イーウェル家のご先祖の名前だ。
そこから、レイトは語って言った。
ゼロワンシステムや衛星ゼアは、レイトが作り上げた事。
それを、イーウェル家は守ってきた事などをだ。
「そうだったんだ…………」
『かつて、この世界は高い技術力があった世界だった。だが、その文明を滅ぼすほどの戦争が起きた。その際、私が開発したアークに、悪意をラーニングさせてしまい、アークは人類を滅ぼそうとした。私は、アークを止める為に、わざと爆破させた。その戦争と合わさって、前文明は滅びたのだ』
ユウトがそう呟く中、レイトはそう言う。
アークの出現や、前文明が滅びるほどの戦争などの話だ。
すると、レイトは口を開く。
『いきなり、こんな事を君に頼むのは、申し訳ないが、頼む。アークの脅威を止めて欲しい。このままでは、ゼロワンの世界や、前文明での悪夢が、この世界で再び起こってしまう』
「聞こえてはいないと思いますが……分かりました」
『君にゼロワンシステムを託す。ゼロワンドライバーは、生体認証により、初めて装着した君にしか使えない』
「なるほど………」
レイトはそんな風に頼み込む。
ユウトは、それを了承した。
ユウトが目を開けると、目の前にイズと迅が居た。
「うわっ!?」
「どうやら、レイト様と話し終えた様ですね」
「さて、改めて聞くよ、ユウト。ゼロワンとして、アークと戦うのか」
「…………分かった。アークと戦うよ。この世界の平和を守る為に」
ユウトが驚く中、イズと迅はそう聞いてくる。
それに対して、ユウトはそう答えた。
こうして、ユウトはゼロワンの力を受け継いだのだった。
今回はここまでです。
今回は、賢者の孫とゼロワンのリメイクです。
ゼロスリーやゼインといったゼロワン系列の新たな仮面ライダーが出てきましたが、現状の物だと取り入れるのが難しいという事で、リメイクしました。
それと、元々の物が、ユウトが高等魔法学院に通っていないので、シン達の出番が削られ気味だったので、賢者の孫とガッチャードと同様の感じにしました。
賢者の孫とゼロワンは、相性が悪い様に見えますが、実は、賢者の孫の世界は、前文明がかなり発達していたという設定があり、現代の文明と遜色ないという事で、前文明の遺産という形なら大丈夫かなと思いまして。
何せ、核戦争が起こって、文明が滅んだという設定があるので。
実際、レールガンだったり、アスファルトだったりが確認されているので。
ゼロスリーとゼインは出す予定です。
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