無自覚自己犠牲体質の少年が幼馴染2人に娶られるまで(2人だけとは言っていない!)   作:究極の闇に焼かれた男

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ふとネタが思い付いたので試しに執筆して投稿しました。
バンドリ作品を書くのは何気に初めてなので至らない点も御座いますが、少しでも楽しんで頂ければ幸いです。


前語り

 

 

 

一昔前の話をしよう。俺には古い友人が2人ほど居る。

 

1人は大手の事業を手掛ける豊川グループの令嬢である少女こと「豊川祥子」。

もう1人は父が大御所お笑い芸人で、母が女優という珍しい経歴を持つ少女「若葉睦」。

 

余りにも住む世界が違う少女達と幼馴染としての関係を持っている俺は幼少頃から普通に考えたら凄いと考えつつも、俺のような何の取り柄も無い存在が彼女達と幼馴染で良いのだろうかという思いを抱きながら過ごしていた。

 

そんな思いを抱いていた俺だったが小学4年生の時に幼馴染の1人である睦が芸能人の娘として人々の注目を浴びることを望んでいないのを偶然にも気付いた。 当時の俺は睦にとってそれがどれ程の苦痛だったのかを良く分からずにいたが、それでも放って置けないと言う幼馴染としての感情に突き動かされる様にして俺は1人で苦しみや葛藤を抱え続ける彼女に"お悩み相談"と称して、彼女が抱く本音を人知れず引き出しては聞き手として接する様になっていた。

 

そのお陰かは知らないが、睦は人前ではないものの2人きりの時には本音を交えながら会話をする様になり、時偶だが笑顔を見せる様にもなった。

 

この時の俺は「睦の今後の為にも自分を他人とコミニュケーションを取る際に必要な練習相手だと思ってくれれば良い」くらいの考えで接しており、当時の睦が俺に対して向けている感情に気付けずにいた。

 

 

 

 

それから5年後、今度は幼馴染の1人である祥子の母親が病で亡くなった。

 

母親を深く愛していた祥子は当然の事ながら事実を受け止めきれずに茫然自失と言った状態へと陥ったが暫く経ったある日、祥子の口からバンドを結成しようと提案された。 突然の事に俺の思考は少しの間停止していたが、直ぐさま正気を取り戻すとともに事の経緯を聞く事にした。

 

話によると祥子と睦が通っている「月ノ森女子学園」で行われた音楽祭で「Morfonica」と呼ばれるバンドのライブを目にして、心を動かされた彼女は自分達もバンドを結成しようと思ったとの事らしい。

 

それを聞かされた俺は幼馴染の行動力の高さに呆れつつも、上手く立ち直れた彼女の提案を引き受け"マネージャー"という立ち位置となった。

 

 

 

 

しかし、それから数週間経ったある日の放課後、祥子が結成したバンド「CRYCHIC」は訳あって解散する事となった。

 

詳細は省くが簡単に言うと、祥子の口からCRYCHICを辞めると言う発言がされメンバーと口論になった末に解散する事となった。

 

俺と睦以外のメンバーは知らないがCRYCHICを脱退した直後の祥子は雨が降り頻る中、傘もささずに慟哭の叫びを上げながら歩いていた。

 

そんな祥子にどんな言葉を投げ掛けるべきか分からずに居た俺は、考えるのをやめて泣き叫ぶ祥子の隣をただ静かに歩くことしか出来なかった。

 

 

 

 

暫くして俺は祥子がCRYCHICを脱退した理由と、CRYCHICを結成してからの日々を彼女の口から聞き出すことに成功したが、あまりにも壮絶な日々を過ごしていた彼女の悩みを気付けなかった事を深く悔やんだ。

 

だからなのだろうか、俺は出来るだけ祥子に寄り添いながら彼女の負担を減らすべく奔走する様になっていた。

 

当初は性格も相まって遠慮気味な祥子だったが、必死に説得した末に手伝える事を一緒にしたり、時には彼女の自宅へと向かい料理を振舞ったりさせて貰える様になった。(睦の事もあり毎日とは言えないが、月・水・金・日を睦へと割振る形で火・木・土には必ず祥子の元へ訪れる様にしていた)

 

 

 

 

そんな日々を送り続ける様になってから一年後の現在、俺は人生最大の危機へと陥る事となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とある住宅外にある二階建ての一軒家、その寝室にて1人の少年が2人の少女によって壁際へと追い詰められていた。

 

 

「ようやく追い詰めましたわ"徹"。 さぁ、大人しく観念しなさい」

 

「お、落ち着け祥子!? それ以上は流石にマズイ。 下手をしなくても今後の活動にも支障を出す恐れがあってだな……」

 

「怖がらなくても大丈夫だよ、徹………この先何があっても徹が傍に居てくれるなら祥とわたしは頑張れるから」

 

「いやいや"睦"さん!? 貴方そんなキャラでしたっけ!?」

 

「睦もこう言ってますし大丈夫。 ですから徹───────ワタクシタチイッショニオチテクダサイ」

 

「祥の言う通り。 だから徹───────────────ニゲナイデ」

 

 

そう言いながら祥子と睦の2人は、壁際に追い詰められている少年こと「眞宮徹」に向けてハイライトオフの状態で徐々に距離を詰め始める。

 

 

「やめろ、ハイライトオフの状態でにじり寄ってくるな、服に手を掛けるんじゃ──────────────────ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」

 

 

必死に説得を試みる徹だったが、抵抗虚しく住宅外の一角に徹の悲鳴が木霊するのだった。

 

 

 

 

 

 

 

これは無自覚自己犠牲体質である1人の少年が幼馴染である2人の少女の為に色々と頑張った結果、何故か病んでしまた挙句に最終的に娶られるまでの物語である。(ただし娶ろうとする相手は幼馴染2人だけでは無いとする)

 

 

to be continued‥?




良ければ感想を頂けると嬉しいです。

いつか書く予定の短編、読むならどれがいい?

  • 睦&モーティスの一日マネージャー編
  • 祥子による追跡編
  • 徹、過労で倒れる編
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