僕が好きな花音ちゃんがヤンデレなわけがない!!(僕かの) 作:侍魂
今回は再会後の話です。ハロハピアッセンブル。
最後にアンケートがあります。よかったらどうぞ。
「ずっと……ずっと会いたかったよ」
「うん……僕もだよ」
商店街で金髪の少年、ステラと空色の髪の美少女、花音は再会を喜び抱きしめ合っていた。
〈ドラマの撮影かな?〉
〈あれって松原さんじゃない?〉
再会を喜ぶ二人だが、通り道なので通行人が見ていて二人は注目される。
「ふぇぇ……!!ど、どうしよう!?」
「そうだね。一旦この場から離れようか」
ステラは花音の手を掴んで引っ張っていく。
公園……
商店街から二人が少し歩くと公園があり一休みする。
「あ、ありがとう。スー君!」
「うん!どういたしまして!それよりもさっきから花音を尾行してたキミたちは誰?」
ステラは花音のお礼の言葉にニコリと微笑むと、目を鋭くさせて少し離れた木の裏を睨む。花音を背後に立たせ庇いながら千聖たちに問いかける。
(バレてる!?)
「仕方ないわね」
尾行していた事に気づかれていて焦る美咲と堂々と開き直る千聖。
千聖たちは降参して素直に木の裏から出る。
「尾行?……ふぇぇ!千聖ちゃん?こころちゃんに美咲ちゃんも!どうしたの?」
花音は親友の顔や同じバンドメンバーの顔があったので千聖たちの名を呟きながら不思議そうにしていた。
「花音の知り合い?」
「うん♪大切なお友だちと同じバンドメンバーだよ!」
「そっか……花音の友だちとバンドメンバーか……僕はステラ・ニッコリウスだよ!よろしく!」
「ニッコリウスさんね……ご丁寧にどうも。私は白鷺千聖よ」
「私は奥沢美咲です!」
三人は自己紹介をする。
千聖はステラ顔をガン見して観察していた。
「ビジュアルは合格……後は性格ね」
「千聖さん、見すぎですって」
「あはは、何か僕の顔についてる?」
親友の為にステラが怪しい男ではないか観察する千聖だが隠す素振りを見せずににガン見している。
そんな様子の千聖に美咲が小声で話しかけ、ステラは困ったように頬をかいて苦笑いしていた。
「そういえば……こころが大人しいけど……こころ?」
メンバーの中で一番はしゃぐとされる彼女が大人しくしていて、不思議そうに彼女を確認すると勢いよくステラに近寄る。
「ステラ、ステラじゃない!!あたしよ!こころよ!!」
「こころ!?久しぶりだね!」
「ええ。あたしの誕生日ぶりね!!ニッコリおじさんは元気?」
「うん元気だよ!父上の事をニッコリおじさんって呼ぶのこころだけだよ~」
「どうして?楽しい呼び方だからみんなもニッコリおじさんって呼んだら良いのに。不思議だわ」
ステラとこころは知り合いのようで楽しそうに話していた。
「スー君。こころちゃんと知り合いだったの?」
「うん。こころのお父さんに父上が何度もお世話になってるからね。以前彼女の誕生日パーティーで何度か会ってるんだ」
「へえーそうなんだ……こころちゃんと仲良いんだね……」
ステラの説明を聞いた花音は黒い笑みを浮かべる……
「花音……なんか怒ってる?」
「ううん♪何にも怒ってないよ♪」
「痛い!食い込んでるよ!!」
ステラの肩に手を置くと、彼女の細い身体の何処から力を入れたのかは分からないが力強く肩に食い込ませて苦痛の声を上げた。
「浮気するのはマイナス点ね」
「あのう……こころとはただの友だちだと思うんですけど」
ステラに対しての評価は続いていて、苦笑いしながらフォローを入れる美咲
「何か言ったかしら?」
「い、いえ何でもないです」
千聖が微笑むと、美咲は慌てて視線を逸らす。
「それで花音とはどういうお知り合いなのかしら?」
「ふぇぇ?私とスー君と?」
「そうだね……小さい頃出会ってよく遊んだ友達だね」
「えへへ。あの頃は楽しかったね。別れる時は沢山泣いちゃったけ……」
幼年期、道に迷い泣いている花音をステラが助けた。
ステラと花音はよく遊ぶようになり、その後ステラが海外に帰国する為に別れる。海外に帰った後は、二人は携帯で電話をしたり、メールしたり、手紙を書いて連絡をとっていた。
「スー君はこの町に来るのは久しぶりだよね?」
