男の娘な霊夢君はあべこべ郷にて今日とて安価   作:Aカップ腐女子ですがなにか?

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【閉話】とある少女の話

 

 

「ねぇ()()()()()?私の話聞いてる?」

 

「――え、アッハイ!もちろん聞いてますよ!」

 

 

えっとここは…ファミレス?

そうだ思い出した、今日は学校が早く終わったから親友のまなみちゃんと一緒にファミレスで女子会しに来たんだった…二人で"会"はおかしいかな?

 

 

「それ絶対聞いて無かったやつだよね…」

 

「アハハ…ごめんなさい、もう一回最初から説明してもらえませんか?」

 

「しょうがないわねぇ…私たちもそろそろ卒業なんだから、進路とかは決まってんのかって話!」

 

「そういえばそんな話でしたねぇ、ずずず…

 

「メロンソーダを飲むなメロンソーダを」

 

 

()()()()()()()()()()()()()()をストローで飲みながら考える。うーん…進路とか将来とか全然考えてなかったですねぇ~…

 

 

「神社って副業アリなんですかね?」

 

「さぁね…でもさーちゃんは奇跡起こせるわけだし、上手いこと"この神社は運気アップしますよ!"とか言ってお金と信仰集めてみたらん?」

 

「それが一番ですかね?諏訪子様と奈子様の為にももっと信仰を集めなきゃいけないですし!」

 

「今のところ信じてるのさーちゃんと私だけだもんねぇ~、私もさーちゃんみたいに姿が見えたらもっと信仰心も高まると思うんだけど…」

 

「アハハ…そういえば昨日の夜、いつもは諏訪子様も奈子様も身体が薄くて会話も難しいのに、ハッキリ見えて久々にお話も出来ました!お二人ともまなみちゃんにすっごい感謝してましたよ!…何か信仰心が強まるようなことしました?」

 

「ん?昨日の夜…多分ガチャで推しキャラの別衣装が当たったからかな?そん時に『さーちゃんと神様二人ありがとー!』って思ったからじゃね?」

 

 

そ、そんな理由で信仰心が…なんか複雑です。

でも一時的とはいえお話出来て嬉しかったなぁ…

 

 

「それなら私が代わりにガチャを引いて、お好きなキャラを引くことが出来たらもっと信じてくれますか?」

 

「えマジ!?信じる信じる!だからさーちゃんのラッキーパワーで引き当てちゃってよ!」

 

「奇跡をガチャに使うのは後ろめたい気もしますが…親友であるまなみちゃんの為なら張り切っちゃいます!」

 

「その意気だ!よし引けーい!」

 

 

ガラケーに表示されたガチャの画面、ボタン操作して…おりゃあ!

 

 

「…うおお!!ホントに当たったぁ!!」

 

「ちょ、ちょっと声が大きいですって…!」

 

「そ、そうだねごめん…てかもうこんな時間!?そろそろ帰らなきゃ…こんな田舎は街頭なんかないんだから真っ暗な中女子二人で帰ることになっちゃう!」

 

「そ、そうですね!こんな美少女二人が夜道を歩いてたら襲われちゃいます!」

 

「美少女って自分で言うのね…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いや~、奢ってもらっちゃってすみません」

 

「いいんだよさーちゃん…今までガチャで爆死し続けてきた私にとったらファミレス代なんて安いもんさ…」

 

「ふふ、そこまで喜んでもらえると張り切ったかいがありました!」

 

「次も期間限定ガチャがきたら頼むわよ!」

 

「えぇ~、どうしましょう?」

 

 

ファミレス代を奢ってもらった帰り道、夕日に照らされたまなみちゃんの綺麗な黒髪を眺めながら他愛もない話をする…あぁなんか、すっごい青春してるって感じます…

 

 

「なんか…いつもありがとうまなみちゃん」

 

「きゅ、急になによ…びっくりするじゃない」

 

「えへへすみません…夕日ってセンチメンタルな気持ちになっちゃいません?」

 

「あ~、それ分かるわよ。なんちゃらアワーっていうやつね!」

 

「そうでしたっけ?」

 

「多分合ってるわ」

 

「多分ですか」

 

 

「「・・・・・・・・・」」

 

 

や、やばい…私のせいでなんか変な空気になっちゃいました!ど、どうにか話題を、話題を振らないと…!

 

 

「ねぇさーちゃん」 「は、はいっ!」

 

「なに驚いてんのよ…それより私たち、多分卒業したら離れ離れになっちゃうわよね?」

 

「そ、そうですね…あまり、考えたくありませんが…」

 

「私だって嫌だけど、いずれ別れはやってくるわ」

 

「…」

 

 

まなみちゃんが遠くに行っちゃたら、私だけじゃなくて諏訪子様と奈子様も悲しむだろうなぁ…前にまなみちゃんと神社で遊んだ時に「もう一人娘が出来たみたいだ」って言ってましたし…

 

 

「でも今生の別れってわけでもないんだし、そんな落ち込まなくていいんじゃない?今時ガラケーで連絡取れたりするし、遠くても電車やら飛行機やらで会いに行けるし…」

 

「そうですね…でもまなみちゃんおっちょこちょいだからガラケー失くして、二度と連絡取れなくなりそう…」

 

「さーちゃんにだけはおっちょこちょいと言われたくないわね…それに失くしても、記憶が無くならない限り公衆電話とかから電話かけるわよ」

 

「じゃあ記憶もなくなっちゃったら?」

 

「そうねぇ…絶対忘れない合言葉とか決めておく?」

 

「あ~…それいいですねぇ~」

 

「私もさーちゃんも忘れなさそうな合言葉…あ、この前鍋パした時の"おでんのちくわと大根って擬人化したら絶対デキてるよね"とかどう?自分で言うのもなんだけどアレインパクト強くなかった?」

 

「合言葉って普通そんな長いもんですか?」

 

「普通じゃないから忘れにくくていいのよ」

 

「それもそうですね。そもそも記憶が無くならない事を祈ってますが…」

 

 

いざって時の保険が大事なのよ!そう言うと、夕日をバックにはにかむまなみちゃん…その笑顔は吸い込まれそうなほど綺麗で可愛くて、なんだか胸がドキドキしました…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな日常の思い出を、貴方が亡くなった今でも憶えています…

 

 

 




(本編の更新は)五日後くらいってことでして…この話が更新されてる時からしたら、あと三日後に更新かな?高評価や感想頂けると嬉しいな˙꒳˙) ガラケー時代にソシャゲガチャってあったのかな…?
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