ゼンレスブレイクアウト 作:エイジャックス
白い髪の女は依然としてこちらにサーベルの剣先を向けている。どうやら武力行使もいとわないと言ったところだろう。
「剣をこちらに向けるのをやめてくれないか?俺に敵意はないんだ」
俺は左手を上に上げて首を振る。相手に伝わってくれという思いからの行動だ。このまま第二ラウンドとは少ししんどい。
「まずあなたが手に持つ
ソレとはおそらくライフルのことだろう。殺意を向けてくる相手が『その武器をくれたら仲良くするよ』と言われて『はいそうですか』と渡すバカがいるか?いないだろ。
「君の正体がわからないのに武器を捨てる?冗談はよしてくれ」
やるしかない。そう覚悟して銃口を白い髪の女に向けてトリガーを引く。
一発で仕留めてやる。
キン、そう金属になにかが弾かれる音がする。
「どうやら投降する気は無いようね」
こいつ、サーベルで銃弾を弾きやがった。どうやらこっちの方がさっきの化け物より化け物のようだ。
「どうしてこうなるんだ、畜生!」
瞬きして数秒後には白い髪の女は目と鼻の先にいた。早すぎる。
ガキっ
サーベルでAEKが弾き飛ばされる。攻撃手段を一つ失った。一瞬で白い髪の女は俺と距離を十メートルほどとった。
「あなたの武器を失った。無駄な抵抗はせずに投降したらどう?」
俺は投降するという考えが頭をよぎった。だが、白い髪の女がブラックゴールドやホワイトウルフの人間だったらどうする。下手したら拷問されて殺されるかもしれない。クソ、考えがまとまらない。
「タダで死んでたまるかよ!」
俺はナイフを抜いてかまえる。一瞬だ、一瞬の隙を狙って殺す。やるんだ、やるしかない。
「そう、あなたは諦めないのね」
そう言うと白い髪の女は
「そんなの聞いてねぇぞ!」
だが一か八かだやるしか道はない。サーベルを振りかぶった瞬間にナイフで首を掻っ切る。
上から振り下ろされるサーベルをすんでのところで避けて首元に向かってナイフを突き立ようとする。
「甘いわ!」
白い髪の女がそう言ってナイフを持った手を片手で掴む。細い腕からは考えられないほどの力だ。
「なんだと!?」
そのままもう一度サーベルが振り下ろされる。サーベルの刃は俺の首に触れる、その瞬間俺は意識を失った。
あるインターノットの掲示板
【衝撃】ゼロ号ホロウで話すエーテリアスが発見される
1:名無しのホロウレイダー
おい、みんなやべーぞこれ
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2:名無しのホロウレイダー
>>1 なにこれ
3:名無しのホロウレイダー
話してるじゃん、怖
4:名無しのホロウレイダー
なんて言ってるんだ?よく聞き取れん
5:名無しのホロウレイダー
>>4 『支配者になる』って言ってるな、それ以外は知らん
6:名無しのホロウレイダー
なにそれ、怖すぎ
7:名無しのホロウレイダー
>>1 そもそも本物なん?
8:名無しのホロウレイダー
>>7 わからん、けど投稿者が言うにはゼロ号ホロウの中でボンプが録画した映像らしい
9:名無しのホロウレイダー
こんなヤバそうなエーテリアスだったら対ホロウ六課がでるんじゃねぇの?
10:名無しのホロウレイダー
>>9 そんなことになったらゼロ号ホロウのなかで行動しづらくなるやんけ
11:名無しのホロウレイダー
うわぁエーテリアス迷惑すぎるやろ
12:名無しのホロウレイダー
早く解決してくればええけどなぁ…
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