フォーミュラフロント(ウマ娘)のルール説明
通常リーグである”レギュラーリーグ”では通常4~6人のウマ娘でレースを行う。
レース中に起こる接触はU-ACの剛性のお陰で無問題。
むしろ接触…というより体当たりを推奨されている。
レース場は仮想現実、拡張現実で行われ、その情報はU-ACゴーグルに送られる。
U-ACゴーグルにはU-ACの各部パーツの状況が送信され、リアルタイムでコンディションを確認できる。
また、U-ACゴーグルには自身の時速、マップを確認するHUDが表示される。
〜マグノリア視点〜
「うっ…速い…!」
分かっては居たけど…全体的にハイスピードだ…!
現在は2番手。先頭を進むのはグリッド1のウマ娘だ。
大体3バ身離れたところを、私はついて行く。
フォーミュラフロントに使われるU-ACには噴射装置が付いている。
そのおかげか踏み込んだ時の加速力が凄まじいのである。
極め付けはAB(アサルトブースト)とQB(クイックブースト)だ。
「ABの使い道は分かるけど…QBは何処で使うの!?」
皆んなも使い方がいまいちピンと来ていないようだった。
…と、そんな事を考えていたら突如、グリッド3の”アンフィニ”が私に向かってタックルをして来たのだ。
「オラオラァ!そこを退きなぁ!」
「くぅ…しつこいっ!」
鍔迫り合いがこのまま続けば失速して…!
「…そうだ、クイックブーストで!」
ギュインッ!
「なっ…バカな!?」
クイックブーストで瞬間的に加速し、難を逃れる。
しかし今の鍔迫り合いで、グリッド1とグリッド4からは大きく離されてしまった。
「なんの…ここから追い詰めれば!」
<第一コーナーを曲がった先には数多の障害物が行く手を阻む!>
「…!?なんか高低差が激しくなって…」
「チッ、ローラーが活かせねぇじゃねぇか…!」
「あって良かった…四脚モード!」
「…。」
練習でもこんなコースはあったけども、いざ本番となると…
〜キタカゼチャージ視点〜
「この地形なら四脚モードを活かせる筈よ…!」
妹と夜なべして作ったこのパーツ…最初は何故四脚モードなんて必要なのかと思ったけど…
〜回想〜
「よぉ姉貴、やってるかい?」
「ん〜…ちょっと行き詰まってるかも…」
突然、私の所属するチームの部室に妹が入ってくる。
「ほんほん…おっ、そのパーツ見せてくれよ、なっ?」
「別にいいけど…」
「よっしもーらい。…おっ、このパーツ…」
「どうかしたの?」
「…なぁ姉貴、俺自作パーツをニコイチして作りてぇんだけど良いかな!?」
急に何を言い出すかと思ったらパーツを自作って…
「べ、別に良いけど…何を作るの?」
「へへーん、それは完成してからのお楽しみって奴だ!」
…なんだか不安なんだけど…
「成る程…?身体を壊さない程度にするのよ?」
「分かってるって!よーし腕が鳴るぜぇ!」
…パーツ製作開始から2日が経った。
妹はと言うと…
「ヴェアハッハッハァ!」
某神の様な奇声を上げながら妹が勢いよく立ち上がる。
「完成したの!?」
「駄目だぁ…()」
やっぱり駄目だったのね…
「んもう…私も協力するわ。一緒にやりましょう?」
「姉貴ぃ…!」
「…それに、フォーミュラフロント開始まで後4日しか無いからね。」
それからというもの、トントン拍子で製作が進んで行き…
「…っしゃあ!完成したぜ!」
「疲れたわね……四脚と二脚のハイブリッドタイプのパーツ。」
「あぁ、本当にありがとな姉貴!」
「礼を言うのはこちらよ、私の為にパーツを作ってくれて…」
「よせやい照れるぜ…」
「ところで…このパーツはどう言う局面で使えば良いのかしら?」
「ん?実用性なんかねぇぞ?」
…ウソでしょ?
「…えぇ…?」
「ってのは冗談だよ、冗談。このパーツはいざという時に、二脚から四脚、四脚から二脚に可変させる事が出来るんだ。これなら悪路や高低差のあるコースも比較的楽になる筈だぜ!」
「そ、そうなの…まぁ、有り難く使わせて貰うわね。」
〜回想終わり〜
「…行くわよ!」
<グリッド4、グリッド1のウマ娘をこの悪路の中追い詰めるっ!>
「初勝利は…私が貰うわっ!」
続く
投稿がかなり遅れました…