「そうだね」
「私が案内するよ!美味しいコロッケ屋さん知ってるんだ〜」
「分かったわ!!はぐみの家のコロッケね!!あのお店のコロッケはあたしも大好きよ!!」
何度も食べた事があるこころが笑顔で行き先を当てる。
花音がおすすめの食べ物屋、同じバンドのメンバーの親が営業している北沢精肉店を案内しようとするが……
「花音さん!?あたしが案内しますから!!」
花音はいきなり目的地と逆方向に歩いて行き、美咲はそんな花音を慌てて呼び止める。
「ふぇぇ!?ご、ごめんね美咲ちゃん!いつもありがとう。お願いします」
花音は超が付くほど方向音痴で、今回待ち合わせ場所にたどり着けたのは奇跡である。
「あはは……相変わらずだね!」
「き、気にしなくて良いのよ。苦手な事があるのは誰でも一緒なんだから」
苦笑いするステラとフォローを入れる千聖。
「北沢精肉店のコロッケは買ってきてあります」
「ありがとう。ソフィア」
「い、いえ。仕事ですから」
ステラや花音たちと年齢が変わらない白い服を着て、黒いサングラスをかけた赤髪の少女、ソフィアが目的地の北沢精肉店でコロッケを人数分買ってきてくれた。
「あのう……今日は黒服じゃないんですね」
美咲はいつもこころや自分たちを支えてくれる弦巻家に仕える黒服の事を思い出しながら、いつもとは違う白服を着たソフィアに問いかけると、ソフィアは否定するように首を横に振る。
「私は弦巻家の者じゃないわ」
「えーっと……じゃあ貴方は?」
「私はステラ様に使えるソフィアです。以後お見知りおきを」
ソフィアがぺこりと頭を下げると美咲にコロッケを渡し自己紹介する。
「もしかして、ニッコリウスさんって、こころの家と同じでお金持ちなんですか?」
「ステラでいいよ」
「あっはい分かりました!えっとじゃあステラさんで。あたしの事は美咲で大丈夫です」
「分かったよ。美咲。僕の家は……おう……普通かな?」
「普通ですか……」(絶対嘘だ!?普通の人の家に黒服さんみたいのいないって!!)
美咲は笑顔が引きつり心の中でツッコミを入れる。
「スー君は日本にいつまでいれるの?」
「父上には頼んであるし少しの間滞在するつもりだよ!」
「本当!?嬉しいな。これからはスー君と一緒にいれるんだね~」
「うん。僕も嬉しいよ。しばらくよろしくね!!」
「こちらこそ。よろしくね!」
二人は思い人と過ごせることに幸せそうにして会話する。
「しばらくね……見たところ貴方、私たちと同い年ぐらいよね?」
「うん。僕と花音は同じ年齢だよ」
眉を細め問いかける千聖に答えるステラ。
「やっぱり私と同い年なのね。しばらくいるって学校はどうするのかしら?」
「フッフッフ!……実は……飛び級で大学まで進学して、大学のカリキュラムは全部終わってるから大丈夫だよ~」
「そ、そう。貴方凄いのね」(この子日菜ちゃんと同じで天才なのね)
ステラが不敵に笑うと千聖は自分の知る天才お姉ちゃん子と一緒の部類に引きつった笑いを浮かべる。
「やっぱりスー君凄いね!」
「頑張ったからね。おかげで時間はかかっちゃったけど」
花音は自分のことのように嬉しそうに笑い、ステラは苦労した事を思い出して溜息を吐いた。
「ステラ、しばらく日本に滞在するのね!!……!?そうだわ!!良いこと思いついたわ!!今からステラの歓迎会をする為にハロハピ会議をするわよ!」
「今から!?……はいはい。分かったよ」
美咲がこころの突発的な行動に慣れているのか驚きながらも冷静に制服のポケットから携帯を取り出して、ラインのハロハピのグループにピンクのクマ、ミッシェルのスタンプを送る。
<緊急召集!!>
<うん!!分かった!!>
<了解した>
少し時間が経つとハロハピの残りのメンバーからメッセージが返ってくる。
「こころん!!みーくん!!お待たせ!!」
自分の親が営業する北沢精肉店で店番をしていた、花音と同じハロハピのメンバーでスポーツが得意なボイッシュなオレンジ色の髪の美少女、北沢はぐみが元気よく手を降りながら合流する。
「いいえ全然待ってないわよ!!」
「はぐみ、ごめんね急に呼び出して」
