ウマ娘外伝<フォーミュラフロント>   作:ST-33-4

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ここからが初のレース描写です

フォーミュラフロント(ウマ娘)のルール説明

通常リーグである”レギュラーリーグ”では通常4~6人のウマ娘でレースを行う。

レース中に起こる接触はU-ACの剛性のお陰で無問題。
むしろ接触…というより体当たりを推奨されている。

レース場は仮想現実、拡張現実で行われ、その情報はU-ACゴーグルに送られる。

U-ACゴーグルにはU-ACの各部パーツの状況が送信され、リアルタイムでコンディションを確認できる。
また、U-ACゴーグルには自身の時速、マップを確認するHUDが表示される。





“GRID1234”

〜マグノリア視点〜

 

「うっ…速い…!」

分かっては居たけど…全体的にハイスピードだ…!

 

現在は2番手。先頭を進むのはグリッド1のウマ娘だ。

大体3バ身離れたところを、私はついて行く。

 

フォーミュラフロントに使われるU-ACには噴射装置が付いている。

そのおかげか踏み込んだ時の加速力が凄まじいのである。

極め付けはAB(アサルトブースト)とQB(クイックブースト)だ。

 

「ABの使い道は分かるけど…QBは何処で使うの!?」

 

皆んなも使い方がいまいちピンと来ていないようだった。

 

…と、そんな事を考えていたら突如、グリッド3の”アンフィニ”が私に向かってタックルをして来たのだ。

 

「オラオラァ!そこを退きなぁ!」

「くぅ…しつこいっ!」

 

鍔迫り合いがこのまま続けば失速して…!

 

「…そうだ、クイックブーストで!」

ギュインッ!

 

「なっ…バカな!?」

 

クイックブーストで瞬間的に加速し、難を逃れる。

 

しかし今の鍔迫り合いで、グリッド1とグリッド4からは大きく離されてしまった。

 

「なんの…ここから追い詰めれば!」

 

<第一コーナーを曲がった先には数多の障害物が行く手を阻む!>

 

「…!?なんか高低差が激しくなって…」

 

「チッ、ローラーが活かせねぇじゃねぇか…!」

 

「あって良かった…四脚モード!」

 

「…。」

 

練習でもこんなコースはあったけども、いざ本番となると…

 

 

〜キタカゼチャージ視点〜

 

「この地形なら四脚モードを活かせる筈よ…!」

 

妹と夜なべして作ったこのパーツ…最初は何故四脚モードなんて必要なのかと思ったけど…

〜回想〜

 

「よぉ姉貴、やってるかい?」

 

「ん〜…ちょっと行き詰まってるかも…」

突然、私の所属するチームの部室に妹が入ってくる。

 

「ほんほん…おっ、そのパーツ見せてくれよ、なっ?」

 

「別にいいけど…」

 

「よっしもーらい。…おっ、このパーツ…」

 

「どうかしたの?」

 

「…なぁ姉貴、俺自作パーツをニコイチして作りてぇんだけど良いかな!?」

急に何を言い出すかと思ったらパーツを自作って…

 

「べ、別に良いけど…何を作るの?」

 

「へへーん、それは完成してからのお楽しみって奴だ!」

…なんだか不安なんだけど…

 

「成る程…?身体を壊さない程度にするのよ?」

 

「分かってるって!よーし腕が鳴るぜぇ!」

 

…パーツ製作開始から2日が経った。

妹はと言うと…

 

「ヴェアハッハッハァ!」

某神の様な奇声を上げながら妹が勢いよく立ち上がる。

 

「完成したの!?」

 

「駄目だぁ…()」

やっぱり駄目だったのね…

 

「んもう…私も協力するわ。一緒にやりましょう?」

 

「姉貴ぃ…!」

 

「…それに、フォーミュラフロント開始まで後4日しか無いからね。」

それからというもの、トントン拍子で製作が進んで行き…

 

「…っしゃあ!完成したぜ!」

 

「疲れたわね……四脚と二脚のハイブリッドタイプのパーツ。」

 

「あぁ、本当にありがとな姉貴!」

 

「礼を言うのはこちらよ、私の為にパーツを作ってくれて…」

 

「よせやい照れるぜ…」

 

「ところで…このパーツはどう言う局面で使えば良いのかしら?」

 

「ん?実用性なんかねぇぞ?」

…ウソでしょ?

 

「…えぇ…?」

 

「ってのは冗談だよ、冗談。このパーツはいざという時に、二脚から四脚、四脚から二脚に可変させる事が出来るんだ。これなら悪路や高低差のあるコースも比較的楽になる筈だぜ!」

 

「そ、そうなの…まぁ、有り難く使わせて貰うわね。」

 

〜回想終わり〜

 

「…行くわよ!」

 

<グリッド4、グリッド1のウマ娘をこの悪路の中追い詰めるっ!>

 

「初勝利は…私が貰うわっ!」

 

 

続く




投稿がかなり遅れました…
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