「ううん!はぐみもみんなと会いたいなと思ってたんだ!」
こころははぐみが来たので嬉しそうにしていて、美咲の謝罪の言葉にクビを横に振りながら笑顔で話すはぐみ。
「やあ待たせたね子猫ちゃんたち。おや、千聖もいたのかい?」
少し遅れて、最後のハロハピのメンバー、整った顔立ちで女子から人気の羽丘の王子と呼ばれる、紫の髪の美少女、瀬田薫も合流した。
「ええ!いたわよ。かおちゃん」
「かおちゃんはやめてよ//ちーちゃん//」
実は千聖と薫の二人は親同士が仲が良くて昔から交流があり幼馴染だ。
薫は昔の呼び方されて恥ずかしそうに顔を赤らめて素に戻り慌てる。
「うふふ。貴方も昔の呼び方に戻ってるわよ」
「や、やれやれお姫様は手強いな」
微笑む千聖に、薫はホっとしたようにため息を吐いた。
「はぐみは、はぐみだよ!よろしくね!!」
「僕はステラ・ニッコリウスだよ!よろしく!!」
はぐみは会った事ない人がいたので手を差し伸べ自己紹介する。
ステラも差し伸ばされた手を握り、二人は握手をしながら自己紹介した。
(おや?ニッコリウス……何処かで聞いたような……)
薫は何処かで聞いたような単語に記憶を思い出す……
「そうかキミはハピネ……ふっ、私としたことが野暮な質問だったようだね。私は瀬田薫だよ。よろしく頼む」
「ありがとう……」
「何の事かな?」
「ううん独り言だよ~よろしくね!!薫!」
「ああ。ステラ」
薫はステラの正体に気づいていて話しそうになるが口を閉ざして自己紹介をする。
そんな気遣いにステラは素直に礼を言い握手した。
こころの家・・・
「弦巻家の豪邸……噂には聞いていたけど本当に大きいわね……宮殿みたいだわ」
「うん。私も最初来たときは千聖ちゃんと同じ感想だったな~」
我が家であるこころはもちろん驚いてないが、何度も訪れたハロハピのメンバーである花音、美咲、薫、はぐみは慣れてしまったようだ。当然ステラも何度か来た事あるので驚きがない。
「ところで、こころちゃん……何で私までいるのかしら?」
「ええ!千聖は何かステラの事を気にしていたからよ!!なら一緒にハロハピ会議をしたら笑顔になれるわ!!」
「気にしていたって……ただ花音の為にステラ君が悪い人ではないか調べていただけよ」
「千聖ちゃん……ありがとう。私の為に」
「花音……当然よ。花音は私の大切なお友だちだから」
「千聖ちゃん……千聖ちゃんにそう言ってもらえるなんて嬉しいな。私も千聖ちゃんの事大切なお友だちだと思ってるよ!」
「花音……」
花音は千聖の手を優しく握ると優しく微笑んだ。
「かのシェイクスピアも言っていたよ……友情とは儚いものだと」
「えーっと……シェイクスピアでそんな言葉ないんだけど」
「あー気にしないでください。薫さんのはいつもの事ですから」
「ようするにかのちゃん先輩も千聖先輩も仲良しだって事だね!!」
薫の何時もの台詞に呆れながらも美咲が説明し、そんな薫の言葉に何度も頷くはぐみ。
「白鷺ちゃん……いや、千聖。花音の事大切に思ってくれてありがとう。花音は絶対に幸せにするよ……約束する。僕の事を信じてほしい」
「ステラ君……」
ステラの言葉を聞いた花音は顔を赤くして見つめる。しかし千聖は反対に目を鋭くさせ言葉を紡ぐ。
「信じてなんて言葉は誰でも簡単に言えるわ。努力も結構!だけど大切なのは結果よ。貴方はどうなのかしら?」
千聖は子役時代から過酷な状況を生き残ってきた。現実の厳しさを知っている。例え努力をしたとしても努力が実らずに芸能人生が終わった人を知っている。
「そんなの決まってるよ。花音が大切と思う人たちに認めて貰えるように頑張るよ」
千聖の紫色の綺麗な瞳を力強く睨みつける。
(彩ちゃん……)「花音の事お願いね。“ステラ”。うふふ。何だか娘と婚約してることを伝えてもらった父親の気分だわ」
厳しい現実とは別にバンド活動ををしてきたことで明るい未来があることも知っている。
彼女の瞳にはステラが同じアイドルグループの友だちと姿が重なって見える。
普段は頼りないが努力家で、女優の自分を含め、同じアイドルグループである、一度見た物を覚える天才お姉ちゃん大好き子、海外から来たブシドーモデル、実力高く知識が高いドラマー。
そんな個性豊かな彼女たちを導く信頼出来るリーダーの姿と。
「間違ってはないかもね」
「ふええ!?それって!?」
ステラの言葉に顔を赤らめながら大声を上げる花音。
「子供の頃の約束だよ。でも僕はそのつもりで来たんだよ」
ステラはポケットから太陽の紋章が描かれている指輪を取り出す。
「それは……スー君も持っててくれたんだね……私もちゃんと持ってるよ……スー君がくれた大切な指輪だから」
制服のポケットから月の模様が描かれた指輪を取り出す。
「花音」
「スー君」
「二人ともそろそろ会議を始めても良いかしら!!」
「あ、うん!」
「ごめんね//こころちゃん!」
黙って見つめ合う良い雰囲気の二人にこころが我慢が出来ずに問いかける。
「じゃあ会議を始めるわよ!!今回はステラの歓迎会よ!!」
こころがホワイトボードの前に立ち高らかに宣言する。
「いつもライブさせてもらってる遊園地でライブなんてどう?」
「……楽しそうね!!ライブにしましょう!!」
美咲の提案にこころは頷く。ステラの歓迎会をするためハロハピはライブをする事になる。
ライブ場所はハロハピのメンバーや沢山の人が頑張って人気を継続させた遊園地。
「ならジェットコースターに乗りながら演奏しましょう!!絶対に楽しいしみんな笑顔になれると思うわ!!」
「はぐみも良いと思うよ!!」
「ジェットコースター……儚いが新たな友のため……頑張ろうじゃないか!」
こころ、薫、はぐみが常識から外れて滅茶苦茶なことを言う。その後も言い続ける三人。
「花音から聞いてたけど……これがハロハピのミーティングなのね……日菜ちゃんがいっぱいいるみたいだわ……」
「ふええ!?み、美咲ちゃんどうしよう~」
頭を抑えながら同じバンドのメンバーを思い出す千聖とふえふえと言い慌てている花音。
「はいはい。まとめますよ~」
そんな彼女らの行動に慣れた仕草で美咲がバンドのライブでする事をまとめていく。ハロハピ会議は終わる。
帰り道……
ステラと花音はこころたちと別れた後一緒に帰っていた。
「ハロハピのみんな面白い子たちだったね~」
「そうだよ。みんな凄いんだよ。特にこころちゃんは私に勇気をくれたヒーローなんだ」
ステラの言葉に頷く花音は嬉しそうに初めてこころと出会った時を思い出す。
しばらく歩くと花音の家の近くに到着すると豪邸が建っていた。
「着いたね。今日からここが僕が住む家だよ」
「ふぇぇ!?スー君お隣さんなの!?」
「じゃあこれからよろしく」
驚く花音に子供が悪戯したようにウインクして家の中に入っていく。
ステラは花音の家のお隣の土地を買収して家を建て引っ越してきたのであった。
花音の家・・・
「ただいま!」
自宅に入り家族に挨拶をした花音は自分の部屋に戻る。
えへへこれからは一緒にいられるね……スー君
部屋に小さい頃のステラの写真とハピネール王國に帰国した後、成長したステラの写真が壁一面に貼ってある。
そして不気味に写真を見て笑う花音の姿が見られた。
千里さんが意地悪に書かれてますが千聖にとってそれぐらい最初の友だちの花音の事が大切だと思ってます。
次はライブの話になります。恐らく会話だけになると思いますが、ライブは何かこうしたら良いというアドバイスがあると助かります。
アンケート内容ですが
祥ちゃんを助けてCRYCHIC存続させるか、させないか。
AveMujicaが重すぎるのと祥ちゃんが可哀想すぎる。雨の中泣きながら歩いてるのは心が折れそう。他のメンバーも重たいし。全ての元凶は詐欺師。
せめて小説ぐらいは助けたいと思ってたら、最強光属性のこころちゃんと弦巻家。王族のステラ。これだけいたら流石に鬱展開はなさそう。
祥ちゃんを助けてCRYCHICを存続させるか
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CRYCHICを存続させる
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CRYCHICを存続させない